6 / 17
6.生きたい
しおりを挟む
「おはよう。」
「……。」
「?」
どうしたんだ?うさぎ…。
「宇佐くん?」
「昨日は悪かったな」
「え、何が?」
「…病人ぶってるなんて言って。」
「そんな事言ってたっけか?
まぁ、別に良いけどさ他人にどう思われようと
関係ないし。」
それに、同情とかよりは全然良いし。
「でも、悪かった…」
「………。」
謝られてもなぁ……。別に良いつってんのに。
「じゃあ、うさぎって呼んで良い?」
「嫌だ、あっ!でもなぁ…。」
「良いよな。」
「…てかさ、なんでうさぎって呼びたいの?」
「うさぎの反応が面白いから」
「はぁ!?」
「後、うさぎに似てるからかな。」
「…虎が良かったのに……」
「ふっ…」
こいつ本当に変な奴…。
「何笑ってんだよ?」
「冬夜に遊ばれてるね。」
「ふふっ、楽しそう。」
「咲友美さんまであーもう!本当何なんだよ!」
「何をやってるんだろうな宇佐?席に着けー。」
「あっ、先生……」
「ふっ、ははは」
クラス全員爆笑。あーおかしい。
「ふっはははっはっ、は」
ヤバ、笑いすぎたかも痛い。
「っつ、あっ、ハァ、っつハァ」
「おい、花田!?」
「ハァッ、っつぁ、ハァッハァッ」
今回はヤバイかも…。あれ、気が遠くなって…。
俺、死ぬのかな…?
……嫌だまだ、まだ死にたく無い!
俺が死んだら…!俺が死んだらどうなるんだ?
周りの奴らは悲しむか?
…悲しむかもな…。桜が。
いやいやいや、何考えてんだ、
自意識過剰すぎだろ俺!
とにかく 死にたく無い。生きたい。
目が覚めると病院の白い天井が見えた。
「んっ……。」
寝返りをうつようにして横を向くと
何故か桜がいた。
「あれ?お前学校は?」
「……。」
あれ、これはもしかして
昨日の夜のことが ばれてるかも?
「なんで嘘ついたの?」
「…悲し、ませたくなかったから。」
「…バカ!嘘つかれた方が悲しいよ!
バカ、バカバカ!」
「あっ、おいここ病院…。」
「………バカ」
「ごめん…。」
「バカ」
「うん」
「…うっ、バカ」
「うん」
「…。」
「ごめんな。」
自覚がないのは怖い。
もしかしたら、知らない内に人を
傷つけているかもしれない。
でも、自覚がないのなんて言い訳にすぎない。
きっと悪い事だと分かってやっていたんだ。
かってに理由を作って、安心して…。
それじゃ、何も変わらない。
「もう、絶対にしないから。」
「………。」
「ごめん、ありがとう。」
桜が俺を今怒ってくれなかったらきっと
自分のやってる事に正面から
向き合えなかったと思う。
「俺、ちゃんと生きてみよっかな」
「冬夜…。」
「嫌いになった?」
「ううん、好きになった!」
「えっ、……」
……バカ。
何か顔がとても熱い。
「えって何さ!だって友達じゃん」
なんだよ、そう言うかとかよ…。
もう、絶対に期待なんてしない。
「……。」
「?」
どうしたんだ?うさぎ…。
「宇佐くん?」
「昨日は悪かったな」
「え、何が?」
「…病人ぶってるなんて言って。」
「そんな事言ってたっけか?
まぁ、別に良いけどさ他人にどう思われようと
関係ないし。」
それに、同情とかよりは全然良いし。
「でも、悪かった…」
「………。」
謝られてもなぁ……。別に良いつってんのに。
「じゃあ、うさぎって呼んで良い?」
「嫌だ、あっ!でもなぁ…。」
「良いよな。」
「…てかさ、なんでうさぎって呼びたいの?」
「うさぎの反応が面白いから」
「はぁ!?」
「後、うさぎに似てるからかな。」
「…虎が良かったのに……」
「ふっ…」
こいつ本当に変な奴…。
「何笑ってんだよ?」
「冬夜に遊ばれてるね。」
「ふふっ、楽しそう。」
「咲友美さんまであーもう!本当何なんだよ!」
「何をやってるんだろうな宇佐?席に着けー。」
「あっ、先生……」
「ふっ、ははは」
クラス全員爆笑。あーおかしい。
「ふっはははっはっ、は」
ヤバ、笑いすぎたかも痛い。
「っつ、あっ、ハァ、っつハァ」
「おい、花田!?」
「ハァッ、っつぁ、ハァッハァッ」
今回はヤバイかも…。あれ、気が遠くなって…。
俺、死ぬのかな…?
……嫌だまだ、まだ死にたく無い!
俺が死んだら…!俺が死んだらどうなるんだ?
周りの奴らは悲しむか?
…悲しむかもな…。桜が。
いやいやいや、何考えてんだ、
自意識過剰すぎだろ俺!
とにかく 死にたく無い。生きたい。
目が覚めると病院の白い天井が見えた。
「んっ……。」
寝返りをうつようにして横を向くと
何故か桜がいた。
「あれ?お前学校は?」
「……。」
あれ、これはもしかして
昨日の夜のことが ばれてるかも?
「なんで嘘ついたの?」
「…悲し、ませたくなかったから。」
「…バカ!嘘つかれた方が悲しいよ!
バカ、バカバカ!」
「あっ、おいここ病院…。」
「………バカ」
「ごめん…。」
「バカ」
「うん」
「…うっ、バカ」
「うん」
「…。」
「ごめんな。」
自覚がないのは怖い。
もしかしたら、知らない内に人を
傷つけているかもしれない。
でも、自覚がないのなんて言い訳にすぎない。
きっと悪い事だと分かってやっていたんだ。
かってに理由を作って、安心して…。
それじゃ、何も変わらない。
「もう、絶対にしないから。」
「………。」
「ごめん、ありがとう。」
桜が俺を今怒ってくれなかったらきっと
自分のやってる事に正面から
向き合えなかったと思う。
「俺、ちゃんと生きてみよっかな」
「冬夜…。」
「嫌いになった?」
「ううん、好きになった!」
「えっ、……」
……バカ。
何か顔がとても熱い。
「えって何さ!だって友達じゃん」
なんだよ、そう言うかとかよ…。
もう、絶対に期待なんてしない。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる