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第29話 愛おしい夜
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レイと部屋に戻っても、僕の気持ちは晴れなかった。
「リョクが心配?」
「リョクが、もしかしたらつらい思いをしてるかもって……カナメって人に何かされていたら……」
「まあ、あいつはそれなりに強いから大丈夫だと思うよ」
「でも……」
「それよりも、自分の心配はしないの?」
「自分の……?」
「忘れた? 約束」
「やくそ……あっ」
頬が熱くなる。
レイが見つめてくる瞳は、どこまでも優しくて、でもどこかいたずらっぽい。
「え……今から?」
「そうだよ。今から」
「えっ……でも」
「だって……」
「だってじゃない。約束だから」
そう言って、レイは僕をソファに押し倒した。
「……言ったよね?『今日の夜、たくさん』って」
「忘れてると思ってたのに……」
「忘れるわけない。アオが言ったこと、全部覚えてる」
唇が触れる。
最初は柔らかく、触れるだけのキスだったのに、徐々に熱を帯びていく。
指が頬をなぞる。
喉元から鎖骨、胸元へと、確かめるように滑っていく。
触れるたびに、身体の奥が震え、甘く痺れるような感覚が広がる。
「アオの全部、愛してるよ」
目が合った。
どこまでも深い、レイの瞳。
逃げ場なんてない。逃げたいとも思わない。
「うん。僕も」
アオの紋章が綺麗に浮かび上がった。
消えることのない紋章——本当の番になった証。
レイはその紋章を見つめて、愛おしそうにキスをした。
今までの想いをすべて注ぐかのように、レイは止まらない。
「まっ……ん」
「もう待たない」
「あぁ……んっ。もうむ……」
「まだ」
「ん……んんっ」
「お願い……」
「お願いする時は……どうするんだった」
必ず最後は僕から求めるように誘導するレイをすごくずるいと思いながらも、僕はいつものようにレイにキスをする。
僕からのキスを満足そうに受け取るレイ。
そしてレイの動きが速くなって、僕はまた深く甘い感覚に溺れていった。
そして約束どおり、何度も、何度も繰り返される夜となった。
「リョクが心配?」
「リョクが、もしかしたらつらい思いをしてるかもって……カナメって人に何かされていたら……」
「まあ、あいつはそれなりに強いから大丈夫だと思うよ」
「でも……」
「それよりも、自分の心配はしないの?」
「自分の……?」
「忘れた? 約束」
「やくそ……あっ」
頬が熱くなる。
レイが見つめてくる瞳は、どこまでも優しくて、でもどこかいたずらっぽい。
「え……今から?」
「そうだよ。今から」
「えっ……でも」
「だって……」
「だってじゃない。約束だから」
そう言って、レイは僕をソファに押し倒した。
「……言ったよね?『今日の夜、たくさん』って」
「忘れてると思ってたのに……」
「忘れるわけない。アオが言ったこと、全部覚えてる」
唇が触れる。
最初は柔らかく、触れるだけのキスだったのに、徐々に熱を帯びていく。
指が頬をなぞる。
喉元から鎖骨、胸元へと、確かめるように滑っていく。
触れるたびに、身体の奥が震え、甘く痺れるような感覚が広がる。
「アオの全部、愛してるよ」
目が合った。
どこまでも深い、レイの瞳。
逃げ場なんてない。逃げたいとも思わない。
「うん。僕も」
アオの紋章が綺麗に浮かび上がった。
消えることのない紋章——本当の番になった証。
レイはその紋章を見つめて、愛おしそうにキスをした。
今までの想いをすべて注ぐかのように、レイは止まらない。
「まっ……ん」
「もう待たない」
「あぁ……んっ。もうむ……」
「まだ」
「ん……んんっ」
「お願い……」
「お願いする時は……どうするんだった」
必ず最後は僕から求めるように誘導するレイをすごくずるいと思いながらも、僕はいつものようにレイにキスをする。
僕からのキスを満足そうに受け取るレイ。
そしてレイの動きが速くなって、僕はまた深く甘い感覚に溺れていった。
そして約束どおり、何度も、何度も繰り返される夜となった。
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