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誘拐されたみたいです
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「…………だな」
「い…………だろ」
質が違う、ふたり分の声が聞こえる。
私はその声に誘われるように目が覚めた。
ガラガラという、砂利道を走る車輪の音が聞こえる。そしてその音に合わせて私のいる場所がガタガタ揺れる。以上の情報があれば、ここは馬車の中だろうと判断するのは容易だった。
私はゆっくり瞼を開ける。
「……お、起きたな。おはよ、嬢ちゃん」
「キミ、よぉく寝てたねぇ。でもさぁ、そのアホ面オレっちに見せないでくれなぁい?イライラするんだよねぇ」
「おい、ノリア。嬢ちゃんがビビってんだろ」
「あ、メイドちゃんごめんねぇ。オレっちさぁ、思ったことはついつい口に出ちゃうタイプなんだよねぇ。というかさぁ、ルーノだってその見た目じゃ怖がられてるよねぇ?」
「おれは見た目の割に根が優しいから問題ねぇんだよ。お前は根っからクソだろ。だから悪いっつってんだよ」
私を差し置いてふたりは喧嘩を始めた。
「あ、あのー……」
おずおずと声をかければ、ルーノと呼ばれた男が「あぁ、すまねぇな嬢ちゃん」と私の方を向き、ニカッと笑った。あ、笑顔が眩しい……
「おれはルーノ。こいつはノリアだ」
「ちょっとぉ、オレっちの紹介雑じゃなぁい?もっと事細かにさぁ……あ、オレっちは彼女いないから安心してねぇ」
ぷくっと頬を膨らませつつもニコニコするという職人技を見せるノリア。……うん、あざと可愛い系のイケメンだ。
そしてそれをたしなめるルーノ。……あぁ、やれやれといったような表情もよく似合うオラオラ系のイケメンだ。
ここはなんだ、天国か?馬車という狭い空間、イケメンふたりに挟まれている。天国以外のなんと形容すればいいんだ。
……いや待て、死ぬわ!イケメン耐性(二次元)はあれどイケメン耐性(三次元)はない私からしてみれば密室(部屋ではないにせよ密閉空間であることは確かだ)でイケメンと同じ空気を吸っている、ただそれだけで私は悶え死ぬことが可能だ。つまるところ、ここは天国というより地獄!
…………なんて茶番はいいんだ。そんなことよりこの現状をなんとかせねば。
「……ルーノさん、ノリアさん。初めまして、アイリスです」
「「知ってるよ」」
「……さいですか」
何故、と聞けば後悔しそうな予感がしたので私は黙っておくことにした。そもそも私を攫った時点で、私が一体何者なのかを知っていることだろう。
「ではひとつ聞かせてください。何故わたくしは馬車の中にいるのでしょうか」
「んー、それについては大変申し上げにくいけどぉ、おたくのお姫様の間違えて攫っちゃったんだよねぇ。言っちゃえばオレっちとノリアの勘違い?道が暗かったから顔まで確認できなかったしぃ、あの時キミが歩いてたのがお姫様の部屋の近くだったから多分そうかなぁって攫ったんだよねぇ」
「すまねぇな、嬢ちゃん。……他の質問はあるか?」
「質問はあるけどとりあえずひとつ言わせて。……勘違いで隣国まで攫われてたまるかあぁぁぁぁ!」
かぁ、かぁ、かぁ……と私の声がこだまする。
「…………まぁいいです、それで質問なんですけど」
「「切り替え早いな」」
「ここはどこなんです?」
「ここは……ノリア、言っていいと思うか?」
「いいんじゃなぁい。オレっちは知ーらない」
「……ここはアステアに行く道だ」
「アス、テア……」
思わぬ形でアステア――姫様毒殺事件の真相を解き明かすために向かおうとしていた隣国――に訪れることになったということなのか。
「今からアステアに向かうということですよね」
「そうそう。理解ある子は嫌いじゃないよぉ」
「……それはどーも」
いや逆にアステアに行く道だと言われてアステア以外の目的地候補を口にしたなら、ソイツは本物の阿呆だ。そこら辺に捨ておくべきだろう。
そして私はひとつ発見をした。……発見と大きく出てしまったが、実にしょうもないことだ。
どうやらノリアは人をイラつかせることが得意なようだ。彼がひとつものを言う度、私の心に百くらいのイライラが募る。口が減らないとはまさにこのこと。どこぞの男のようだな。
――姫様FC会員番号2番の、彼。
「……っ、」
今更ながら自分の境遇に恨みを覚える。
そろそろ彼に歩み寄ろうと決めたのは何日前か。そしてそれは何度目か。
以前は監獄にぶち込まれ、ようやく頑張ろうと思ったら今度は隣国に誘拐されました?
自分の運命を呪うしか方法はないようだ。何の解決にもならないが。馬鹿か。
「……嬢ちゃん」
「……」
急にふたりは静かになった。
「なんですか」
そう聞けば、ふたりは顔を見合わせた。
「だって……ねぇ」
「今更可哀想だったかな、なんて思い始めたというかなんというか……」
「えっ、そっち?オレっちぃ、てっきりアイリスちゃんの悲しそうな顔にキュンキュン……違う、ゾクゾクしたのかと思ってたよぉ」
「……相変わらず悪趣味だな」
ノリアとルーノは性格が違いすぎる。
パッと見た限りでは性格がよさそうなノリアが性格ブス(どうも加虐趣味がありそうなイケメン)で、パッと見はヤンキーで怖そうなルーノが性格イケメン(顔に負けず劣らずのイケメン)だなんて聞いてないぞ私は。
というかそもそも誰だよコイツら。こんなヤツら知らないよ私は。
『ドキ夢』の攻略対象サマにはこんな人はいないはずだ。そうなるともしかしてアレか、モブ。
「……アイリスちゃん、失礼なこと考えてなぁい?」
「なぜバレた!」
ノリアは危険だ、非常に。気をつけなければ。考えていることを読まれる。怖い。
「……なんて冗談はともかくぅ。アイリスちゃんはこれからアステアに行くわけなんだけどぉ」
「それも冗談だと言って!」
「残念ながらこれは冗談じゃねぇんだ、すまない」
「ちっ」
「アイリスちゃんってばこわぁい。……ま、それはいいんだけど。その前にアイリスちゃん、そろそろお腹減らない?」
そう言われた途端、私の腹の虫が突然嘶き出した。
「あははっ、お腹減ったみたいだねぇ。じゃあ途中で街によるから、そこでお昼ご飯でも食べようかぁ。何か食べたいものあるぅ?」
「マカロン様」
「え?」
「……ごほん、わたくしが食べたいのは肉ですわ。おほほほほ……」
「嬢ちゃん、わりぃがおれはバッチリ聞いちまった。マカロン様が食いたいんだってな?」
「ルーノも危険なタイプだった!」
地獄耳め。……でも何故だろう、ルーノが言うより随分良い印象を覚える。性格もイケメンだからか?
ともあれ、ここにいる限りは私に安息の時が訪れることはないようだということを私は気づいてしまった。
「……んで、マカロンだっけぇ?」
「断じて違います、わたくしが食べたいのは肉です、断面が少し赤いままで、噛めば肉汁がジュワリと溢れ出るくらいの火の通し加減がちょうどいいですよね」
私は虚勢を張る。いや、嘘を突き通していると言った方が良いか。
「嬢ちゃんは何味のマカロンが好きなんだ?おれは最近ピスタチオが気になっててよ」
「ピスタチオですか……嫌いではないんですけど、わたくしはやはりフランボワーズ派ですかね……じゃなくて!何サラッとわたくしのマカロン様語りを膨らませようとするのです!?」
虚勢を張りきれなかった。ルーノは手強いようだ。
「まぁそこまで言うなら途中の街でマカロン買いに行ってあげるよぉ」
「だからわたくしは……っいえ、なんでもありません。わたくしはマカロン様を愛しています。マカロン様が食べとうございます」
ノリアがすっと目を眇めたので私は虚勢を張るのをやめた。だって怖いんだもん。
「……あれ、もしかしてそれって。わたくし、外に出てはいけないってやつですか?」
「うん、よく気付いたねぇ」
「すまねぇな、こっちも事情が事情なもんでよ。嬢ちゃんにはここで大人しくしていてもらわなきゃいけねぇんだ」
ノリアはともかく、ルーノは本当に申し訳なさそうに眉を下げて私に謝った。
私はどうやらこの馬車に、軟禁されるみたいです。
そして――――私は誘拐されたみたいです。
「い…………だろ」
質が違う、ふたり分の声が聞こえる。
私はその声に誘われるように目が覚めた。
ガラガラという、砂利道を走る車輪の音が聞こえる。そしてその音に合わせて私のいる場所がガタガタ揺れる。以上の情報があれば、ここは馬車の中だろうと判断するのは容易だった。
私はゆっくり瞼を開ける。
「……お、起きたな。おはよ、嬢ちゃん」
「キミ、よぉく寝てたねぇ。でもさぁ、そのアホ面オレっちに見せないでくれなぁい?イライラするんだよねぇ」
「おい、ノリア。嬢ちゃんがビビってんだろ」
「あ、メイドちゃんごめんねぇ。オレっちさぁ、思ったことはついつい口に出ちゃうタイプなんだよねぇ。というかさぁ、ルーノだってその見た目じゃ怖がられてるよねぇ?」
「おれは見た目の割に根が優しいから問題ねぇんだよ。お前は根っからクソだろ。だから悪いっつってんだよ」
私を差し置いてふたりは喧嘩を始めた。
「あ、あのー……」
おずおずと声をかければ、ルーノと呼ばれた男が「あぁ、すまねぇな嬢ちゃん」と私の方を向き、ニカッと笑った。あ、笑顔が眩しい……
「おれはルーノ。こいつはノリアだ」
「ちょっとぉ、オレっちの紹介雑じゃなぁい?もっと事細かにさぁ……あ、オレっちは彼女いないから安心してねぇ」
ぷくっと頬を膨らませつつもニコニコするという職人技を見せるノリア。……うん、あざと可愛い系のイケメンだ。
そしてそれをたしなめるルーノ。……あぁ、やれやれといったような表情もよく似合うオラオラ系のイケメンだ。
ここはなんだ、天国か?馬車という狭い空間、イケメンふたりに挟まれている。天国以外のなんと形容すればいいんだ。
……いや待て、死ぬわ!イケメン耐性(二次元)はあれどイケメン耐性(三次元)はない私からしてみれば密室(部屋ではないにせよ密閉空間であることは確かだ)でイケメンと同じ空気を吸っている、ただそれだけで私は悶え死ぬことが可能だ。つまるところ、ここは天国というより地獄!
…………なんて茶番はいいんだ。そんなことよりこの現状をなんとかせねば。
「……ルーノさん、ノリアさん。初めまして、アイリスです」
「「知ってるよ」」
「……さいですか」
何故、と聞けば後悔しそうな予感がしたので私は黙っておくことにした。そもそも私を攫った時点で、私が一体何者なのかを知っていることだろう。
「ではひとつ聞かせてください。何故わたくしは馬車の中にいるのでしょうか」
「んー、それについては大変申し上げにくいけどぉ、おたくのお姫様の間違えて攫っちゃったんだよねぇ。言っちゃえばオレっちとノリアの勘違い?道が暗かったから顔まで確認できなかったしぃ、あの時キミが歩いてたのがお姫様の部屋の近くだったから多分そうかなぁって攫ったんだよねぇ」
「すまねぇな、嬢ちゃん。……他の質問はあるか?」
「質問はあるけどとりあえずひとつ言わせて。……勘違いで隣国まで攫われてたまるかあぁぁぁぁ!」
かぁ、かぁ、かぁ……と私の声がこだまする。
「…………まぁいいです、それで質問なんですけど」
「「切り替え早いな」」
「ここはどこなんです?」
「ここは……ノリア、言っていいと思うか?」
「いいんじゃなぁい。オレっちは知ーらない」
「……ここはアステアに行く道だ」
「アス、テア……」
思わぬ形でアステア――姫様毒殺事件の真相を解き明かすために向かおうとしていた隣国――に訪れることになったということなのか。
「今からアステアに向かうということですよね」
「そうそう。理解ある子は嫌いじゃないよぉ」
「……それはどーも」
いや逆にアステアに行く道だと言われてアステア以外の目的地候補を口にしたなら、ソイツは本物の阿呆だ。そこら辺に捨ておくべきだろう。
そして私はひとつ発見をした。……発見と大きく出てしまったが、実にしょうもないことだ。
どうやらノリアは人をイラつかせることが得意なようだ。彼がひとつものを言う度、私の心に百くらいのイライラが募る。口が減らないとはまさにこのこと。どこぞの男のようだな。
――姫様FC会員番号2番の、彼。
「……っ、」
今更ながら自分の境遇に恨みを覚える。
そろそろ彼に歩み寄ろうと決めたのは何日前か。そしてそれは何度目か。
以前は監獄にぶち込まれ、ようやく頑張ろうと思ったら今度は隣国に誘拐されました?
自分の運命を呪うしか方法はないようだ。何の解決にもならないが。馬鹿か。
「……嬢ちゃん」
「……」
急にふたりは静かになった。
「なんですか」
そう聞けば、ふたりは顔を見合わせた。
「だって……ねぇ」
「今更可哀想だったかな、なんて思い始めたというかなんというか……」
「えっ、そっち?オレっちぃ、てっきりアイリスちゃんの悲しそうな顔にキュンキュン……違う、ゾクゾクしたのかと思ってたよぉ」
「……相変わらず悪趣味だな」
ノリアとルーノは性格が違いすぎる。
パッと見た限りでは性格がよさそうなノリアが性格ブス(どうも加虐趣味がありそうなイケメン)で、パッと見はヤンキーで怖そうなルーノが性格イケメン(顔に負けず劣らずのイケメン)だなんて聞いてないぞ私は。
というかそもそも誰だよコイツら。こんなヤツら知らないよ私は。
『ドキ夢』の攻略対象サマにはこんな人はいないはずだ。そうなるともしかしてアレか、モブ。
「……アイリスちゃん、失礼なこと考えてなぁい?」
「なぜバレた!」
ノリアは危険だ、非常に。気をつけなければ。考えていることを読まれる。怖い。
「……なんて冗談はともかくぅ。アイリスちゃんはこれからアステアに行くわけなんだけどぉ」
「それも冗談だと言って!」
「残念ながらこれは冗談じゃねぇんだ、すまない」
「ちっ」
「アイリスちゃんってばこわぁい。……ま、それはいいんだけど。その前にアイリスちゃん、そろそろお腹減らない?」
そう言われた途端、私の腹の虫が突然嘶き出した。
「あははっ、お腹減ったみたいだねぇ。じゃあ途中で街によるから、そこでお昼ご飯でも食べようかぁ。何か食べたいものあるぅ?」
「マカロン様」
「え?」
「……ごほん、わたくしが食べたいのは肉ですわ。おほほほほ……」
「嬢ちゃん、わりぃがおれはバッチリ聞いちまった。マカロン様が食いたいんだってな?」
「ルーノも危険なタイプだった!」
地獄耳め。……でも何故だろう、ルーノが言うより随分良い印象を覚える。性格もイケメンだからか?
ともあれ、ここにいる限りは私に安息の時が訪れることはないようだということを私は気づいてしまった。
「……んで、マカロンだっけぇ?」
「断じて違います、わたくしが食べたいのは肉です、断面が少し赤いままで、噛めば肉汁がジュワリと溢れ出るくらいの火の通し加減がちょうどいいですよね」
私は虚勢を張る。いや、嘘を突き通していると言った方が良いか。
「嬢ちゃんは何味のマカロンが好きなんだ?おれは最近ピスタチオが気になっててよ」
「ピスタチオですか……嫌いではないんですけど、わたくしはやはりフランボワーズ派ですかね……じゃなくて!何サラッとわたくしのマカロン様語りを膨らませようとするのです!?」
虚勢を張りきれなかった。ルーノは手強いようだ。
「まぁそこまで言うなら途中の街でマカロン買いに行ってあげるよぉ」
「だからわたくしは……っいえ、なんでもありません。わたくしはマカロン様を愛しています。マカロン様が食べとうございます」
ノリアがすっと目を眇めたので私は虚勢を張るのをやめた。だって怖いんだもん。
「……あれ、もしかしてそれって。わたくし、外に出てはいけないってやつですか?」
「うん、よく気付いたねぇ」
「すまねぇな、こっちも事情が事情なもんでよ。嬢ちゃんにはここで大人しくしていてもらわなきゃいけねぇんだ」
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