異世界転生配信〜はぁ?なんだそれ!ってか異世界転生すら聞いてないぞ!〜

だらけたい

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1.見つけたゲーム

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 夏真っ盛りとあって今日の最高記憶は35度を超えると天気予報で言っていたこともあり、俺は外に出ることを諦めた。

 となると何をするか。

 手に持っているスマホを見る。

「ゲームでもするか。ってあれ?」

 スマホ内にゲームがないだと?

「あっ、そっか」

 昨日までやっていたゲームは飽きたからアンインストールしたんだっけ。

 つまり、ゲームをしたいなら新しいゲームをインストールしなければいけないわけだ。
 というわけで早速新しいゲームを探し始めたのだが、

「どれもイマイチだな」

 しかし、スマホの中にゲームを入れていないといざという時の暇つぶしに困るので何か一つでも入れておきたい。

 なので、さらに探していると、

『異世界で新しい人生を始めてみる気はないかい?』

 なんとも壮大なキャッチコピーのゲームを見つけた。(名前は何故か思い出せないのは、多分何かの陰謀のような気がする)
 しかし、PVやキャラ画像、戦闘シーン画像などが全くなく、わかる情報がキャッチコピーとジャンルがMMORPGということだけ。そんなシンプルとも手抜きとも取れるゲーム。

「どうするか」

 なぜだか凄く気になっているのでやってみたい気持ちが強いのだが、やっぱりキャラや戦闘シーン画像すらないってのがなんともいえない。

 普通は宣伝のために最低でもキャラ画像や戦闘シーン画像ぐらい作るだろう。

 そう考えると、キャラや戦闘シーン画像すら作れないくらい予算のない駄作なのか、そんな宣伝をする必要のないくらいの自信作なのか。二つに一つ。

 不安と期待が半々のなか、それでもやりたい気持ちが強いのでとりあえずインストールすることにした。

「駄作ならすぐにアンインストールすればいいだけだしな」

 ゲームのインストールが完了したので早速起動させると、初回起動のインストールやオープニングムービーすらもなくタイトル画面(やっぱりタイトルは思い出せない)にやってきた。

 うん。駄作の予感。
 オープニングムービーはともかく、初回起動のインストールすらないのはいくらなんでもありえないだろ。
 一応、戦闘シーンとか見てみたいからするけど、多分かなりの人がこの時点でアンインストールしそうな気がする。

 というわけでログインすると当然ながらキャラクター作成画面が現れた。

 まずは性別。
 たまに女を選択してネカマをすることもあるけど、今回は素直に男を選択。

 すると、画面には透き通った蒼い眼と頂点が紅で毛先に向かうにつれシルバーに変化していくという特徴のある髪色の少年キャラが現れた。

 キャラの作りはしっかりしてるな。ってか、これにこだわりすぎたとかいう理由で他がおろそかになったとかありえないよな?

「まさか………な」

 苦笑しつつ流石にこの髪色は変更したいと思ったのだが、変更する場所がない。

 えっ?まさか自分でキャラを作ることができない仕様なのか?
 MMORPGって普通自分好みのキャラを作って遊べるのがウリのはずなのにそれすら出来ないって………。

 やっぱり駄作の予感。ってかほぼ確定だな。

 しかし、このキャラ自体は好きだ。髪色の派手さは別として。
 だからこそ続けるかどうか悩んでしまう。

 でも、アンインストールするならするで、また違うゲームを探さなくちゃいけなくなる。

「それはそれでめんどくさい」

 なのでこのまま続けよう。

 というわけで次のスキル選択画面に移ったのだが、選択出来るスキルの数が多すぎて画面が文字で埋まった。

 軽く流して見てみたが、剣や槍などの武器スキルから始まり、火魔法や水魔法などの魔法スキル、鍛冶や調合などの技能スキル、釣りや料理などの趣味スキルと多彩なスキルがあった。

「この中からスキルを五個選べと」

 見た目をイジれない分スキルの組み合わせで個性が出せるってわけだな。
 確かにスキルの組み合わせだけで何億通りも出来るから十分個性が出るな。

 でも、

「こんだけスキル考える時間があるならもっと他のことも考えろや!運営はバカなのか!?」

 不満を叫んだことで少しスッキリしたし、頑張ってスキル編成を考えるか。
 とはいえ、なんとなくのスキル編成はもう頭の中にある。

 こういうMMORPGでの俺のプレイスタイルは生産職だ。
 なので、とりあえず錬金・鍛冶・調合の技能スキルと、魔法スキルの付与は確定で、あと一つ。

 戦闘する気はないから武器スキルと魔法スキルはパス。趣味スキルはあとからでも取れると思うからこれもパス。

 となると技能スキルからってことになるけどどれがいいのか。
 色々見ていく中で、最終的に気になって取ったスキルは並列思考だった。

「これでよし」

 というわけで完了のボタンを押した瞬間、俺の意識はそこで途切れた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

神「さぁ始まりましたよ!異世界転生配信~はぁ?なんだそれ!ってか異世界転生すら聞いてないぞ!~が!読者の皆さん、楽しんでもらえてますか!?」
天使「まだ一話なんですから楽しむとかないでしょ。それより神ってなんですか?あなたただの作者でしょ?」
神「小説にとって作者は神なんだから間違えじゃない!」
天使「かもしれないですけど、自分で言いますか?」
神「俺は言う!」
天使「はぁ。もういいです。それより作中にあった、

(名前は何故か思い出せないのは、多分何かの陰謀のような気がする)

って、ただただあなたがゲームの名前を考えるのをめんどくさがっただけの話ですよね?」
神「そ、そんなわけないだろ」
天使「視線反らしてどもった時点で確定ですよ」
神「陰謀なんだよ!それでいいんだよ!だから二話に行くぞ!」
天使「逃げましたね」
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