1 / 110
第一章 チャットルーム
第一話 11月6日(木)
しおりを挟む
杏がログインしました。
杏:『ただいま~!今日も疲れたよー。ナツキいる???』
ナツキ:『おつ!おぅ、いるいる~。なに、また隣の中国人にイビられた(笑)???』
杏:『あたりまえじゃん。いびられない日なんてないもん。絶対私でストレス発散してるのよ。』
ナツキ:『OLって毎日もっとピンク色の生活してんのかと思ってたけど(汗)』
杏:『ピンク色って(汗)まあ、そういう人も確かにいるけど…。私の場合、あの中国人が配置替えにでもならないかぎり、永遠に泥色のOLライフだわ』
ナツキ:『かわいそうにな。思いきって転職?脱OL?ふらっと旅行とか行ってみろよ。杏が近くだったら俺絶対慰めてやるのに。』
杏:『ありがとう(泣)。そんなこと言っていいのー?ホントに行っちゃうかもよ、もう寂しくて寂しくて…』
ナツキ:『好きな人まだいないの?26なんて女盛りじゃん。来月また結婚式って言ってたっけ?杏そろそろ本気出さないと売れ残るぞ~』
杏:『身も心もボロボロの私にさらに追い討ちをかける!?泣いちゃうよ~(泣)いいもん、売れ残ったらナツキのところに押し掛け女房するもんね!!そういうナツキこそどうなの?まだ彼女いないまま?』
ナツキ:『俺は仕事が恋人でいいんだよ(怒)こっちは田舎だからな。いい歳になってきたら、親戚の世話焼きババアが見合い話でももってくんじゃね。30越えても独り身だったらそうなるかもな。』
杏:『じゃああと一年は独身貴族気取ってられるんだ?そうだよね、田舎とはいえ自営で成功してるなんてポイント高いよね。お見合い相手にも困らないか…。いいなぁ(泣)』
ナツキ:『ババアが持ってくる相手なんてロクなもんじゃねえよ(笑)まぁ、俺が見合いするまでに杏に彼氏が出来なかったら、そん時は俺んとこ来いや。田舎の嫁にしてやるぞ(笑)』
杏:『田舎でもなんでもいいよ、ナツキみたいに心の通じた人と結婚したいよ(泣)なぜリアルでそういう人と出会えないんだろう…』
ナツキ:『おうおう、簡単に言ってくれるなよ。マジで嫁にもらうぞ。田舎だぞ。虫も出るしおせっかいババアも出るぞ。最寄りのスーパーと駅まで車で30分だぞ。』
杏:『車あったらいいじゃん。30分なんて1日24時間のうちの何分の一よ。どこで暮らすかより誰と暮らすかのほうが大事じゃない?』
ナツキ:『都会育ちのお嬢さんにはわからんさ。まぁ、杏は外見は知らねぇけど少なくとも中身はいい奴だからな。そんな心配しなくても、そのうち彼氏ができるさ。俺のことはお守りくらいに思って気楽にやりな。』
杏:『ありがとう(泣)そうね、私にはいざとなったらナツキがいると思ったら、気楽に出会いを楽しめるかも。明日合コンなんだよね。』
ナツキ:『おうおう、都会を見せつけてくれるね(怒)金曜の仕事帰りに合コンなんて、こっちじゃありえないもんな。変な気遣わずいつもの杏でいけよ。そしたら絶対何かしらの収穫があるって。』
杏:『ありがと!がんばる!!じゃあ寝不足は美容の敵だからもう寝るね。おやすみ~』
ナツキ:『おう、またな。おやすみ』
ナツキがログアウトしました。
杏:『ただいま~!今日も疲れたよー。ナツキいる???』
ナツキ:『おつ!おぅ、いるいる~。なに、また隣の中国人にイビられた(笑)???』
杏:『あたりまえじゃん。いびられない日なんてないもん。絶対私でストレス発散してるのよ。』
ナツキ:『OLって毎日もっとピンク色の生活してんのかと思ってたけど(汗)』
杏:『ピンク色って(汗)まあ、そういう人も確かにいるけど…。私の場合、あの中国人が配置替えにでもならないかぎり、永遠に泥色のOLライフだわ』
ナツキ:『かわいそうにな。思いきって転職?脱OL?ふらっと旅行とか行ってみろよ。杏が近くだったら俺絶対慰めてやるのに。』
杏:『ありがとう(泣)。そんなこと言っていいのー?ホントに行っちゃうかもよ、もう寂しくて寂しくて…』
ナツキ:『好きな人まだいないの?26なんて女盛りじゃん。来月また結婚式って言ってたっけ?杏そろそろ本気出さないと売れ残るぞ~』
杏:『身も心もボロボロの私にさらに追い討ちをかける!?泣いちゃうよ~(泣)いいもん、売れ残ったらナツキのところに押し掛け女房するもんね!!そういうナツキこそどうなの?まだ彼女いないまま?』
ナツキ:『俺は仕事が恋人でいいんだよ(怒)こっちは田舎だからな。いい歳になってきたら、親戚の世話焼きババアが見合い話でももってくんじゃね。30越えても独り身だったらそうなるかもな。』
杏:『じゃああと一年は独身貴族気取ってられるんだ?そうだよね、田舎とはいえ自営で成功してるなんてポイント高いよね。お見合い相手にも困らないか…。いいなぁ(泣)』
ナツキ:『ババアが持ってくる相手なんてロクなもんじゃねえよ(笑)まぁ、俺が見合いするまでに杏に彼氏が出来なかったら、そん時は俺んとこ来いや。田舎の嫁にしてやるぞ(笑)』
杏:『田舎でもなんでもいいよ、ナツキみたいに心の通じた人と結婚したいよ(泣)なぜリアルでそういう人と出会えないんだろう…』
ナツキ:『おうおう、簡単に言ってくれるなよ。マジで嫁にもらうぞ。田舎だぞ。虫も出るしおせっかいババアも出るぞ。最寄りのスーパーと駅まで車で30分だぞ。』
杏:『車あったらいいじゃん。30分なんて1日24時間のうちの何分の一よ。どこで暮らすかより誰と暮らすかのほうが大事じゃない?』
ナツキ:『都会育ちのお嬢さんにはわからんさ。まぁ、杏は外見は知らねぇけど少なくとも中身はいい奴だからな。そんな心配しなくても、そのうち彼氏ができるさ。俺のことはお守りくらいに思って気楽にやりな。』
杏:『ありがとう(泣)そうね、私にはいざとなったらナツキがいると思ったら、気楽に出会いを楽しめるかも。明日合コンなんだよね。』
ナツキ:『おうおう、都会を見せつけてくれるね(怒)金曜の仕事帰りに合コンなんて、こっちじゃありえないもんな。変な気遣わずいつもの杏でいけよ。そしたら絶対何かしらの収穫があるって。』
杏:『ありがと!がんばる!!じゃあ寝不足は美容の敵だからもう寝るね。おやすみ~』
ナツキ:『おう、またな。おやすみ』
ナツキがログアウトしました。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
届かぬ温もり
HARUKA
恋愛
夫には忘れられない人がいた。それを知りながら、私は彼のそばにいたかった。愛することで自分を捨て、夫の隣にいることを選んだ私。だけど、その恋に答えはなかった。すべてを失いかけた私が選んだのは、彼から離れ、自分自身の人生を取り戻す道だった·····
◆◇◆◇◆◇◆
読んでくださり感謝いたします。
すべてフィクションです。不快に思われた方は読むのを止めて下さい。
ゆっくり更新していきます。
誤字脱字も見つけ次第直していきます。
よろしくお願いします。
偽りの愛の終焉〜サレ妻アイナの冷徹な断罪〜
紅葉山参
恋愛
貧しいけれど、愛と笑顔に満ちた生活。それが、私(アイナ)が夫と築き上げた全てだと思っていた。築40年のボロアパートの一室。安いスーパーの食材。それでも、あの人の「愛してる」の言葉一つで、アイナは満たされていた。
しかし、些細な変化が、穏やかな日々にヒビを入れる。
私の配偶者の帰宅時間が遅くなった。仕事のメールだと誤魔化す、頻繁に確認されるスマートフォン。その違和感の正体が、アイナのすぐそばにいた。
近所に住むシンママのユリエ。彼女の愛らしい笑顔の裏に、私の全てを奪う魔女の顔が隠されていた。夫とユリエの、不貞の証拠を握ったアイナの心は、凍てつく怒りに支配される。
泣き崩れるだけの弱々しい妻は、もういない。
私は、彼と彼女が築いた「偽りの愛」を、社会的な地獄へと突き落とす、冷徹な復讐を誓う。一歩ずつ、緻密に、二人からすべてを奪い尽くす、断罪の物語。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
愛する貴方の心から消えた私は…
矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。
周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。
…彼は絶対に生きている。
そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。
だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。
「すまない、君を愛せない」
そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。
*設定はゆるいです。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる