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一織がいつになく上機嫌だ…。
どのバスボムにしようか、鼻歌交じりで選んでいる。
一緒に入れたのに…なんて連絡しなきゃ良かった。
なんとか阻止せねば!!
「一織~。今日はさ~」
「ん?」
「一織のごはんが食べたいな~」
「ん? いいよ。お風呂入ってから作ってあげる」
スマホを取り出して、陸に一織に連絡するよう伝える。
「あっ! 一織! 陸から連絡だよ!」
「ん? 後で掛けなおす」
「でも、ほら、何度も! 急ぎじゃない?」
「ん? お風呂入ってからでも大丈夫」
…。
…。
一織よ。
めちゃ入りたいんだね、俺と。
…。
…。
うん…。
何されるかわからないから、やっぱり嫌だ。
「…一織。一緒にお風呂に入って、何する気?」
冷静な口調で聞いてみた。
「えっ?」と嬉しそうな感じで振り向いたものの、俺が警戒しているのを見た途端、スンっとした表情に戻り、「何もしないよ?」とシレっと言ってくる。
ふーん。何もしないのね。
「じゃ、一緒に入らなくてもいいよね?」
「…約束が違う。入るって言った」
どうして一織が拗ねるんだよ。脅してたじゃんか。あの時。
「一織…やっぱり今日はちょっと恥ずかしいから、また今度にしたい」
「えっ…」
ガッカリしている一織の顔。
まあこれもかわいいけど…
ジッとみてくる一織。
ため息をついて俺は言う。
「そのかわり…」
「そのかわり?」
「俺、一織と今日ずっと離れないよ。ずっといる。ダメ?」
きゅるん。
ほれ。いつものかわいい俺だよ?
一織が好きな、お願いしてる俺だよ?
そんな俺をみた一織…
耳がピンと立ち、しっぽをぶんぶん振ってる大型犬。
「でも…お風呂の約束…」
粘るな…どんだけ入りたいんだよ。
ほんと、何をする気だよ。
「それはまた今度。ねっ」
そう言って腕を絡めて手をつなぐ。
ピトっと一織にくっつく。
もう、これ以上は手がない…諦めろ、一織。
「………わかった。じゃ、また今度にする」
よしっ!心の中でガッツポーズしたものの、一織の手が俺の頬を触る。
そして顔が近づいてくる。
「ちょ…。一織、さっき『何もしない』って言ったでしょ?」
一織の口にあわてて手をあてる。
一織はその手ををゆっくり外しながら、
「言ったけど…でも、今日は離れないって…」
とまた顔を近づけてくる。
「うん。でも一織は、何もしないで」
顔を背けながら俺は言った。
「は?」
意地悪ばっかりするから、お仕置きだよ。
離れないからって、なんでもしていいわけじゃないんだから。
色々期待してたんだろ。ほんと油断も隙もない。
にしても…
出会った時はクールな感じだった一織。
仕事している時の冷徹な一織。
それが…甘えん坊のような大型犬。
この姿…みんな見たらどう思うんだろ…。
ってか、
俺しか知らない一織の姿。
俺だけの一織。
見つめていると愛おしくなる。
俺がイヤだと言うことはしないと言った一織。
それでも俺の言うことを聞こうとして我慢してる一織。
かわいいな…。
そう思ったら自然と一織の唇にキスをしていた。
「えっ。待って。今…」
驚いてる一織。
「一織、一緒に住んだら少し進みたいって話しただろ。今日は、ここまで。お腹すいた。一織のごはん、食べたい」
そう言って、俺はキッチンに向かった。
どのバスボムにしようか、鼻歌交じりで選んでいる。
一緒に入れたのに…なんて連絡しなきゃ良かった。
なんとか阻止せねば!!
「一織~。今日はさ~」
「ん?」
「一織のごはんが食べたいな~」
「ん? いいよ。お風呂入ってから作ってあげる」
スマホを取り出して、陸に一織に連絡するよう伝える。
「あっ! 一織! 陸から連絡だよ!」
「ん? 後で掛けなおす」
「でも、ほら、何度も! 急ぎじゃない?」
「ん? お風呂入ってからでも大丈夫」
…。
…。
一織よ。
めちゃ入りたいんだね、俺と。
…。
…。
うん…。
何されるかわからないから、やっぱり嫌だ。
「…一織。一緒にお風呂に入って、何する気?」
冷静な口調で聞いてみた。
「えっ?」と嬉しそうな感じで振り向いたものの、俺が警戒しているのを見た途端、スンっとした表情に戻り、「何もしないよ?」とシレっと言ってくる。
ふーん。何もしないのね。
「じゃ、一緒に入らなくてもいいよね?」
「…約束が違う。入るって言った」
どうして一織が拗ねるんだよ。脅してたじゃんか。あの時。
「一織…やっぱり今日はちょっと恥ずかしいから、また今度にしたい」
「えっ…」
ガッカリしている一織の顔。
まあこれもかわいいけど…
ジッとみてくる一織。
ため息をついて俺は言う。
「そのかわり…」
「そのかわり?」
「俺、一織と今日ずっと離れないよ。ずっといる。ダメ?」
きゅるん。
ほれ。いつものかわいい俺だよ?
一織が好きな、お願いしてる俺だよ?
そんな俺をみた一織…
耳がピンと立ち、しっぽをぶんぶん振ってる大型犬。
「でも…お風呂の約束…」
粘るな…どんだけ入りたいんだよ。
ほんと、何をする気だよ。
「それはまた今度。ねっ」
そう言って腕を絡めて手をつなぐ。
ピトっと一織にくっつく。
もう、これ以上は手がない…諦めろ、一織。
「………わかった。じゃ、また今度にする」
よしっ!心の中でガッツポーズしたものの、一織の手が俺の頬を触る。
そして顔が近づいてくる。
「ちょ…。一織、さっき『何もしない』って言ったでしょ?」
一織の口にあわてて手をあてる。
一織はその手ををゆっくり外しながら、
「言ったけど…でも、今日は離れないって…」
とまた顔を近づけてくる。
「うん。でも一織は、何もしないで」
顔を背けながら俺は言った。
「は?」
意地悪ばっかりするから、お仕置きだよ。
離れないからって、なんでもしていいわけじゃないんだから。
色々期待してたんだろ。ほんと油断も隙もない。
にしても…
出会った時はクールな感じだった一織。
仕事している時の冷徹な一織。
それが…甘えん坊のような大型犬。
この姿…みんな見たらどう思うんだろ…。
ってか、
俺しか知らない一織の姿。
俺だけの一織。
見つめていると愛おしくなる。
俺がイヤだと言うことはしないと言った一織。
それでも俺の言うことを聞こうとして我慢してる一織。
かわいいな…。
そう思ったら自然と一織の唇にキスをしていた。
「えっ。待って。今…」
驚いてる一織。
「一織、一緒に住んだら少し進みたいって話しただろ。今日は、ここまで。お腹すいた。一織のごはん、食べたい」
そう言って、俺はキッチンに向かった。
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