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第1章「日常が変わる感じ」
第6話 どんな僕になっても。
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デスモセスという王子とその部下の数名が捕まったらしい。リメニアさんがお父さんたちにそう話すのを、横で聞いていた。
じゃあもう安心? なんて思っていたけど。
そういえば今日は問題の水曜日だ。
色んなことを考えてのことなのか、今日は護衛担当を交代している。リメニアさんとゴニアータさんが僕と蒼空について来ている。僕らと、蒼空のお母さん、両方の行動パターンを把握した方がいいのかもしれない。だからなのかも。
とはいえ。
なぜかあの女性までついて来ている。
昨日こちら側になった人。
「あたし、プロレって言うの」
って、昨日の夜のうちにその人が言った。
プロレさんは殻人界に帰るのか、それとも人間界に、僕らの近くにいるつもりなのか。とりあえず護衛者全員に関しては、分担して、うち――安藤家か、蒼空の家、つまり宇口家、そのどちらかで暮らし始めたけど。
「プロレさんは、うちで」
蒼空がそう言ったからプロレさんは宇口家で暮らし始めた。そちらにはリメニアさんとゴニアータさんも。
「護衛してくれるのはいいけど、変なことしないでね」
と僕が言うとプロレさんが。
「変なこと? 変なことって?」
「普通にしててください、プロレさん」
「はう!」
困り顔で僕がそう言うだけでこれだ。
蒼空はプロレさんにいい顔をしない。今もそれが顔に出てる。
「僕は蒼空だけだよ」
「え? う、うん」
蒼空が照れるのも、僕だけが見られたらいいのに。
僕らの様子を見たプロレさんは、どういうことか、今、分かったらしい。僕にだって自信があるんだ、蒼空に好かれているっていう自信が。
プロレさんは、真顔になって、それから、意味深な理解顔になった。
「お姉さんは潔く身を引くわ」
「普通に……しててくださいね?」
「はうっ」
そんな登校時、そこまで天気の悪くない路地を歩く中、周りに気を付けた。でも、あの黒い服の男みたいな人とは出会わなかった。
校門近くまで来た時、蒼空がふと、
「あたし、本当は誰の子なの? これ聞いた気もするけど」
って。
そういえば親は誰かってことを話してはいなかったんだっけ? どうだったっけか。
「ドゥビレイ様とリスフィン様のお子です」
と、リメニアさんが言った。そういえば、ドゥビレイってのは聞いた気がするぞ。
「その人たちとは、なんで一緒にいないの? あたし」
ゴニアータさんは、言いにくそうにしているリメニアさんの顔を窺っている。もしかしてゴニアータさんは知らない?
みんなの目がリメニアさんに集中した。するとリメニアさんが。
「身分違い、そう批判する者がいたんです。その時にはもう妊娠していました。ドゥビレイ様は、『産まない選択肢はない、むしろこの命を拒むべきではないし、この子は希望なんだ』と、そうおっしゃっていました。『産まれたらすぐにでもその子を離れた所に……いっそ人間界にでも』とも」
「だから」
って僕が言うとまたリメニアさんが。
「ええ。ただ、その時点では知らなかったのですが、その運ぶことと護衛をしたのが、ダクティリオ様だったんですね」
「僕のお父さん、理雄だけど、そのダクティリオから来てたのか。SPみたいな職だったの?」
「そうです」
リメニアさんは、そう言って薄く笑った。何か思い出したのかも。
「ふうん」
って僕が言ったら、
「蒼空様、どうかしましたか?」
リメニアさんがそう聞いた。確かに、蒼空は真面目過ぎる顔をしている。
「あたし……産まれない可能性があったんだね」
「そんなことない」
つい、この口から出た。望む人ばっかりだったんだって思ってほしかったのかも。
「もし産みの親が、そこまで考えていなかったら、あたしはここにいなかった。あたし……その産みのお母さんに、会いたいかも」
「そうですね、まあ、会えば驚くかもしれませんが」
リメニアさんがそう言うと、蒼空自身が、
「驚くの?」
って。
「ふふ、そうですよ」
リメニアさんのその返事のあと、
「勢いに吃驚するかも。凄いから」
と、ゴニアータさんも。
ふたりは笑った。信じてくれていいって顔で言ってる、そんな、親しみやすい、影もない顔。
リメニアさんはそういうことを言いたかったみたいに、うんと首を縦に動かした。
「えー、早く会いたいかも」
「落ち着いてからになるかな」
「そっか」
そんな和やかな、期待するムードに。
蒼空も薄い笑顔を作れている。嫌な気分にはそれ程なってないみたいで、よかった。そんな気分で一日を始めたくはないからね。
授業はいつも通り。そして――
問題の昼十二時。四限目が始まる時に、僕の身に起こったのは……
「え! 安藤くん、安藤さんになっちゃった!?」
自分でも体に触れて確認した。どうやら僕は女になってしまったらしい。ブレザーの胸元が膨らんでいる。
ベリーショートのサラサラヘアなのは変わらない。そこに艶が足された感じがする。
脚もぷるぷるだ。これでは筋力は少し劣ってしまう。けど、しょうがない、その分、殻態を極めないと。蒼空を守るんだ。
ん? じゃあ、蒼空はどうなったんだ?
僕が後ろを振り返って様子を見たその時、後ろの方の席にいた蒼空が、右目と左目を片方ずつ手で隠していた、視力検査でもするみたいに。
「ど、どうなったの」
近付いて聞いた僕の声は少し高くなっていて。
蒼空はと言うと――
「あたし、両目とも……色が分からなくなっちゃった」
今の僕らにとって、それは、大きな不安要素。
「そういう殻則とはね」
とは、文美が言った、いつものように、心配するように。
「大丈夫。僕が色になる。蒼空の見る色になるから」
「……え、何、誰?」
「あ、ああ、そうだよね、僕。僕だよ」
「あ! 維都くん……そっか。ええ!」
表情が目まぐるしい。笑える。そこがまた愛おしいけど。
「おい授業始めるぞ」
入ってきていた国語の女性教師、新屋田先生に止められた。話は一旦終わりだ。『僕が蒼空を守るんだ』そう思って席に着いた。
というか、蒼空はさっきの『安藤さんになっちゃった!?』が聞こえなかったんだな。
「お前安藤!? どうして……ああ、殻人のアレか。色々揃えとけよ、これから週の半分は絶対にそうなんだろ? さ、教科書開け~、ええっと~」
新屋田先生はセミロングの髪を掻き上げて、もう気にせず授業を進めてる。
周りはこれを受け入れている。殻人界では普通のことだと教わっているからだ。
殻人界と人間界を包む何らかの要素のせいでこうなると言われている。人によって違う変化に縛られるんだ。
授業の合間、蒼空が、前の方の席、僕の隣にやってきた。
「維都くん、可愛い。めちゃくちゃ美人」
「はは、蒼空には負けるでしょ」
「え? えっと」
なんだ、もじもじしちゃって。
隣に来たのは蒼空だけじゃなくて、楓次くんもだった。その鋭い茶色の目が僕を捉えていて――
「お熱いことで」
って。
「ふぅ~ふ~!」
周りまで巻き込んでる。
「なぁんだよ、もう」
つい言い返してしまった。そんな言い方しかできなかったけど。
だって、ねぇ。何の手入れもしていない僕が、殻則で変化しただけで蒼空以上になっている訳がないし。まあ容姿にこだわりはしないけど。僕が蒼空を好きなのはやっぱりあの時のことがあるからで。
帰りの時にはもっと驚いた。
「え、リメニアさん?」
彼女は幼い姿になっていた。リメニアさんが高い声で、
「そうなんです。本当にまったく、殻則と言うだけありますよ」
と。ゴニアータさんはお爺さんになっていた。
「ええ!」
一番驚いたのは、プロレさん。男の姿になっていた。
「あ、あなたがプロレさん?」
「え? もしかして維都きゅん?」
「あ、はい」
「はあん!」
なんでどっちでもよさそうなんだよ!
ともあれ僕は、こんな姿でも蒼空を守る。絶対に。
ちらりと見たら、蒼空は、男のブレザーを着た女姿の僕を――いや、僕を形作る要素を――両目で必死に見ているみたいだった。あの部分はあの色で、そっちの部分はあの色だったよね、って思ってそう。
だから余計に想いが湧いた。危ない時は、僕が。絶対にだよ……って。
じゃあもう安心? なんて思っていたけど。
そういえば今日は問題の水曜日だ。
色んなことを考えてのことなのか、今日は護衛担当を交代している。リメニアさんとゴニアータさんが僕と蒼空について来ている。僕らと、蒼空のお母さん、両方の行動パターンを把握した方がいいのかもしれない。だからなのかも。
とはいえ。
なぜかあの女性までついて来ている。
昨日こちら側になった人。
「あたし、プロレって言うの」
って、昨日の夜のうちにその人が言った。
プロレさんは殻人界に帰るのか、それとも人間界に、僕らの近くにいるつもりなのか。とりあえず護衛者全員に関しては、分担して、うち――安藤家か、蒼空の家、つまり宇口家、そのどちらかで暮らし始めたけど。
「プロレさんは、うちで」
蒼空がそう言ったからプロレさんは宇口家で暮らし始めた。そちらにはリメニアさんとゴニアータさんも。
「護衛してくれるのはいいけど、変なことしないでね」
と僕が言うとプロレさんが。
「変なこと? 変なことって?」
「普通にしててください、プロレさん」
「はう!」
困り顔で僕がそう言うだけでこれだ。
蒼空はプロレさんにいい顔をしない。今もそれが顔に出てる。
「僕は蒼空だけだよ」
「え? う、うん」
蒼空が照れるのも、僕だけが見られたらいいのに。
僕らの様子を見たプロレさんは、どういうことか、今、分かったらしい。僕にだって自信があるんだ、蒼空に好かれているっていう自信が。
プロレさんは、真顔になって、それから、意味深な理解顔になった。
「お姉さんは潔く身を引くわ」
「普通に……しててくださいね?」
「はうっ」
そんな登校時、そこまで天気の悪くない路地を歩く中、周りに気を付けた。でも、あの黒い服の男みたいな人とは出会わなかった。
校門近くまで来た時、蒼空がふと、
「あたし、本当は誰の子なの? これ聞いた気もするけど」
って。
そういえば親は誰かってことを話してはいなかったんだっけ? どうだったっけか。
「ドゥビレイ様とリスフィン様のお子です」
と、リメニアさんが言った。そういえば、ドゥビレイってのは聞いた気がするぞ。
「その人たちとは、なんで一緒にいないの? あたし」
ゴニアータさんは、言いにくそうにしているリメニアさんの顔を窺っている。もしかしてゴニアータさんは知らない?
みんなの目がリメニアさんに集中した。するとリメニアさんが。
「身分違い、そう批判する者がいたんです。その時にはもう妊娠していました。ドゥビレイ様は、『産まない選択肢はない、むしろこの命を拒むべきではないし、この子は希望なんだ』と、そうおっしゃっていました。『産まれたらすぐにでもその子を離れた所に……いっそ人間界にでも』とも」
「だから」
って僕が言うとまたリメニアさんが。
「ええ。ただ、その時点では知らなかったのですが、その運ぶことと護衛をしたのが、ダクティリオ様だったんですね」
「僕のお父さん、理雄だけど、そのダクティリオから来てたのか。SPみたいな職だったの?」
「そうです」
リメニアさんは、そう言って薄く笑った。何か思い出したのかも。
「ふうん」
って僕が言ったら、
「蒼空様、どうかしましたか?」
リメニアさんがそう聞いた。確かに、蒼空は真面目過ぎる顔をしている。
「あたし……産まれない可能性があったんだね」
「そんなことない」
つい、この口から出た。望む人ばっかりだったんだって思ってほしかったのかも。
「もし産みの親が、そこまで考えていなかったら、あたしはここにいなかった。あたし……その産みのお母さんに、会いたいかも」
「そうですね、まあ、会えば驚くかもしれませんが」
リメニアさんがそう言うと、蒼空自身が、
「驚くの?」
って。
「ふふ、そうですよ」
リメニアさんのその返事のあと、
「勢いに吃驚するかも。凄いから」
と、ゴニアータさんも。
ふたりは笑った。信じてくれていいって顔で言ってる、そんな、親しみやすい、影もない顔。
リメニアさんはそういうことを言いたかったみたいに、うんと首を縦に動かした。
「えー、早く会いたいかも」
「落ち着いてからになるかな」
「そっか」
そんな和やかな、期待するムードに。
蒼空も薄い笑顔を作れている。嫌な気分にはそれ程なってないみたいで、よかった。そんな気分で一日を始めたくはないからね。
授業はいつも通り。そして――
問題の昼十二時。四限目が始まる時に、僕の身に起こったのは……
「え! 安藤くん、安藤さんになっちゃった!?」
自分でも体に触れて確認した。どうやら僕は女になってしまったらしい。ブレザーの胸元が膨らんでいる。
ベリーショートのサラサラヘアなのは変わらない。そこに艶が足された感じがする。
脚もぷるぷるだ。これでは筋力は少し劣ってしまう。けど、しょうがない、その分、殻態を極めないと。蒼空を守るんだ。
ん? じゃあ、蒼空はどうなったんだ?
僕が後ろを振り返って様子を見たその時、後ろの方の席にいた蒼空が、右目と左目を片方ずつ手で隠していた、視力検査でもするみたいに。
「ど、どうなったの」
近付いて聞いた僕の声は少し高くなっていて。
蒼空はと言うと――
「あたし、両目とも……色が分からなくなっちゃった」
今の僕らにとって、それは、大きな不安要素。
「そういう殻則とはね」
とは、文美が言った、いつものように、心配するように。
「大丈夫。僕が色になる。蒼空の見る色になるから」
「……え、何、誰?」
「あ、ああ、そうだよね、僕。僕だよ」
「あ! 維都くん……そっか。ええ!」
表情が目まぐるしい。笑える。そこがまた愛おしいけど。
「おい授業始めるぞ」
入ってきていた国語の女性教師、新屋田先生に止められた。話は一旦終わりだ。『僕が蒼空を守るんだ』そう思って席に着いた。
というか、蒼空はさっきの『安藤さんになっちゃった!?』が聞こえなかったんだな。
「お前安藤!? どうして……ああ、殻人のアレか。色々揃えとけよ、これから週の半分は絶対にそうなんだろ? さ、教科書開け~、ええっと~」
新屋田先生はセミロングの髪を掻き上げて、もう気にせず授業を進めてる。
周りはこれを受け入れている。殻人界では普通のことだと教わっているからだ。
殻人界と人間界を包む何らかの要素のせいでこうなると言われている。人によって違う変化に縛られるんだ。
授業の合間、蒼空が、前の方の席、僕の隣にやってきた。
「維都くん、可愛い。めちゃくちゃ美人」
「はは、蒼空には負けるでしょ」
「え? えっと」
なんだ、もじもじしちゃって。
隣に来たのは蒼空だけじゃなくて、楓次くんもだった。その鋭い茶色の目が僕を捉えていて――
「お熱いことで」
って。
「ふぅ~ふ~!」
周りまで巻き込んでる。
「なぁんだよ、もう」
つい言い返してしまった。そんな言い方しかできなかったけど。
だって、ねぇ。何の手入れもしていない僕が、殻則で変化しただけで蒼空以上になっている訳がないし。まあ容姿にこだわりはしないけど。僕が蒼空を好きなのはやっぱりあの時のことがあるからで。
帰りの時にはもっと驚いた。
「え、リメニアさん?」
彼女は幼い姿になっていた。リメニアさんが高い声で、
「そうなんです。本当にまったく、殻則と言うだけありますよ」
と。ゴニアータさんはお爺さんになっていた。
「ええ!」
一番驚いたのは、プロレさん。男の姿になっていた。
「あ、あなたがプロレさん?」
「え? もしかして維都きゅん?」
「あ、はい」
「はあん!」
なんでどっちでもよさそうなんだよ!
ともあれ僕は、こんな姿でも蒼空を守る。絶対に。
ちらりと見たら、蒼空は、男のブレザーを着た女姿の僕を――いや、僕を形作る要素を――両目で必死に見ているみたいだった。あの部分はあの色で、そっちの部分はあの色だったよね、って思ってそう。
だから余計に想いが湧いた。危ない時は、僕が。絶対にだよ……って。
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