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46.なんか違う
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「お兄ちゃん」
誰かの声が聞こえてきた。
「お兄ちゃん。お兄ちゃん」
少年の声?なんて思っていると、
「お兄ちゃん」
「うぅん」
聞こえてきた少年の声と揺らされる振動で僕は完全に目が覚めた。
目が覚めたので目を開けると、見えてきたのは土色の天井だった。
あぁ。こういう時にこそこの1言がピッタリだろう。
「知らない天井だ」
「余裕な発言だな」か。
まぁ余裕ではあるよね。
だって、ワザと捕まったわけだし。
それに、こういう時はなんかこれを言っておかないといけない気がしたからついつい呟いちゃったところはあるかもね。
「お兄ちゃん大丈夫?」
その言葉に起き上がって横を見ると、心配そうに僕を見つめる5歳くらいの犬耳を持つ犬人族の少年。
さらにその先に見えるのは牢屋の檻の鉄柵。
まぁそうだよね。牢屋に入れられてるよね。
「それは当たり前だろ」だよね。
これもわかっていたことだよね。
と、少年が心配そうに見てきているので、それに答えるほうが先だよね。
「うん。大丈夫だよ」
そう答えると、少年はホッとするように微笑んでいたので微笑みかえしながら体のほうを確認する。
体の方は痛みとかもないので、気絶している間に乱暴に扱われたということはないのだろう。
それに、子供だからだろうかそれとも牢屋に入れているからだろうか、手錠などで逃げ出さないように拘束するなんてこともされていない。
「手錠さらてないのはその両方が理由なんじゃね」か。
多分そうだよね。
流石に持っていた武器は回収されているけど。
「それも当たり前のことだろ?」だね。
僕達からすれば武器があっても暴れるつもりはないから持っていくことないのじゃないかなとか思うけど、相手からすればそんなことわからないし、当然の対応だよね。
そこでふと思った。
「そういえば、オリフィスとリコフィスは?」
「いや、今さらかよ!」と言われても。
ようやく頭が働いてきたのだから仕方ないだろ。
「一緒に連れてこられたお姉ちゃん達ならあそこに居るよ」
そう言って少年が指差す先を見ると、そこには5歳くらいの黒髪の少女に揺り起こされているオリフィスとリコフィスがいた。
少女に揺り起こされて起きた2人は少し寝ぼけていたみたいだが、すぐに状況を思い出したのか、起こしてくれた少女にお礼を言ってから僕の方へやって来た。
「ルイ。大丈夫?」
「どこか痛むところはない?」
「僕は大丈夫だよ。2人は?」
見た感じ2人の衣服が乱れた様子はないし、特に異常はなさそうだけど、やっぱり聞いておかないとね。
「体に異常はない」
「でも、武器は取られた」
「それは僕も一緒だよ」
でも、さっきも言ったけど、暴れるつもりもないので武器がなくても大丈夫だ。
「武器を持っていたということは、3人はもしかして新人冒険者なの?」
オリフィスとリコフィスを起こしてくれた少女が僕達の会話を聞いて驚いた様子で聞いてきた。
「よくわかったね」
僕達の見た目の年齢で武器を持っていた、という情報だけでは普通は新人冒険者に結びつかないと思うのだけど、少女は迷いなくそう言いきった、ということは、
「カリスナ達の考えた通りの展開になっているということか」だね。
どうやらここがルーキーイーター達のアジトだと考えていいだろう。
「私の前にいたお兄さん達がそうだったから」
少女の言葉に少年もうんうんと強く頷いていた。
「しかし、今はそのお兄さん達の姿は見えないということは………」だね。
どこか別の場所に連れて行かれたのだろうね。
そして、残ったこの少女と少年はどう見ても新人冒険者とは違うだろうから、やっぱり街中で起きている子供の失踪事件とルーキーイーターは同じ組織が行っている、ということで決まりだね。
「僕の名前はルイ」
「私はオリフィス」
「私がリコフィス」
オリフィスとリコフィスが自己紹介すると、2人の見分けがつかない少女と少年は何度も顔を見比べていた。
「君達の名前は?」
僕が問いかけると、オリフィスとリコフィスを見分けるのを諦めた2人は僕を見てきた。
「私はイヴィリア」
「僕はオルスニード」
ここで「よろしく」と言うのはなんか違う気がしたので微笑みかけると、2人も微笑み返してくれたことに、僕は少しホッとした。
誰かの声が聞こえてきた。
「お兄ちゃん。お兄ちゃん」
少年の声?なんて思っていると、
「お兄ちゃん」
「うぅん」
聞こえてきた少年の声と揺らされる振動で僕は完全に目が覚めた。
目が覚めたので目を開けると、見えてきたのは土色の天井だった。
あぁ。こういう時にこそこの1言がピッタリだろう。
「知らない天井だ」
「余裕な発言だな」か。
まぁ余裕ではあるよね。
だって、ワザと捕まったわけだし。
それに、こういう時はなんかこれを言っておかないといけない気がしたからついつい呟いちゃったところはあるかもね。
「お兄ちゃん大丈夫?」
その言葉に起き上がって横を見ると、心配そうに僕を見つめる5歳くらいの犬耳を持つ犬人族の少年。
さらにその先に見えるのは牢屋の檻の鉄柵。
まぁそうだよね。牢屋に入れられてるよね。
「それは当たり前だろ」だよね。
これもわかっていたことだよね。
と、少年が心配そうに見てきているので、それに答えるほうが先だよね。
「うん。大丈夫だよ」
そう答えると、少年はホッとするように微笑んでいたので微笑みかえしながら体のほうを確認する。
体の方は痛みとかもないので、気絶している間に乱暴に扱われたということはないのだろう。
それに、子供だからだろうかそれとも牢屋に入れているからだろうか、手錠などで逃げ出さないように拘束するなんてこともされていない。
「手錠さらてないのはその両方が理由なんじゃね」か。
多分そうだよね。
流石に持っていた武器は回収されているけど。
「それも当たり前のことだろ?」だね。
僕達からすれば武器があっても暴れるつもりはないから持っていくことないのじゃないかなとか思うけど、相手からすればそんなことわからないし、当然の対応だよね。
そこでふと思った。
「そういえば、オリフィスとリコフィスは?」
「いや、今さらかよ!」と言われても。
ようやく頭が働いてきたのだから仕方ないだろ。
「一緒に連れてこられたお姉ちゃん達ならあそこに居るよ」
そう言って少年が指差す先を見ると、そこには5歳くらいの黒髪の少女に揺り起こされているオリフィスとリコフィスがいた。
少女に揺り起こされて起きた2人は少し寝ぼけていたみたいだが、すぐに状況を思い出したのか、起こしてくれた少女にお礼を言ってから僕の方へやって来た。
「ルイ。大丈夫?」
「どこか痛むところはない?」
「僕は大丈夫だよ。2人は?」
見た感じ2人の衣服が乱れた様子はないし、特に異常はなさそうだけど、やっぱり聞いておかないとね。
「体に異常はない」
「でも、武器は取られた」
「それは僕も一緒だよ」
でも、さっきも言ったけど、暴れるつもりもないので武器がなくても大丈夫だ。
「武器を持っていたということは、3人はもしかして新人冒険者なの?」
オリフィスとリコフィスを起こしてくれた少女が僕達の会話を聞いて驚いた様子で聞いてきた。
「よくわかったね」
僕達の見た目の年齢で武器を持っていた、という情報だけでは普通は新人冒険者に結びつかないと思うのだけど、少女は迷いなくそう言いきった、ということは、
「カリスナ達の考えた通りの展開になっているということか」だね。
どうやらここがルーキーイーター達のアジトだと考えていいだろう。
「私の前にいたお兄さん達がそうだったから」
少女の言葉に少年もうんうんと強く頷いていた。
「しかし、今はそのお兄さん達の姿は見えないということは………」だね。
どこか別の場所に連れて行かれたのだろうね。
そして、残ったこの少女と少年はどう見ても新人冒険者とは違うだろうから、やっぱり街中で起きている子供の失踪事件とルーキーイーターは同じ組織が行っている、ということで決まりだね。
「僕の名前はルイ」
「私はオリフィス」
「私がリコフィス」
オリフィスとリコフィスが自己紹介すると、2人の見分けがつかない少女と少年は何度も顔を見比べていた。
「君達の名前は?」
僕が問いかけると、オリフィスとリコフィスを見分けるのを諦めた2人は僕を見てきた。
「私はイヴィリア」
「僕はオルスニード」
ここで「よろしく」と言うのはなんか違う気がしたので微笑みかけると、2人も微笑み返してくれたことに、僕は少しホッとした。
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