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69.心臓に手
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ナツ先生をお姫様抱っこして廊下を歩いていれば、当然先生をお姫様抱っこしている生徒がいると注目の的になってしまうわけで、それに気づいたナツ先生は顔を赤らめて両手で顔を覆い隠してしまった。
それも仕方ないことだと思ったので、僕は少し駆け足で保健室に向かった。
そして保健室の前までやって来たわけだけど、ナツ先生をお姫様抱っこしているせいで扉を開けることは当然出来ない。なので、
「ナツ先生。扉開けてもらえませんか?」
お姫様抱っこしているナツ先生に頼むと、ナツ先生はノックもせずに勢いよくバン!と扉を開けた。
その行動に「マジか」と思いつつも、多分中にいるであろう保健室の先生の方がもっと驚いているだろうし、早く中に入って説明した方がいいと思い直して中に入った。
中に入ると白衣を着た女性が心臓に手を当てながら僕達を見ていた。
やっぱりいきなり扉を開けられてかなり驚いたのだろうね。
しかし、今は入ってきた僕達の姿を見て驚きと戸惑いが入り混じったなんとも言えない表情で僕達を見てきていた。
「えっと………。これはどういう状況なのかしら?」
どうにか言葉を絞り出して問いかけてきた先生。
「ナツ先生が腰を抜かしたので連れてきたのです」
僕の言葉で先生は僕がお姫様抱っこしているナツ先生を見つめた。
「腰を抜かしているかどうかはわからないけど、恥ずかしがっていることはわかるわね」
先生の指摘にナツ先生はさらに顔を赤くして僕の胸に顔を埋めてきた。
「ナツ先生。保健室についたので離れてくれませんか?」
「は、恥ずかしいからムリ………」
蚊の泣くようなか細い声でそんなことを言い出すナツ先生。
あいにく、こうし続けている限り恥ずかしい思いをするので、僕は早く離れた方がいいような気がするのだけれど。
しかし、恥ずかしいという思いが強くて頭が働いていないナツ先生は、僕の服を強く掴んできて離れようとはしない。
さて、どうしたものか。
相手が相手ならどんな結果になろうと構わずにお姫様抱っこを止めて落とすのだけど、流石にナツ先生をそのまま落とすわけにはいかないだろう。
なので、ベッドのところまで行くと落とす。
「キャッ!」
驚きの声を上げながらもナツ先生が僕の服を離さなかったので、引っ張られる形でベッドへ倒れ込んでしまった。
「おっと」
ナツ先生を潰さないようにベッドに手をついた。
「えっ………」
ナツ先生がかなり驚いて僕を見上げてきた。
いや、自分の行動の結果なのにそんなに驚かれても困るのだけど。
「うぅん!ここはそういう場所ではないのですけど」
「えっ、あ、その」
「えぇ。わかってますよ」
しどろもどろになっているナツ先生の手を引きはがして立ち上がった僕は先生の前に座るのだった。
それも仕方ないことだと思ったので、僕は少し駆け足で保健室に向かった。
そして保健室の前までやって来たわけだけど、ナツ先生をお姫様抱っこしているせいで扉を開けることは当然出来ない。なので、
「ナツ先生。扉開けてもらえませんか?」
お姫様抱っこしているナツ先生に頼むと、ナツ先生はノックもせずに勢いよくバン!と扉を開けた。
その行動に「マジか」と思いつつも、多分中にいるであろう保健室の先生の方がもっと驚いているだろうし、早く中に入って説明した方がいいと思い直して中に入った。
中に入ると白衣を着た女性が心臓に手を当てながら僕達を見ていた。
やっぱりいきなり扉を開けられてかなり驚いたのだろうね。
しかし、今は入ってきた僕達の姿を見て驚きと戸惑いが入り混じったなんとも言えない表情で僕達を見てきていた。
「えっと………。これはどういう状況なのかしら?」
どうにか言葉を絞り出して問いかけてきた先生。
「ナツ先生が腰を抜かしたので連れてきたのです」
僕の言葉で先生は僕がお姫様抱っこしているナツ先生を見つめた。
「腰を抜かしているかどうかはわからないけど、恥ずかしがっていることはわかるわね」
先生の指摘にナツ先生はさらに顔を赤くして僕の胸に顔を埋めてきた。
「ナツ先生。保健室についたので離れてくれませんか?」
「は、恥ずかしいからムリ………」
蚊の泣くようなか細い声でそんなことを言い出すナツ先生。
あいにく、こうし続けている限り恥ずかしい思いをするので、僕は早く離れた方がいいような気がするのだけれど。
しかし、恥ずかしいという思いが強くて頭が働いていないナツ先生は、僕の服を強く掴んできて離れようとはしない。
さて、どうしたものか。
相手が相手ならどんな結果になろうと構わずにお姫様抱っこを止めて落とすのだけど、流石にナツ先生をそのまま落とすわけにはいかないだろう。
なので、ベッドのところまで行くと落とす。
「キャッ!」
驚きの声を上げながらもナツ先生が僕の服を離さなかったので、引っ張られる形でベッドへ倒れ込んでしまった。
「おっと」
ナツ先生を潰さないようにベッドに手をついた。
「えっ………」
ナツ先生がかなり驚いて僕を見上げてきた。
いや、自分の行動の結果なのにそんなに驚かれても困るのだけど。
「うぅん!ここはそういう場所ではないのですけど」
「えっ、あ、その」
「えぇ。わかってますよ」
しどろもどろになっているナツ先生の手を引きはがして立ち上がった僕は先生の前に座るのだった。
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