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第三話 「日曜日の午後」
しおりを挟む不器用な双子の恋 第三話 「日曜日の午後」
日曜の午後 お昼ご飯を食べ終わった双子の姉妹は近くのショッピングモールに
買い物に出かけた。
「ショッピングモールなんて久しぶりだよね~」
はしゃぐ祭に夏海も嬉しそうについていく
巨大なショッピングモールは今にも迷路になりそうなくらい広々としていた。
ショッピングモールでは沢山の洋服やアクセサリー、食料品などの専門店が
揃っていてショッピングだけではなく飲食業界も活気づいていて沢山の飲食店もある
夏海と祭が来たのは小学生の時に家族四人で来たのが最後だった。
あの時は小さすぎて本当の迷路だと二人とも思っていた。実際二人とも迷子になり
両親がかけつけたときには二人で手を繋いで大泣きした。そんなちょっと苦い思い出も
今となってはいい思い出だ。それくらい仕事で忙しい両親との思い出は少なかった。
「どこを最初に廻ろうか?」わくわくしながら目をキラキラさせて夏海に言う祭に
「クスクス 祭 子供みたい(笑)」と祭を指さして笑う夏海。
「ぶう~、なによ。夏海だって楽しみにしてるくせに」祭はふくれっ面で夏海を見た・・。
二人が最初に向かったのはやっぱり洋服やアクセサリーのある売り場だった。
祭も夏海ももう高校二年生だ。ファッションやアクセサリーにはすごく興味がある。
二人はそれぞれ洋服を見回した。フリルのレースのついたピンクと青のロングスカートや
シンプルなジャケット。様々な洋服が並んでいる。
アクセサリーもイヤリングやネックレスピアスなど様々な模様の綺麗な品物が並んでいた。一通り買い物を終えた二人は次に飲食店に足を運ぶことにした。
「あ、ちょっとトイレに行ってくる」そう言い祭は買ったものを夏海に預けて
足早に去っていく。その後ろ姿を夏海は見ながら様々な飲食店を目で追った。
その時。一人の少年がいることに気がついた夏海は声をかけた
「ヒロ!久しぶり~」夏海は笑顔でそのヒロという少年に駆け寄った。
「あ、夏海」そうヒロは言ったが何故か顔が引きつっていて「ごめん。俺買うものあるから」
それだけ言うと足早に去っていった。いや、去っていくというよりは夏海から逃げるようにして後ろを向くとダッシュで逃げていった・・・・。
「えっ・・・・・」残された夏海はその後ろ姿を茫然と見ていた
つづく
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