僕は普通で平凡なモブ〜だって執事とメイドが最強なんだから〜

だらけたい

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24.気圧されつつ

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「誰かに聞いて知っているかもしれないけど、冒険者やパーティーのランクや注意点と規則について説明するわね」

 隣で悶絶しているイサナミさんをよそに、フィーナさんは説明を始めた。

 ランクについてはあげる気はないのだけれど、聞いておいて損はないことなので黙って聞くことにする。

「まず冒険者とパーティーのランクはGからSSSまでの10段階あって、新人の君たちは冒険者ランクもパーティーランクも当然だけどGランクだね」

「Gだって。最低ランクだって。ぷふっ」って

 もちろんそこは当然だろう。実力を見せたわけでもないしね。

 それなのに上のランクにされても困るね。

「カードに書いてある2つのG。左が冒険者ランクで右がパーティーランクね」

 なるほど。だから2つGが書いてあったのか。

「このランクをあげるための方法としては、1つはあそこのボードに貼ってある依頼を受けて達成すること」

 フィーナさんが指さした先には大きなボードがあり、たくさんの紙が貼られていて、今もソロだったりパーティーだったりの冒険者達が依頼の紙を見ていた。

「依頼の内容としては、採取・討伐・調査・護衛とかがあって、依頼の難易度によってこっちもGからSSSまでランク付けされているの。そして、受けることが出来る依頼は今のランクの1つ上のランクまで受けることが出来て、一定数の依頼を達成するとランクアップすることが出来るのよ。
 ただし、受けた依頼の失敗が続くと評価は当然マイナスになって、ランクアップが遠のくから自分達の実力にあった依頼を受けるようにすること!これは絶対に約束してね!」

 強い目と言葉でそう言ってくるフィーナさんに少し気圧されつつも、依頼を受けていいと父さんが言った場合はもちろん自分達の実力に見合った依頼を受けるつもりなので僕達は頷いた。

 そんな僕達を見てホッとするフィーナさん。

「もう1つのランクアップの方法としては魔物の討伐をして実力を証明した場合。
 魔物の討伐に関しては、討伐情報が自動的にギルドカードに記録されるので、それを元にギルドのほうが判断をしてランクアップがされるのよ」

「ギルドカードにそんなハイテクな機能が備わっているなんて」か。

 確かに驚きだよね。

 討伐情報が記録されるということは、このギルドカードはなんらかの方法で戦っている魔物が何かを判断している、ということだ。

 僕は感心しながらマジマジとギルドカードを見つめた。

「さらに、そのギルドカードにはパーティーの連携状況なども記録されるから、そこからパーティーの状態をギルドが把握してランクアップを決めたりアドバイスや人員補強案を出したりもするのさ」

 復活したイサナミさんが出来る女感を出しながら言ってくる。

「へぇ~。こんな小さなカードでそんなのことが出来るなんて、ホントにスゴいんですね」

 持ってるだけで魔物の討伐情報やパーティーの連携状況とかまで記録されるって、ホントにスゴいとしか言いようがなかった。

「ホントにスゴいカードだから、無くさないでね。あまりにも無くす回数が多い場合は、ランクダウンとかのペナルティが課せられる場合もあるからホントに気をつけてね」
『はい』

 大事なモノなので、早速上着の内ポケットにギルドカードをしまった。

「あと、パーティーのランクは今のメンバー、つまりルイくん達で言えば今の7人でのランクだから、もし今後この中の誰かがパーティーから抜けたり、逆にメンバーを増やした場合でもしっかりとギルドに報告してね。それによってパーティーランクが変わってくるから」

 それもそうかと思う。

 メンバーが増えると出来ることも増えて今まで受けれなかった依頼を受けることが出来るようになるし、減るとその逆になるわけだから、ギルドとしてはしっかりとそこら辺の管理はしたいよね。

「今のところ増やすつもりはないですし、減ることもないですからその点は大丈夫ですね」

 というか、抜けるとか増えるとか聞いて心配になったせいかリコフィスとオリフィスはさらに強く抱きついてきたし、キョウも後ろから抱きついてきた。

「そうみたいね」
「ホントに仲良しだね」

 フィーナさんもイサナミさんも微笑ましげに僕達を見ていた。

「次に規則だけど、細かな規則については色々ありすぎて説明に時間がかかるからその時々で説明するとして、とりあえず今まで覚えておいてほしいこととしては冒険者同士の喧嘩は絶対ダメだってことね。
 もし他の冒険者となにかトラブルになった場合はギルドに報告して判断をあおぐこと。それをしないで喧嘩などに発展した場合は最低でも冒険者資格の剥奪から、最悪だと犯罪奴隷落ちになる場合もあるから絶対に気をつけてね!」
『はい』

 他の冒険者とトラブルになるなんて面倒くさいことには絶対なりたくないね。

「おっ、早速フラグ立てたな」って。

 イヤなことを言うなよ。
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