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83.ムダに悪い笑み
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「そうだよ!おかしんだよ!」
猟師さんが急に叫んだのでびっくりした。
「どうかしましたか?」
「どうしたもこうしたも、普通、猿賊は生徒達の実力を考えたうえで2頭から5頭までの間で来るのが普通なんだ。それでも勝てるのは1割程。それを30頭相手にして勝つなんて………」
そう呟いた猟師さんの言葉に、なんでそんなことを言い出したのか理解出来た。
なるほど。普段は最高でも5頭までなのか。それなのに今回はその6倍来た上に、それに勝ってしまったから余計に驚き、そしておかしいと言い始めた、というわけか。
確かに猿達はすばしっこいし動きも連携がとれていたので普通にやったら苦戦してただろう。だけど、今回はリンもいたし、途中遊んだり奇襲したりと色々あったので、楽に倒すことが出来たところはある。
というか、リンが最初から本気を出していた場合、30頭ぐらい瞬殺出来ただろう。というか、もし本気のリンとやり合える猿がいるのならもうそれは猿とは違う生き物だろう。
「リンとコウだったらこれくらい楽勝ですよ。なっ」
なぜかドヤ顔で肩を組んできたユウの腰を僕は少し強く殴った。
「ぐはっ」
「楽勝ってわけじゃないからね」
「そうなの!?」
ハルがかなり驚いた様子で聞いてきた。
「そうだよ。初めから30頭で連携されてたらいくら僕とリンの2人でも勝てなかっただろうね。だからこそのコントや奇襲だからね」
「コントの部分は本気で俺1人に戦わせようとしてただろが」
リンがメンチを切りながら近づいてきた。
おっと。21頭を押し付けた怒りが再燃してしまったらしい。
「そんなわけないじゃん。ちゃんと途中で助けに入るつもりだったよ」
「入るつもりなかっただろが」
リンの睨みが強くなった。
はい。ありませんでした。そのまま倒してくれないかな~。なんて期待してました。
しかし、当然そんなことを素直に言うつもりはなく、シラを切ろう。
「あったよ。ホントにあったよ。だからそんなに睨まないで」
僕がリンを押し返すと、リンは大きなため息を吐いた。
「まぁ、勝ったからいいけどな」
「そうそう。勝ったからいいよね。それに、まだ時間あるから食材採取しないといけないしね」
「あ~。それもそうだな。と言いたいけど」
トシが困ったように指さした先では、未だに猟師さんが驚きから返ってこれていなかった。
「勝手に行動するわけにもいかないだろうな」
「そうだね」
知り合いだったらピコピコハンマーで殴って我に返らせるのだけど、初対面の年上にそれをするわけにもいかないので僕は座り込んだ。
「それに、周りから聞こえる声からすると、他のクラスの山に入った班も猿賊に襲われてるみたいだし、焦る必要はないだろうな」
ユウの言う通り、周りからは猿の鳴き声と人の叫び声と悲鳴と雄叫びが色んなところから聞こえてきた。
「さて、この中の何組が猿賊に勝てるのだろうか。結果が楽しみだぜ。クックック」
ムダに悪い笑みをユウがうかべているので、僕はピコピコハンマーでその頭を殴るのだった。
猟師さんが急に叫んだのでびっくりした。
「どうかしましたか?」
「どうしたもこうしたも、普通、猿賊は生徒達の実力を考えたうえで2頭から5頭までの間で来るのが普通なんだ。それでも勝てるのは1割程。それを30頭相手にして勝つなんて………」
そう呟いた猟師さんの言葉に、なんでそんなことを言い出したのか理解出来た。
なるほど。普段は最高でも5頭までなのか。それなのに今回はその6倍来た上に、それに勝ってしまったから余計に驚き、そしておかしいと言い始めた、というわけか。
確かに猿達はすばしっこいし動きも連携がとれていたので普通にやったら苦戦してただろう。だけど、今回はリンもいたし、途中遊んだり奇襲したりと色々あったので、楽に倒すことが出来たところはある。
というか、リンが最初から本気を出していた場合、30頭ぐらい瞬殺出来ただろう。というか、もし本気のリンとやり合える猿がいるのならもうそれは猿とは違う生き物だろう。
「リンとコウだったらこれくらい楽勝ですよ。なっ」
なぜかドヤ顔で肩を組んできたユウの腰を僕は少し強く殴った。
「ぐはっ」
「楽勝ってわけじゃないからね」
「そうなの!?」
ハルがかなり驚いた様子で聞いてきた。
「そうだよ。初めから30頭で連携されてたらいくら僕とリンの2人でも勝てなかっただろうね。だからこそのコントや奇襲だからね」
「コントの部分は本気で俺1人に戦わせようとしてただろが」
リンがメンチを切りながら近づいてきた。
おっと。21頭を押し付けた怒りが再燃してしまったらしい。
「そんなわけないじゃん。ちゃんと途中で助けに入るつもりだったよ」
「入るつもりなかっただろが」
リンの睨みが強くなった。
はい。ありませんでした。そのまま倒してくれないかな~。なんて期待してました。
しかし、当然そんなことを素直に言うつもりはなく、シラを切ろう。
「あったよ。ホントにあったよ。だからそんなに睨まないで」
僕がリンを押し返すと、リンは大きなため息を吐いた。
「まぁ、勝ったからいいけどな」
「そうそう。勝ったからいいよね。それに、まだ時間あるから食材採取しないといけないしね」
「あ~。それもそうだな。と言いたいけど」
トシが困ったように指さした先では、未だに猟師さんが驚きから返ってこれていなかった。
「勝手に行動するわけにもいかないだろうな」
「そうだね」
知り合いだったらピコピコハンマーで殴って我に返らせるのだけど、初対面の年上にそれをするわけにもいかないので僕は座り込んだ。
「それに、周りから聞こえる声からすると、他のクラスの山に入った班も猿賊に襲われてるみたいだし、焦る必要はないだろうな」
ユウの言う通り、周りからは猿の鳴き声と人の叫び声と悲鳴と雄叫びが色んなところから聞こえてきた。
「さて、この中の何組が猿賊に勝てるのだろうか。結果が楽しみだぜ。クックック」
ムダに悪い笑みをユウがうかべているので、僕はピコピコハンマーでその頭を殴るのだった。
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