82 / 85
82.ウキウキ
しおりを挟む
「終了」
最後の猿を仕留めたのでみんなの方を見ると、リンはまだ怒っている様子で、ユウは笑顔、ハル達は驚き顔で僕を見てきていた。
とりあえずは、
「リン。イェーイ」
リンにハイタッチしにいくと、
「はぁ」
ため息を吐きながらもハイタッチを返してくれたリンだったが、直後に首を絞めてきた。
「よくも裏切ってくれたな」
「あはは。お猿さん達のノリがよかったからつい、ね」
「つい、じゃねーよ」
「でも、最終的には僕の方が多く倒したんだからいいじゃないか」
「はぁ」
またため息を吐かれたけど、実際に僕の方が多く倒してはいるので文句は言えないだろう。
「ってか、俺が自分の紙風船割った直後の奇襲は流石にヒドくねーか?」
『ウキウキ』
リンの言葉に猿達も頷いているけど、
「リンやお猿さん達があの時の僕と同じ立場だったら、絶対同じことしてるでしょ?」
「まぁ、な」
『ウキウキ』
リンも猿達も同意してきた。
「だったらとやかく言ってこないでもらえるかな?」
僕の正論にリンも猿達もどこか納得いってなさそうだったけど、反論はしてこなかった。
「それに、元々30対2の時点で卑怯とか言ってられる状況じゃなくなってるよね?」
『ウキ………』
そういう話になってくると、当然ながらバツの悪い猿達はそっぽを向き始めた。
「というか、笑ってるけどユウが動けてたらもっと楽になってたってことも理解してよね」
僕達のやり取りを見て笑っているユウの頭をピコピコハンマーで叩いた。
「それもそうだな」
僕に続いてリンもピコピコハンマーでユウのおでこを叩いた。
「いや、それはお前達が俺を疲れさせたのが原因だから、俺は悪くねーだろが!」
「この後も山歩きするんだからペース配分考えてないユウが悪い」
「ユウがいたら、ユウが20頭相手して俺とコウで5頭ずつの配分になったのにな」
「いや!だからペース配分はお前達のせいだと何度も言ってるし!猿達の配分に関してはどう考えてもおかしいだろ!」
ユウが僕達を指さしてきたので、僕もリンもため息を吐いた。
「ペース配分は自分で考えるモノだよ、ユウ」
「猿達の配分もこれが妥当だぞ、ユウ」
『ウキウキ』
猿達も僕達の意見に同意して頷いてくれた。
「いや!お前達さっきまであんなに争ってたくせにどうしてなんで今はそんな風に結託出来るんだよ!」
「さっきの敵は」
「今の友」
『ウキキ』
僕はリンや猿達と肩を組んだ。
「それを言うなら昨日の敵は今日の友だろが!それでもおかしいことには変わりないけどな!」
「そうだよ!おかしんだよ!」
最後の猿を仕留めたのでみんなの方を見ると、リンはまだ怒っている様子で、ユウは笑顔、ハル達は驚き顔で僕を見てきていた。
とりあえずは、
「リン。イェーイ」
リンにハイタッチしにいくと、
「はぁ」
ため息を吐きながらもハイタッチを返してくれたリンだったが、直後に首を絞めてきた。
「よくも裏切ってくれたな」
「あはは。お猿さん達のノリがよかったからつい、ね」
「つい、じゃねーよ」
「でも、最終的には僕の方が多く倒したんだからいいじゃないか」
「はぁ」
またため息を吐かれたけど、実際に僕の方が多く倒してはいるので文句は言えないだろう。
「ってか、俺が自分の紙風船割った直後の奇襲は流石にヒドくねーか?」
『ウキウキ』
リンの言葉に猿達も頷いているけど、
「リンやお猿さん達があの時の僕と同じ立場だったら、絶対同じことしてるでしょ?」
「まぁ、な」
『ウキウキ』
リンも猿達も同意してきた。
「だったらとやかく言ってこないでもらえるかな?」
僕の正論にリンも猿達もどこか納得いってなさそうだったけど、反論はしてこなかった。
「それに、元々30対2の時点で卑怯とか言ってられる状況じゃなくなってるよね?」
『ウキ………』
そういう話になってくると、当然ながらバツの悪い猿達はそっぽを向き始めた。
「というか、笑ってるけどユウが動けてたらもっと楽になってたってことも理解してよね」
僕達のやり取りを見て笑っているユウの頭をピコピコハンマーで叩いた。
「それもそうだな」
僕に続いてリンもピコピコハンマーでユウのおでこを叩いた。
「いや、それはお前達が俺を疲れさせたのが原因だから、俺は悪くねーだろが!」
「この後も山歩きするんだからペース配分考えてないユウが悪い」
「ユウがいたら、ユウが20頭相手して俺とコウで5頭ずつの配分になったのにな」
「いや!だからペース配分はお前達のせいだと何度も言ってるし!猿達の配分に関してはどう考えてもおかしいだろ!」
ユウが僕達を指さしてきたので、僕もリンもため息を吐いた。
「ペース配分は自分で考えるモノだよ、ユウ」
「猿達の配分もこれが妥当だぞ、ユウ」
『ウキウキ』
猿達も僕達の意見に同意して頷いてくれた。
「いや!お前達さっきまであんなに争ってたくせにどうしてなんで今はそんな風に結託出来るんだよ!」
「さっきの敵は」
「今の友」
『ウキキ』
僕はリンや猿達と肩を組んだ。
「それを言うなら昨日の敵は今日の友だろが!それでもおかしいことには変わりないけどな!」
「そうだよ!おかしんだよ!」
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。
遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。
彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。
……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。
でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!?
もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー!
ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。)
略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる