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手紙
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彼女の家から帰宅した私は、秋田への準備の前に
彼女からの最後の手紙を読んでいた。
ーーーーーーーーーー
あなた(五十嵐くん)へ
これを読んでくれているとしたらきっと
私はもうあなたに会えなくなっていると思います。
本当はそんなの絶対嫌だけど
あなたにどうしても伝えたかったことを書きます。
だからお願い、少し長くなるけど最後まて我慢して
読んで下さい。きっと今"大丈夫"って思ったよね。
あなたと初めて会った日、
あのクリスマスパーティー覚えてるかな?
でもね、本当はそのずっと前に会っていたの。
絶対びっくりする。裕子さんのお店に行った時、
あなたは秋物を試着していました。
試着室にいる間にお店に入ったから
気付かなかったと思うけど、
私はもうカウンターに座っていたの。
そしてお会計してすぐ帰ったでしょ?
それで、裕子さんに「今の人、感じいいね」
って言ったら裕子さんが
「じゃあ今度のパーティーで会ってみる?」
って。ね、びっくりでしょ。
本当は私の方からあなたに会いに行ったの。
初めてドライブしたのはあなたの赤い車だったね。
この人本当に車が好きなんだなって思った。
だから私の車も好きになってくれるかなって
車であなたに会いに行きました。あなたは私より
車のことばかりで「すごい」「カッコいい」の連発
悔しかったけど気に入ってくれて嬉しかった。
本当は紺の大きい方が好きだったように思えたけど
そこのところはどうなのかな?まぁ許すけど。
ドライブの後、初めてあなたの家にお邪魔した時は
本当は体調が悪くなってた私を優しくゆっくりと
休ませてくれたよね。あれはすごく助かったの。
ありがとう、正直に言うとしたら惚れたのだよ。
後輩君の件はすごく怒られて怖かったけど、
今思い出すと、あれでもっとあなたのことを
好きになった気がします。
なかなか本気で怒ってくれる人っていないよね。
怒られるのホントは嫌だけど。
私と結婚感について話したの覚えてるかな?
あの時は考えが違ったらどうしようかと思って
かなりドキドキしていたの。
でも、あなたは私のことを一番に考えてくれていて
あなたの真剣さと優しさが伝わって来ました。
年下君の事も、私の病気のことは知らない筈なのに
私が大切に思っていることを尊重してくれました。
そしてあの約束、覚えていますか?
私はあなたの願いを叶えることが出来ないかもと
勝手に決めつけて自分から距離を置いてしまった。
でも、あなたは物凄く大きな心で私を包むように
あの約束をしてくれたよね、私は幸せでした。
多分、40歳の私を見てもらう約束は
果たせないと思うけど
本当に大好きなあなたと結婚したかった。
あなたが私の一番大切な宝物でした。
私の前に現れてくれてありがとう、
私のわがままを沢山聞いてくれてありがとう、
私を愛してくれて本当にありがとう。
短い時間だったけど私には最高の時間でした。
追伸
私はもう居ないからあの約束は無効です。
だから、あなたは絶対に幸せになって下さい。
これが新しい約束だからね、指切り。
多分これを読んでる
大好きなパパとママへ
五十嵐さんは聖子が命を掛けて愛した人です。
私に何かあったら、必ずこの手紙を届けて下さい。
聖子より
ーーーーーーーーーーーーーーー
涙が溢れて止まらなかった。
そして彼女の大きな愛に包まれていた。
明日、有休取って秋田へ行くことにした。
※次回、最終話をお楽しみに
彼女からの最後の手紙を読んでいた。
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あなた(五十嵐くん)へ
これを読んでくれているとしたらきっと
私はもうあなたに会えなくなっていると思います。
本当はそんなの絶対嫌だけど
あなたにどうしても伝えたかったことを書きます。
だからお願い、少し長くなるけど最後まて我慢して
読んで下さい。きっと今"大丈夫"って思ったよね。
あなたと初めて会った日、
あのクリスマスパーティー覚えてるかな?
でもね、本当はそのずっと前に会っていたの。
絶対びっくりする。裕子さんのお店に行った時、
あなたは秋物を試着していました。
試着室にいる間にお店に入ったから
気付かなかったと思うけど、
私はもうカウンターに座っていたの。
そしてお会計してすぐ帰ったでしょ?
それで、裕子さんに「今の人、感じいいね」
って言ったら裕子さんが
「じゃあ今度のパーティーで会ってみる?」
って。ね、びっくりでしょ。
本当は私の方からあなたに会いに行ったの。
初めてドライブしたのはあなたの赤い車だったね。
この人本当に車が好きなんだなって思った。
だから私の車も好きになってくれるかなって
車であなたに会いに行きました。あなたは私より
車のことばかりで「すごい」「カッコいい」の連発
悔しかったけど気に入ってくれて嬉しかった。
本当は紺の大きい方が好きだったように思えたけど
そこのところはどうなのかな?まぁ許すけど。
ドライブの後、初めてあなたの家にお邪魔した時は
本当は体調が悪くなってた私を優しくゆっくりと
休ませてくれたよね。あれはすごく助かったの。
ありがとう、正直に言うとしたら惚れたのだよ。
後輩君の件はすごく怒られて怖かったけど、
今思い出すと、あれでもっとあなたのことを
好きになった気がします。
なかなか本気で怒ってくれる人っていないよね。
怒られるのホントは嫌だけど。
私と結婚感について話したの覚えてるかな?
あの時は考えが違ったらどうしようかと思って
かなりドキドキしていたの。
でも、あなたは私のことを一番に考えてくれていて
あなたの真剣さと優しさが伝わって来ました。
年下君の事も、私の病気のことは知らない筈なのに
私が大切に思っていることを尊重してくれました。
そしてあの約束、覚えていますか?
私はあなたの願いを叶えることが出来ないかもと
勝手に決めつけて自分から距離を置いてしまった。
でも、あなたは物凄く大きな心で私を包むように
あの約束をしてくれたよね、私は幸せでした。
多分、40歳の私を見てもらう約束は
果たせないと思うけど
本当に大好きなあなたと結婚したかった。
あなたが私の一番大切な宝物でした。
私の前に現れてくれてありがとう、
私のわがままを沢山聞いてくれてありがとう、
私を愛してくれて本当にありがとう。
短い時間だったけど私には最高の時間でした。
追伸
私はもう居ないからあの約束は無効です。
だから、あなたは絶対に幸せになって下さい。
これが新しい約束だからね、指切り。
多分これを読んでる
大好きなパパとママへ
五十嵐さんは聖子が命を掛けて愛した人です。
私に何かあったら、必ずこの手紙を届けて下さい。
聖子より
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涙が溢れて止まらなかった。
そして彼女の大きな愛に包まれていた。
明日、有休取って秋田へ行くことにした。
※次回、最終話をお楽しみに
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