思いつきから始まるムダ話

だらけたい

文字の大きさ
2 / 3

♪ある日

しおりを挟む
 昔むかしあるところにおじいさんとおばあさんが暮らしていました。

 おじいさんは山へ芝刈りに、

♪ある日(ある日)
 山の中(山の中)
 くまさんに(くまさんに)
 出会った(出会った)♪

「グァー!」
「ギャー!」

 おばあさんは川へ洗濯に、

♪ある日(ある日)
 川辺でも(川辺でも)
 くまさんに(くまさんに)
 出会った(出会った)♪

「グァー!」
「キャー!」

 すると、そこへ大きな桃がどんぶらこ~どんぶらこ~と流れてきました。

♪ある日(ある日)
 くまさんは(くまさんは)
 大きな(大きな)
 桃を(桃を)
 拾って美味しく~
 いただきましたとさ~♪

 昔むかしあるところに、赤ずきんという可愛らしい少女がいました。

「赤ずきん。おばあちゃんのところへパンとワインを持っていってくれる?」
「うん。いいよ」

 お母さんにお使いを頼まれた赤ずきんは、おばあちゃんが住んでいる森へと向かいました。

 森の入り口へとやって来た赤ずきん。すると、

「やぁ赤ずきんちゃん。どこに行くのかな?」

 声をかけてきたのはオオカミさんでした。

「こんにちは、オオカミさん。今からおばあちゃんのところにパンとワインを届けにいくの」
「そうか。赤ずきんちゃんは偉いな。でも、森の中は危ないから気をつけて行くんだよ」
「うん。わかった。バイバイ。オオカミさん」
「バイバイ赤ずきんちゃん」

 森へ入っていく赤ずきんを見送ったオオカミさんは、

「くくく。先回りしてまとめて。くくく」

 オオカミさんと別れて森の中を歩いていた赤ずきんは、道端に生えているキレイな花に気づきました。

「このお花を持っていけばおばあちゃんはもっと喜んでくれるかな」

 そんな思いから赤ずきんがお花を摘んでいると、

♪ある日(ある日)
 森の中(森の中)
 くまさんに(くまさんに)
 出会った(出会った)
 花咲く森の道~
 くまさんに出会った~
 くまさんの(くまさんの)
 言うことにゃ(言うことにゃ)
 お嬢さん(お嬢さん)
 お逃げなさい(お逃げなさい)
 スタコラサッササ~のサ~
 スタコラサッササ~のサ~♪

 くまさんの忠告通り森を出て家に返ってきた赤ずきん。

「あら、赤ずきん。もうおばあちゃんのところに行ってきたの?」
「ううん。森で会ったくまさんが逃げろって言うから帰ってきたの」
「あら、そう。それじゃあ仕方ないわね。おばあちゃんのところへは明日行きましょう」
「うん!」

 その頃おばあちゃんの家では、

(コンコン)

「はいはい。どちら様?」

 おばあちゃんが扉を開けると、

♪ある日(ある日)
 扉を(扉を)
 開けると(開けると)
 そこには(そこには)
 大きなくまさんが~
 立っていましたよ~
 くまさんの(くまさんの)
 言うことにゃ(言うことにゃ)
 おばあちゃん(おばあちゃん)
 お逃げなさい(お逃げなさい)
 スタコラサッササ~のサ~
 スタコラサッササ~のサ~♪

 くまさんの忠告に慌てて逃げ出したおばあちゃんは赤ずきんの家へとやって来ました。

「おばあちゃんもくまさんにそう言われたの?」
「赤ずきんもかい?」
「うん」
「だったら逃げてきて正解だったのだろうね」

 その頃おばあちゃんの家では、

(コンコン)

「くくく。赤ずきんより先回り出来たし、まずはおばあちゃんから」

(ガチャ)

「ガァー!」

 扉が開いたので大口を開けて飛びかかろうとしたオオカミさんでしたが、

♪ある日(ある日)
 扉が(扉が)
 開けば(開けば)
 そこには(そこには)
 大きなくまさんが~
 立っていましたよ~♪

「グァー!」
「ギョェー!」

 そんな森の別の場所では猟師が1人歩いていました。

♪ある日(ある日)
 森の中(森の中)
 くまさ♪

(バン!)

 昔むかしあるところに、金太郎という力持ちの少年がいました。

 金太郎は毎日山へ言っては、山の動物達と稽古をしていました。

 しかし、今日はなぜかいつも来るはずのくまさんが来ません。

「どうしたんだろう?」
「金太郎に相撲で負けたから特訓してるんじゃないか?」
「くまさん負けず嫌いだからね」
「強くなったらひょっこり現れて金太郎に再戦しにくるんじゃないの?」
「そうだな。だったらその時に負けないように俺も特訓しないとな!」

 そうしてそれから毎日特訓をした金太郎はみるみる強くなり、日本一の侍と言われるまでになったのでした。

 めでたしめでたし。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

処理中です...