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約束
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いつものように冗談まじりの会話をしながら
二人で選んで借りてきたビデオを観ていた。
出会ってちょうど4年目のクリスマスイブ、
観ていたのは『フォレスト·ガンプ』だった。
映画が終わり彼女が独り言のように呟いた。
「最後は一番好きな人のところに戻ったか」
やはり女性の目線は私とは違っていた。
「ずっと好きだったのはフォレストの方だけどね
あれだけ思い続けるのって偉いよ」
「違う、彼女のほうもずっと思ってたよ絶対」
「彼にあれだけのことして?」
私と意見が食い違ってちょっと不機嫌だったが
観てすぐ感想を言い合えることが楽しかった。
「ふーん、私達とはちょっと違うか?」
「いや僕達そのものだと思うよ
女性の境遇は全然違うけど」
「ふふふ、それを言わせたかったのだよ
五十嵐くん。やったー」
相変わらず子供のように無邪気に笑った。
この人と出会えて良かったと心から思っていた。
「なら、映画と同じように最後は必ず
二人一緒に居るって約束してよ、ね?」
「最後って、死ぬ時にはってこと?」
「違うよ、最後まで添い遂げるってこと」
「いいよ、でも聖子は美人でモテるから
聖子の方が守れるか心配かな」
「じゃあ例えばさ…二人が40歳過ぎても
まだ独身だったら必ず結婚するとか」
「いいねそれ、そうしよう」
「約束だよ、絶対に絶対に約束だからね
指切りしよ、指切り」
「子供か? もうわかったって」
こうして私には40歳過ぎるまで独身でいれば
彼女と結婚出来る権利が与えられることになった。
『仕方ないから結婚してあげる』だとしても
彼女とずっと一緒にいられることが嬉しかった。
彼女もまんざらでもない感じだったと思う。
今は週末だけ会いに来るような関係だけど
いつかは子供も出来て仲のいい夫婦になれるなら
何を犠牲にしてでも約束は守ろうと誓った。
いつになく彼女は楽しそうだった。
こんな約束がそんなに嬉しかったのか。
この時はまだその理由を知らずにいた。
二人で選んで借りてきたビデオを観ていた。
出会ってちょうど4年目のクリスマスイブ、
観ていたのは『フォレスト·ガンプ』だった。
映画が終わり彼女が独り言のように呟いた。
「最後は一番好きな人のところに戻ったか」
やはり女性の目線は私とは違っていた。
「ずっと好きだったのはフォレストの方だけどね
あれだけ思い続けるのって偉いよ」
「違う、彼女のほうもずっと思ってたよ絶対」
「彼にあれだけのことして?」
私と意見が食い違ってちょっと不機嫌だったが
観てすぐ感想を言い合えることが楽しかった。
「ふーん、私達とはちょっと違うか?」
「いや僕達そのものだと思うよ
女性の境遇は全然違うけど」
「ふふふ、それを言わせたかったのだよ
五十嵐くん。やったー」
相変わらず子供のように無邪気に笑った。
この人と出会えて良かったと心から思っていた。
「なら、映画と同じように最後は必ず
二人一緒に居るって約束してよ、ね?」
「最後って、死ぬ時にはってこと?」
「違うよ、最後まで添い遂げるってこと」
「いいよ、でも聖子は美人でモテるから
聖子の方が守れるか心配かな」
「じゃあ例えばさ…二人が40歳過ぎても
まだ独身だったら必ず結婚するとか」
「いいねそれ、そうしよう」
「約束だよ、絶対に絶対に約束だからね
指切りしよ、指切り」
「子供か? もうわかったって」
こうして私には40歳過ぎるまで独身でいれば
彼女と結婚出来る権利が与えられることになった。
『仕方ないから結婚してあげる』だとしても
彼女とずっと一緒にいられることが嬉しかった。
彼女もまんざらでもない感じだったと思う。
今は週末だけ会いに来るような関係だけど
いつかは子供も出来て仲のいい夫婦になれるなら
何を犠牲にしてでも約束は守ろうと誓った。
いつになく彼女は楽しそうだった。
こんな約束がそんなに嬉しかったのか。
この時はまだその理由を知らずにいた。
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