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第一章 ヒューマニア王国
第22話 国王の病の正体
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ミラ王女とロイたちは急いで国王の寝室に向かった。ミラ王女を先頭に続々と寝室へと入る。10名の医療系魔土術団がベッドの窓側に。邪魔にならないように王の側近が4名部屋の隅に。そして王妃と第一皇子がベッドの通路側で王を心配する眼差しで見守っている。第二王子は寝室にいない。
パッと見ただけでもわかる。国王の容体は極めて悪そうだ。
ノアは冷静に部屋の人間にサーチライトをかけて確認した。
(……やはりいた)
《ミラ王女、父さん。左から3番目の一番偉そうなメガネをかけた男性は魔族だよ。あと、その右隣の助手のような女性も》
《何ですって! サルド主治医が?》
困惑するミラ王女。サルドは医療系魔土術団の副団長である。どうやら王国の闇は深そうだと誰もが思う。
《魔族の対処は俺に任せろ。ノアとリリカは予定通り国王のほうを頼む。ティアはリリアナ王女を頼んだぞ》
《了解!》
「皆さん、今から治療を行いますので、ベッドから少し離れてください」
ミラ王女が呼びかける。しかしレスタ第一皇子がミラ王女に反論する。
「おい、ミラ! いい加減にしろ! そんな下民に何ができるというのだ!
父上はこんな状態なんだぞ! 早くそいつらを部屋から追い出せ!」
「そうですぞ、ミラ王女。こんな小さな下民の子供に一体何ができるとおっしゃるのですか?」
不快な言葉をぶつけるサルドを睨みつけるミラ王女。
「サルド……黙りなさい。 医師団の皆もベッドから離れなさい」
戸惑いながらも下がる医師団。レスタ皇子がミラ王女に詰め寄るがミラ王女は落ち着いている。
「レスタお兄様、冷静になってください。彼らを呼んだのは他でもない国王自身です。急ぎで呼ぶよう申し使っております。さぁ、時間がありません」
「……くっ!」
「レスタ。下がりなさい」
珍しく王妃が口を出す。仕方なく後ろへ下がってノアに譲るレスタ皇子。
「ノア。どうか国王をよろしくお願いします」
「王妃。全力を尽くし、必ず国王の病を治してみせます」
ノアがチラッと魔族の様子を見る。一見戸惑っているようだが、その奥にニヤリと笑みがこぼれたのを見逃さなかった。
(お前たちの好きにはさせない)
国王のもとへ近づくノア。そしてバックからノア製作、ゴーグル式【マナスカウター】を取り出して身につける。
「マナスカウター、オン」
ピピピピッ……スカウターが反応している。
ノアは国王の胸から繋がっている黒いモヤモヤした糸のようなものを見つける。
「これだ……呪縛念鎖。髪飾りから繋がっているのがわかるぞ……」
そして、あらかじめ幾重にも聖属性魔土術をエンチャントしておいた探掘刀でサクッとカットする。
「なっ! なんだと! そんなバカな!」
サルドが大声を出す。
「ミラ王女、母さん! お願いします」
ノアの掛け声で、二人は詠唱して国王の体が覆われるように結界を張った。
「くそ!」
サルドとその一味が呪縛魔土術を国王へかけようとして腕を伸ばしたところをロイが一瞬で腕を切り落とす。
「グッッ! グァ!!!」
そしてロイは邪気を隠すためのアクセサリーを切り落とした腕から見つける。
「このブレスレットだな」
踏み潰して破壊した瞬間、医師であったはずの二人が凶悪な魔族へと姿を変える。
「「「ギャァー! 魔族よ! 」」」
周囲が突然の出来事にパニックになる。何がどうなったのか。全く状況がわからず、レスタ皇子はただ悲鳴をあげて逃げ回る。
『人族のゴミどもが……我らの計画を……許さんぞ!』
襲いかかってくる二匹の魔族を真っ二つに斬ったロイ。直ぐに外の異変に気付く。
「リリカ! 王女! 外から波状攻撃だ! 王の結界を強めろ! 王妃や皆は窓から離れて部屋の奥でかがんでいろ!」
庭師やメイドが翼の生えた魔族へと姿を変えて窓の外から現れる。
『国王を殺せ! 同時に術者も狙うのだ!』
外から窓を破壊して幾重にも連なった呪縛念鎖が国王に向かって伸びてくる。
しかし結界が全て跳ね返す。全てのマナを流して結界に向けて魔土術を唱えている無防備なリリカとミラ王女に、魔族の呪念術が襲いかかる。
「こっちは任せろ! オラァ!」
ロイがなんとかカバーして二人の身を守る。
しかし、まだ終わらない。窓から部屋に飛び込んでくる魔族。
「ノア! 結構こっちはヤベェぞ! まだ時間はかかりそうか⁈」
「父さん、もう少し! もう少しだけなんとか耐えて!」
複数でロイに襲いかかる魔族。そして一部が王妃やリリアナ第二王女の方へ!
「うわぁ! く、来るな!」
怖がって王妃の後ろで震えているレスタ皇子。
「し、しまった!」
焦るロイだったが、ティアが前に立ち、魔族に向かって魔土術を打ち込んで撃退する姿を目にする。
「ファイア! リリアナと王妃はティアが守るわ!」
「す、すげぇさすが俺たちの娘だけあるわ……」
そしてノアが呪縛念鎖のかけらを全て取り除くことに成功する。
「これでどうだ! サーチライト<スキャン>」
王の体のマナが正常に流れ始めている。
そしてノアが ハイソイラをかけて全てが完了した。国王の病が無事に完治した。
「なんと……、余は生きているのか……」
「よし! 無事に病は完治しました! 王女はそのまま結界を張っていてください。まだ魔族の攻撃がくるかもしれません。母さんは結界を解いて王とミラ王女の護衛に!」
「「わかったわ!」」
残った魔族をロイが仕留めて、無事に全てが終わったかと思われたその時、ゆっくりと寝室の扉が開く。
現れたのはジョン第二王子と執事の男だ。ジョン王子の様子が明らかに変だ。目があらぬ方向をみて、手足がアンデッドのような動きでゆっくりと王妃たちに近づいて来る。
「母上……、た……たす……けて……」
「ジョ、ジョン! あなた……一体どうしたの?」
「は……母……ゔぇ……ブヘァ」
ジョンが魔族ではなく魔物に変わってしまった。
王妃と王子、そして側近たちが悲鳴をあげてたじろぐ。
「ロイよ! ジョンを斬ってくれ!」
「……国王……仰せのままに」
そういって、ロイは迷うことなく魔物を斬った。寝室全体に静けさが戻る。
そしてゆっくりと拍手をしながら執事の男が部屋へ入ってきた。
「なんと! お見事です! まさか本当にあの状況から国王の命を救ってしまうなんて……」
ロイが右腕を伸ばし、剣をまっすぐ執事に突きつける。
「キサマ……何者だ」
男は不敵な笑みを浮かべる。
「これは失礼致しました。私は魔族国家のノエビラ<No-evila>魔王国、四大魔軍の一つである魔人軍長を務めるグルテナスと申します」
パッと見ただけでもわかる。国王の容体は極めて悪そうだ。
ノアは冷静に部屋の人間にサーチライトをかけて確認した。
(……やはりいた)
《ミラ王女、父さん。左から3番目の一番偉そうなメガネをかけた男性は魔族だよ。あと、その右隣の助手のような女性も》
《何ですって! サルド主治医が?》
困惑するミラ王女。サルドは医療系魔土術団の副団長である。どうやら王国の闇は深そうだと誰もが思う。
《魔族の対処は俺に任せろ。ノアとリリカは予定通り国王のほうを頼む。ティアはリリアナ王女を頼んだぞ》
《了解!》
「皆さん、今から治療を行いますので、ベッドから少し離れてください」
ミラ王女が呼びかける。しかしレスタ第一皇子がミラ王女に反論する。
「おい、ミラ! いい加減にしろ! そんな下民に何ができるというのだ!
父上はこんな状態なんだぞ! 早くそいつらを部屋から追い出せ!」
「そうですぞ、ミラ王女。こんな小さな下民の子供に一体何ができるとおっしゃるのですか?」
不快な言葉をぶつけるサルドを睨みつけるミラ王女。
「サルド……黙りなさい。 医師団の皆もベッドから離れなさい」
戸惑いながらも下がる医師団。レスタ皇子がミラ王女に詰め寄るがミラ王女は落ち着いている。
「レスタお兄様、冷静になってください。彼らを呼んだのは他でもない国王自身です。急ぎで呼ぶよう申し使っております。さぁ、時間がありません」
「……くっ!」
「レスタ。下がりなさい」
珍しく王妃が口を出す。仕方なく後ろへ下がってノアに譲るレスタ皇子。
「ノア。どうか国王をよろしくお願いします」
「王妃。全力を尽くし、必ず国王の病を治してみせます」
ノアがチラッと魔族の様子を見る。一見戸惑っているようだが、その奥にニヤリと笑みがこぼれたのを見逃さなかった。
(お前たちの好きにはさせない)
国王のもとへ近づくノア。そしてバックからノア製作、ゴーグル式【マナスカウター】を取り出して身につける。
「マナスカウター、オン」
ピピピピッ……スカウターが反応している。
ノアは国王の胸から繋がっている黒いモヤモヤした糸のようなものを見つける。
「これだ……呪縛念鎖。髪飾りから繋がっているのがわかるぞ……」
そして、あらかじめ幾重にも聖属性魔土術をエンチャントしておいた探掘刀でサクッとカットする。
「なっ! なんだと! そんなバカな!」
サルドが大声を出す。
「ミラ王女、母さん! お願いします」
ノアの掛け声で、二人は詠唱して国王の体が覆われるように結界を張った。
「くそ!」
サルドとその一味が呪縛魔土術を国王へかけようとして腕を伸ばしたところをロイが一瞬で腕を切り落とす。
「グッッ! グァ!!!」
そしてロイは邪気を隠すためのアクセサリーを切り落とした腕から見つける。
「このブレスレットだな」
踏み潰して破壊した瞬間、医師であったはずの二人が凶悪な魔族へと姿を変える。
「「「ギャァー! 魔族よ! 」」」
周囲が突然の出来事にパニックになる。何がどうなったのか。全く状況がわからず、レスタ皇子はただ悲鳴をあげて逃げ回る。
『人族のゴミどもが……我らの計画を……許さんぞ!』
襲いかかってくる二匹の魔族を真っ二つに斬ったロイ。直ぐに外の異変に気付く。
「リリカ! 王女! 外から波状攻撃だ! 王の結界を強めろ! 王妃や皆は窓から離れて部屋の奥でかがんでいろ!」
庭師やメイドが翼の生えた魔族へと姿を変えて窓の外から現れる。
『国王を殺せ! 同時に術者も狙うのだ!』
外から窓を破壊して幾重にも連なった呪縛念鎖が国王に向かって伸びてくる。
しかし結界が全て跳ね返す。全てのマナを流して結界に向けて魔土術を唱えている無防備なリリカとミラ王女に、魔族の呪念術が襲いかかる。
「こっちは任せろ! オラァ!」
ロイがなんとかカバーして二人の身を守る。
しかし、まだ終わらない。窓から部屋に飛び込んでくる魔族。
「ノア! 結構こっちはヤベェぞ! まだ時間はかかりそうか⁈」
「父さん、もう少し! もう少しだけなんとか耐えて!」
複数でロイに襲いかかる魔族。そして一部が王妃やリリアナ第二王女の方へ!
「うわぁ! く、来るな!」
怖がって王妃の後ろで震えているレスタ皇子。
「し、しまった!」
焦るロイだったが、ティアが前に立ち、魔族に向かって魔土術を打ち込んで撃退する姿を目にする。
「ファイア! リリアナと王妃はティアが守るわ!」
「す、すげぇさすが俺たちの娘だけあるわ……」
そしてノアが呪縛念鎖のかけらを全て取り除くことに成功する。
「これでどうだ! サーチライト<スキャン>」
王の体のマナが正常に流れ始めている。
そしてノアが ハイソイラをかけて全てが完了した。国王の病が無事に完治した。
「なんと……、余は生きているのか……」
「よし! 無事に病は完治しました! 王女はそのまま結界を張っていてください。まだ魔族の攻撃がくるかもしれません。母さんは結界を解いて王とミラ王女の護衛に!」
「「わかったわ!」」
残った魔族をロイが仕留めて、無事に全てが終わったかと思われたその時、ゆっくりと寝室の扉が開く。
現れたのはジョン第二王子と執事の男だ。ジョン王子の様子が明らかに変だ。目があらぬ方向をみて、手足がアンデッドのような動きでゆっくりと王妃たちに近づいて来る。
「母上……、た……たす……けて……」
「ジョ、ジョン! あなた……一体どうしたの?」
「は……母……ゔぇ……ブヘァ」
ジョンが魔族ではなく魔物に変わってしまった。
王妃と王子、そして側近たちが悲鳴をあげてたじろぐ。
「ロイよ! ジョンを斬ってくれ!」
「……国王……仰せのままに」
そういって、ロイは迷うことなく魔物を斬った。寝室全体に静けさが戻る。
そしてゆっくりと拍手をしながら執事の男が部屋へ入ってきた。
「なんと! お見事です! まさか本当にあの状況から国王の命を救ってしまうなんて……」
ロイが右腕を伸ばし、剣をまっすぐ執事に突きつける。
「キサマ……何者だ」
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