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プロローグ1 〜vs『大殺界商店街』/vs『スレイブ❤︎クエスト』〜
しおりを挟む赤い月が輝く真夜中、アーケードの無いボロ商店街の路面は鮮血の如き月明かりに照らされていた。
店舗シャッターは全て閉じられ、住人達は商店街の中を忙しなく駆け回る――逃げている。
「うぎゃーーー」「やめてくれぇー」
「きゃー」「わーー」 「ひーー」
「ウキャッキャキャキャキャキャ! KILL! KILL! KILL! KILL! 斬ぃいぃいぃぃる!! 」
両手に日本刀をもったヒッピーが逃げ惑う住人を追い回し惨殺していく、女子供容赦なく老若男女区別なく、全てを殺し尽くさんと。
勿論警察は来ない
「テメッ! 何やってっだテメー!! ステロイドマグナーーーッム!!」
ドーピング薬剤師の常田 直が自慢の筋肉でサムライヒッピーをぶん殴った、正義の一撃!
しかしヒッピーはノーダメージ、日本刀を振りかぶりながら満面の笑みで常田を見つめる。 圧倒的な嗜虐者側目線。
いつもの常田なら恐怖で動けなくなるところだろう、しかしドーピングだけじゃなくシャブもちょっと齧ってる常田は連続ドーピングパンチで応戦。
だが、やはりヒッピーは涼しい顔で拳撃の嵐を受ける。 日本刀は振りかぶったまま、ノーガードで。
すると常田も流石に怖くなって叫んだ。
「うわぁあぁあ!! 何故だ! 何故ドーピングで鍛えた俺の拳がぁああ! それより警察は何やってんだ!! うわぁああーーー」
「クカカカカカーーー、なぁぜぇ~? なぁぜぇ~? それはなぁ、ここが俺の夢ン中だからだよぉおおおキャキャキャー!!」
斬! 唐竹めいて正中線から斬られた常田は薄れ行く意識の中でヒッピーの言葉が本当であると確信した。
脳が切断された感触が確かに有るのに、自分が死んでいないからだ。 それに頭から臍までガッツリめに斬られ鮮血も噴き出てた筈なのに、胴体に傷が無い! おそらく頭部も同じだろう。
夢の中では死なないし、外傷は残らない。
ゆえに――――――――
「……ウギャァアアアァァァア!!!」
「理解したなァ? 安堵したなァ? おまえに安心されたら俺がムカつくんだよキケケケェーー」
ヒッピーが倒れた常田を滅多刺しにする。 傍目から見れば完全なオーバーキル状態、それはもう殺人とかを超えてネギトロ作りの光景に似ていた。
「ぎゃーーー!!! もう殺してくれー! うぎゃああ!!」
「そうだぜウキャキャ! “死なない”じゃなくて“死ねない”! テメーらみんなこのアクセルヒッピー加納様に殺され続けるんだケシャーー」
加納は叫んだ後、右手に生成した乾燥大麻を口に含みガムみたいに噛みながら他の獲物の方へ歩き出す。夢なので直喰いもOKなのだ。
無敵になれるし、万物を生成できるし、流血のオンオフも設定可能、何でもOK! ここは加納の夢、加納の世界なのだから。
なので加納の夢に囚われただけの一般人には、現実世界でどれだけ凄い権力やドーピング筋力があっても彼を止める事はできない。
しかし――――そんなアクセルヒッピーの前に立ち塞がる影が一つ。
「変神Lv.2……雑魚ね……」
痩身短躯の加納よりも一回り小さく、細い、一人の少女。 その偉そうな口調に対しやたらに可愛らしい声と見た目から想像するに年は10代後半といったところか。
首筋が隠れるくらいの長めのショートカットの白髪はオーロラめいて時折青く煌めき、アクアマリン色に輝く鋭い瞳は、恐ろしい程に均整の取れた顔立ちと合間って一種の威圧感のようなものを放っている。
「なんだァーーーーテメェはァ゛ァ!!」
そしてその装いは到底この世の者とは思えなかった。 薄氷の如く煌めく薄いホルターネックミニドレスは、少女の薄くて狭い肩幅を大胆に晒した上、深く広いブランジング隙間からは下乳やおへそ、下腹部までもがまる見えであった。 王族が着るような豪奢なデザインでありながら、その露出度は非常に高い。
手足を包む紺色のグローブとヒールブーツや側頭部の角めいた髪飾りはどこか苛虐性と高慢さを感じさせるものの、気品漂うアームレットやベルトが巻きつけられた細くしなやかな二の腕と太ももは何の力も有していない少女特有の弱々しさを感じさせる。
「………おそらくなりたてのドミネイター……収監する価値もない」
クルりと踵を返す少女、露になるのはうなじから仙骨の辺りまで剥き出しにされた白い華奢な背中。 いわゆる童殺仕様と言うやつで少女の纏うドレスは背面からだと襟首とミニスカートの部分しか見えず、上半身に何も纏っていないように見える。
そして偉そうな尖った襟首すらもオーロラめいたショートカットに隠れており、後方からは威厳や高圧さを一切示す事なく、その小さな肩幅をもって無防備さと少女の弱さを示していた。
「ケヒャァアアア~~~~!!! 馬鹿がよぉおお」
歌劇に登場するお姫様の如くピンと背筋を張り、コツコツとヒールを鳴らして去り行く様は気高く優雅で気品に満ちてはいるが、その小柄で可憐な体型と無防備過ぎる艶背は見るものを不安にさせ、悪漢達をも興奮させる。
シリアルキラーの加納ですらもが、この無防備な背中に飛びついて細腕での可愛い抵抗を愉しみながら華奢な体を押し倒ししなやかなおみ足を力づくでこじ開けてあの生意気な面をグシャグシャにし可憐な声に相応しい“よわよわ言葉”しか吐けなくなるまで犯しまくりたいと思う程だ。
「“入室許可”! テメーも俺の世界の仲間入りだキヒャヒャヒャぁ!!」
加納は歓喜の雄叫びをあげながら、自身のアイデンティティでもある日本刀を投げ捨て、少女へと強姦突撃。 その瞬間――――
「………フロストデビル」
前腕を象った大型トラックサイズの巨大な氷塊が加納に激突! ブッ飛ばした。
サディスティックな笑みを浮かべて振り返る少女の背には、いつの間にか白いケープマントが装着されており、そして左目が金色に輝いていた。
少女はピンと張った背筋を更に反らし、這い蹲る加納を偉そうに指差しながら、高圧的に口を開いた。
「愚かな人間よ……私の名は“ナイトメア・プリンセス”ルサーリア。 汚れた魄を地獄に送る夢魔の姫」
「ケヒャッ、ゴホ! ゴホ! なぁんで無敵の俺がぁ? ヤベー気がする! ヤベー気がする!」
夢の中でダメージを貰うという未知の体験が、加納に夢魔の姫君への恐怖心を植え付ける。
「無駄よ……一度“入室許可”した相手を退室させる事はできない――アイスジャベリン」
「なっ……ぐぎゃぁあぁああ!!!」
コツコツとヒールを鳴らしながら加納へと近寄るルサーリア。 彼女の言う通り、加納はルサーリアの退室を念じていたが無駄だった。
代わりに加納が這い蹲ってる地面に青白い光の紋様が浮かび、直後――6本の氷槍が地面から飛び出して加納を貫く。
「ギィヤァ゛ァア゛ァ゛ァぐっ、うぐぐぐ! 痛い! なんで! こんなの面白いくないぃい、面白くないよぉおぉおおーー!!!」
「……リフリジレイター」
悶絶号泣しながらのたうつ加納、自身の夢の中であろうと魄が「痛い」と認識すれば普通に痛いのだ。 今までダメージを負わなかったのは自身の夢の中での万能感によって身体が強化されていたからでしかない。
「つまり、そう言う事ぁ! ウキャキャキャキャバクバクむしゃむしゃバリバリ――さすが医療用、元気10000倍だぜキキャーー!」
「……ビロウサージ」
加納はまるで夢のルールを理解していない正しい推測もできていない!
しかし乾燥大麻を頬張りラリって痛みを飛ばすのはファインプレーだ。 オマケで恐怖心もフッ飛び、真っ赤に充血した瞳には元通りルサーリアがコマシ甲斐たっぷりの非力な牝に映る。
だが悲しいかな、変神Lv.3で実際それほど自分を万能の神だと思い込めてないアクセルヒッピー加納はもう詰んでいた。
地面が凍り付いていた為、滑って転んで立ち上がる事すらできなかった。
「無駄よ……オマエはもう逃げられない――フロストデビル!」
「ぶぎゃーー!」
再び氷塊拳! ブッ飛ぶ加納! 先程の再現かと思われるが、ナイトメア・プリンセス様は進行方向の先に既にリフリジレイターを生成されておられる。
鳥籠めいた巨大な厳しい氷の牢獄の中へと叩き込まれた加納は、牢獄内に吹き荒ぶ冷気で氷漬けにされた。
「――――収監!」
ルサーリアがクルリと背を向けながら両手を広げると氷牢の重い扉が閉じ、加納ごと消滅した。
収監――――無力化した相手を檻に入れる事で、自身の夢の従人へと変える儀式であり、従人化と同時に自身の夢へ転送する効果もある。
加納は消えたのではなくナイトメア・プリンセスの夢、白銀の牢獄――夢幻魄誅夢へと収監されてしまったのだ。
監獄姫ルサーリアは小さく呟くと来た道を帰りだした。 距離の概念は無く、44歩ほど歩くとそこは自身の夢の中、白銀の牢獄――『夢幻魄誅夢』。
「痛っぎゃぁあぁああ!あぎゃ! ばぎゃぐがあ゛あ゛あ゛ウギャギャギャゴギャベギバギボギグチャボギバギゴギ」
全面銀色の独房に悲鳴と圧壊音が響く、音は床に空いた真四角の穴から出ており、穴の中ではギッシリ詰まった幾つもの巨大な歯車がアクセルヒッピー加納を挽肉めいて攪拌している。
ルサーリアはその様を見るとサディスティックな笑みを浮かべつぶやいた。
「堕ちなさい……永遠に終わらない痛みと苦しみの地獄へ」
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【魄抽夢】
悪魔と契約し自身の夢を異界化させた空間。
主は魄抽夢の中では身体能力が向上し万物生成の力を持つ万能の神となる。
そして、『種付け』『格付け』『収監』『婚隷』等の儀式によって他者を自身の魄抽夢の従人にする事ができる。
【ドミネイター】
魄抽夢を持つ者の事。
メブキ町の裏通り、そこには一枚のポスターが貼られていた。
『WANTED!!』
『ナイトメア・プリンセス』
『夢魔の姫君 ルサーリア』
『LIVE❤︎ONLY』
『¥50000000』
『xxxxx-xxxxxx』
「ナイトメア・プリンセス……キャラデザも手配書ってのもエロい! 生捕り限定に意味深ハートマークとか絶対エロいやつだもん! 何のキャラか知らないけど良いセンスしてる、作者プロモ上手いな――と思うのは実はシロウト」
ポスターを眺めながら1人で――そう1人で――呟くのは異常天才科学者の異名を持つ下仁田カガク。 ドミネイターである。
「明らかにドミネイター向け案件……このイラストのえちえちルサーリアちゃんは実在する! フヒ、フヒヒヒヒヒ!」
下仁田カガク――その名の通り科学者を志したものの高校で重度のオタクとなり大勢しなかったが、後にドミネイターとなりその力を使い高名な女性研究者を挙って従人化。 隷属させた彼女らの研究成果を全て自分の物にしノーボル賞も受賞。 難しい質問には答えられないので表舞台に出て来ず、いつもオタク街で目撃されとても普段から研究などしていない事が明らかな為『異常天才研究家』と称されるようになった。
高級マンションの一室で、下仁田は持ち帰ったポスターを興奮した目で見つめながらはしゃぐ。
「魄抽夢に誘い込むには自分の夢を見て貰うのが条件、相手に認知されてないと駄目……フヒヒヒヒヒ! ボクみたいな著名人がTVでこのネタを取り上げれば話題沸騰! ルサーリアたん本人の耳にも絶対入るううう、勝ちです! 一般ドミネイターの皆さんスミマッセン、プリンセス・ハントはボクが制しま~~~~す!」
下仁田はTV局に電話しインタビューの約束を取り付けると、棚から睡眠薬を出して飲んだ。
「シコらないシコらない……1週間くらいで見つかるかな、魄抽夢なら無限射精できるけど……気持ち的にね………はぁ…zzZZ」
肉体が休眠状態に入ると、下仁田の魄は自身の魄抽夢『スレイブ❤︎クエスト』へと転送される――筈だった。
眼前に広がるのは巨大な泡で形成された大地と白銀の監獄。
無骨で厳しいその外観と己の本能的直感で下仁田はそれが監獄だと悟った。
その魄抽夢の持ち主も。
「フヒッ、フヒヒヒヒヒ……まさか、まさかのドミネイターか~~~い! あっぶねぇ、ルサーリアたんの夢に入っちまうとこだった、いやぁタチ悪いトラップ。 こうやって一般人誘って狩ってるのねエゲツねぇ~~~」
ドミネイターが万能の力と権限を発揮できるのは自身の魄抽夢内に限られる。 他者の魄抽夢に入れば当然一方的に狩られ従人化は確定。 入ったもん負けである。
「ドSっぽい目してたもんなぁ、逆に逮捕して泣かせたいよぉおぉルサーリアたぁ~~ん。 ああぁあプリンセス様お城から引き摺り出して連れ帰ってバチボコに躾けしてぇ……」
なので悔しがりはするが、当然手出しはしない。 できるのは外観チェックと『入室許可設定』の確認だけだ。
ドミネイター同士は相手を夢に見てしまっても一発で仮入室させられず、魄抽夢の外へ飛ばされ『入室許可設定』を確認する機会を得られる。
当然、どんな条件だろうと他者の魄抽夢に入室する者はいない。
「おおお! 『入室許可設定』が『ドミネイター限定』の『無制限』、しかも本人でもそれを『撤廃』できなくしてる……攻め込み放題のパカパカ城門……誘うのうめぇ! つーか一般人は入れないとか魄抽夢の使い方間違えた過ぎだろ。 ルサーリアたんマジでドミネイター狩る気まんまんじゃん、ヤッバぁ~正義気取り? ポリスなん? あぁあぁあコレ手出しできねぇのつれぇ!!」
しかし他者の魄抽夢の中へ入るのは自殺と同義なのだ、大人しく帰るしかない。
しばらく愚痴った後、下仁田は自身の魄抽夢へと飛んだ。
そこは真っ赤なビロード絨毯の敷かれた宮殿。 金銀宝石を散りばめた玉座に突如下仁田が現れ腰掛けると、宮殿内にいたロンググローブとニーソ以外は何も着てない二十数人の女性従人達が一斉に跪く――ただ1人服を着た少女を除いて。
下手すると裸ニーソ&グローブよりもいやらしい格好をしたナイトメア・プリンセスは冷たい声で宣告する。
「愚かな人間よ……私の名は“ナイトメア・プリンセス”ルサーリア。 汚れた魄を地獄に送る夢魔の姫」
「ぇええええええええええ!!!!!?」
突然のサプライズに下仁田は驚愕!
あんな露骨な入室許可設定を施してるルサーリアは確実にシロウトではない、それが他人の魄抽夢――入室即絶対敗北永久隷属化が確定した淫獄――へ入る?
あり得ない! 明らかに正気の沙汰ではない! 白銀の監獄に住む夢魔の姫君には何かある。
「ああああぁわかんないわかんない! わかんないよぉおおお!!」
下仁田は迂闊に入室許可を出さない。 一度許可を出せば退室させる事ができなくなる一方で、仮入室したルサーリアが自主退室するには魄抽夢の中心地から遠ざかるように自らの足で44歩歩く必要がある。
つまりルサーリアが逃げようとしても時間がかかる、判断を引き伸ばせるのだ。
重大な決断を全て後回しにして落ちぶれてきた下仁田ならではのファインプレーであった。
「フッ……」
「あぁあああああ!! 待ってよ! 待ってってルサーリアたん!!!」
さすが下仁田、仏頂面でコチラをジッと睨んでいたプリンセス様がコチラを馬鹿にするように鼻で笑い踵を返そうとしてもそうまだ入室許可を出さない。
あと44歩分の猶予があるのだ。
だがしかし――――
「うぉおおおお! 後ろ姿エッロ!!!!」
晒け出されたナイトメア・プリンセス様の無防備過ぎる美しき白い背中は、新雪の野の如くめちゃくちゃに汚したくなる。 凌辱厨を惹き付ける。
さきの堂々荘厳たる白銀の監獄と比べて……あの高くて細い不安定なヒール、それ込みでも小柄な身長、華奢で薄い肩幅としなやかな肢体のなんと弱々しい事か!
この監獄入りお姫様が男の獣性に抗える部分など何一つ無いだろう。 その事実を再視認し勃起した下仁田は――『フロストデビル』この上なく高圧的な口調で発せられる可憐な宣告を聞き逃してしまっていた。
「えっ!? あ――ぶぎゃあぉああ!」
大型トラックサイズの氷塊拳が下仁田に炸裂!
音で着弾を確認してからゆっくりとルサーリアが振り返る。 その背にはいつの間にか白いケープマント、左目には金色の魔性の輝き。
「変身Lv.4……救いようのない雑魚ね……ビロウサージ」
パキパキと音を立てて床一面に氷が広がっていく。 夢魔の姫君は毎度説明はしてくれるワケではない、下仁田の欲望が漏れた事を――本能的に入室を望んでしまった為に入室許可が下りてしまった事を――わざわざ説明してやる気は無い。
「ふっふひひひひひ! ふひひひひ! イイ、結果として正解!! わざわざ圧倒的不利な敵地に侵入して戦う正義のドミネイター狩り、最高過ぎる!!! 絶対絶対逃がさなぁあぁああーーーい」
宣告のみでの発動に加えて距離があったにも関わらず氷塊拳のダメージは抜群。 多くの他者を従人化しているにも関わらず下仁田の変神Lv.は低く、弱い。
どれだけ数を揃えても主人本人や捕らえた従人の資質が低ければ、高い万能感や自己肯定感は得られないのだ。
ルサーリアは下仁田をその手の輩だと判断したが、しかし下仁田はターゲットを優秀な研究者に定めて魄抽夢をフルに活用し現実世界での地位すらも確立した逸材級のドミネイターである。
つまり、彼の変神Lv.が低いのは――
「「「「ブモモモモモォオオオー!!!!」」」」
ルサーリアの周りを取り囲むように生成されたのは醜く肥えた緑色の太鼓腹オークの群れ、そのどれもが身長が2m超えで丸太のように太い腕を持ち、精液には媚薬効果があった。
「なっ……化神特化型!? レベル20どころじゃない、36……こんな人間がっ」
下仁田は生体創造能力にこそ万能感を抱くドミネイター、自己の身体能力ではなく創造した生命体が強化される上、彼は亜人や幻想上の生物を生成できるに至った高レベルのドミネイターであった。
強靭なオークの群れは力任せに氷床を踏み砕き、己の肉棒を扱きながらゆっくりと監獄少女包囲網を狭めていく。
「……IJ×IJッ!」
「情報開示……っておっほおおお! 美しいぃいい、フィギュアか?? 氷使いエッチ過ぎる!!」
元より四方八方を囲む形で生成された為完全包囲も容易いかと思われたが、ルサーリアはなんとアイススケートめいて氷床を滑り間一髪で包囲の外へ。
しかも滑りながら左右の手で指を鳴らす指揮と宣告を合わせたアイスジャベリンを2つ同時生成、被弾した2体のオークを消滅させた。
その間、玉座にかけ直した下仁田はドミネイター権限で客人のステータスを閲覧していた。
下仁田側にだけはルサーリアの頭上に表示されたRPGゲームめいたステータスウィンドウが見える。
「クラスは『ナイトメア・プリンセス』、すごい!本物だ! 本物の戦うヒロインってやつだ!!! し、しかも『処女』なのに『膣感度』27、他の部位も上がってるし『媚薬耐性』がマイナス!!??? デバフじゃん、うわああああルサーリアたんはエロゲから出てきたんですかぁ??」
「……FD×IJっ!」
情報開示によって丸裸にされるのはいつもの事だ、ルサーリアは苛立たし気にフロストデビルとアイスジャベリンでオークの処理を続け、下仁田は完全に無視。
もしダメージを負えば更なる情報を強制開示される事になるのだ、それは過去に遡った情報、つまりは過去に受けた被虐の詳細や、ルサーリアの最大の弱点など。
ゆえにその見た目通り気位の高いルサーリアだが、この手の煽りに付き合ったりはしない。
「フヒヒヒヒヒ!握力15kgって、チョ! チョー弱ぇええ! その見た目で見た目以下って事あるんだフヒヒヒヒヒ可愛い可愛い!! まぁ! つまりこーいう事だよね!」
下仁田が腕を振るうと宮殿の至る所から巨大なSM用蝋燭が生えてくる。 溶けた蝋が壁面に広がっていき、そこから新たなSM用蝋燭が生える菌類じみた無限増殖。
やがて宮殿の壁は全て燭に覆われ――氷床はその熱で全て溶かされてしまった。
「氷属性なんてのはとろっとろに蕩かされるのが定めなんだよなぁあ、オラ! 走って、走ってお姫様ー、ロリ並みの体力でがんばえ~~~」
「……っ! くっ!」
ルサーリアの美貌に明らかな焦りの色が浮かぶ。 体力と筋量が小学生並みのナイトメア・プリンセス様にとって氷床による移動補助は生命線、文字通り翼をもぎ取られたも同然。
あの優雅な立ち姿と高圧的で威厳に満ちた歩きっぷりはどこへやら? 監獄入りお姫さまの走法は見てるこっちが心配になるくらいおっかなく、そのスピードは鈍重太鼓腹のオークとほぼ同速。
「くっ、ハァ、ハァ……ア、アイスジャベリン」
「フハハハハ! お姫さま遅過ぎ、バテるの早すぎ! こんなんでボックんとの100時間耐久ファック耐えられるの~~? あああ楽しみ過ぎる、マジでシゴき倒してぇええ――けどその前にぃいい!」
「「「「ブモモモモモォオオオ」」」」
下仁田が柏手を打つと10体にまで減ったオーク達がルサーリアの上方目掛けて大量射精。
ルサーリアの頭上で天幕の如く広がる白濁粘液は、下仁田の采配によりルサーリアの進行方向を念入りに潰すよう放たれており、完璧に躱すには後退して自らオークへ近寄る必要があった。
「マイナス耐性の媚薬か、体格差のオークか、好きな方をお選びくだちゃ~~~いフヒヒヒヒヒヒヒ」
「……ッ! クリスタライズドッ」
選ばれたのは濃厚媚薬ザーメンシャワー。
ルサーリアは足を止めバリアめいた円形ドーム状の氷の殻を生成、完全シャットアウト! しかし――――
「ハァ、ハァ、えっ! なっ……何? どうなってるの!?」
氷の殻に付着した濃厚精液が流れ落ちない、量が減らない、否――むしろ増えていってる。
ドームを覆う影がどんどん濃くなり、氷がミシミシと苦しそうな音を立て始める。
「何? なんなの!?」
ルサーリアには何がどうなってるかわからぬが、外にいる下仁田から見れば一目瞭然。
オーク達の白濁液が粘液生命体へと変化し氷の殻を上から覆い尽くし、自らの意志で氷の殻へと吸着しているのだ。 そして――
ドンドンガンガン! ドン! ガン!ドン!
「………ひっ!」
オーク達がスライム越しに氷の殻を殴打。
四方八方から響くその打撃音から、ルサーリアは自身が完全包囲されてる事を悟る。 悟らされた。
「氷使いの防御なんてそりゃパワーで割ってナンボのもんだよねぇ、盾使えバーカ! はぁ~~~お洒落なイキり能力者に現実突きつけんのたまんねぇええええ!!! ルサーリアたんツッコミどころ多過ぎるよおおおお」
ドガッ! バギッ! べギィ!
下仁田がわざわざ悟らせたのだ、その方が面白いから。
時間をかければ巨大混合スライム単体で圧壊できる程度の薄氷が、オークの本気の拳に耐えられるわけがないのだ。
少し強めに殴れば簡単にヒビがはいる。
「引き篭もってんじゃねーぞプリンセス様ぁ! 出てこい腰抜け! 汚れた魄をどうするんでしたっけ~? ビビってないで出てきて教えてくださいよ~~」
「クッ! ハァ、ハァ……ふぅー、ハァ」
ガンガンッドンドン! バンッバンバンッ!
決死の表情で精神を集中する夢魔の姫君。
オークの群れによる強姦宣告めいたノック音がドンドン大きくなるが、それでも冷静に対策を――魔界の冷気を練る。
「はい! それでは姫さま引き摺り出しバチボコ輪姦――スタートぉおおお!!」
「っ、IJ×IJっっ!」
ドガッ、ベギッ、バリィン!!
ザシュウウッ!!!
強姦亜人の拳撃が監獄氷姫さまの殻をブチ破ると同時、最大サイズで生成された計12本の氷の槍が地面から伸びルサーリアの周囲のオーク2体を串刺しにした――そう、2体だけ。
「なっ……! そんなっ!」
オーク達は氷の殻をぶち破ると同時に後方に飛び退いており、逃げ遅れた2体以外は完全に無傷。 そして氷の殻にへばり付いていたゆえに槍撃をまともに浴びた粘液生命体《スライム》も粘体ゆえ無傷であり、ソレはオークと違い自由落下の速度でルサーリアへと迫っていた
テントの中にいる者がその倒壊から逃れられぬよう、ルサーリアにも当然逃げ場は無い。
「くっ、やめろ……この、うぅ……!」
遂に凌辱の粘体が姫君さまの高貴なお体に触れる。 汚らしいザーメンスライムはただでさえ非力な手弱女のなけなしの腕力すらも無効化し、剥き出しの白き柔肌の上を思い思いに這いずり回った。
その悍ましい感触と身を汚される屈辱に震えながらルサーリアは左手でスライムに触れ冷気を充填。
「フローズ――おえぇ、おぼっ! んぉおおお! ひゃ、ヤメ……んおッ、えおおっ」
充填した冷気を発現させ粘体生物ですら凍結させる筈の『フローズン』の“宣告”は 、口中に侵入した粘液体に舌を絡め取られる事で封じられた。
ナイトメア・プリンセス様の細い顎のどこに、粘こいザーメンスライムに抗う力があると言うのだろうか?
口中にベッタリと粘着した汚辱粘液によりもはや発声どころかまともに呼吸すらもさせて貰えず、その咽せる程に濃いオス臭は監獄入りお姫さまを激しく動揺させよりによって悪臭の元の元――オーク達への対処を遅らせてしまった。
四方八方から伸びる下劣な巨腕はナイトメア・プリンセスの四肢を鷲掴んで、華麗なる指打ちによる指揮を封じ――
「やめろ! 離せっ、触るな! やっやめろぉおおーーー」
その衣服を剥ぎ取っていく。
白いケープマントは真っ先に引っ剥がされ無防備な背中を丸出しされ、もとより殆ど布地がなく着てる方が淫靡に映るミニドレスすらもが容赦なくビリビリと破り捨てられていく。
抵抗しようにも小さなおててはその何倍も大きな拳の中にすっぽりと収監され、何一つ自由を許されない。 華奢な体躯をいくら身動ぎさせても何の妨げにもならず、お着替えを嫌がる子供のそれにしか見えなかった。
事実、ルサーリアと巨漢オークの体格差は子供と大人以上に大きく、しかも向こうは複数体。 筋量と物量が圧倒的に違う。
大の大人が数人がかりで小さな子供を囲んで丸剥きにしていく様は見るからに惨たらしかった。
「くっ! フ、フローズ――ぇお゛ッ! んおえっ、ひゃ、ひゃえおっ、んオッ、えええ……」
だだっ子プリンセス様の苦し紛れの宣告は、口中を征服したザーメンスライムによって舌の根も乾かぬ内にシャットアウトされる。 思いあがりやナマイキ言葉は好きなだけ吐かせつつも、肝心の“力の行使”は絶対に許さぬ事で、口先だけでしか抵抗できないという事実によってプリンセス様の弱さがより引き立つという寸法だ。
わざわざオーク8人がかりで開梱作業を手伝うのも、夢魔の姫君に己の非力さを徹底的に教え込む為である。
しかし、ルサーリアちゃんがイヤイヤと首を振って亀のように背中を丸めた時は話は別だ。
「やめろっ……! オマエたちなんかに――ひっ! いいぃいいいいっっ、んん!!」
シミ一つない乳白色の背中を、グロテスクなオークの舌が舐めしゃぶる。 背部から全身に流れる悍ましい感触に、ルサーリアちゃんは怖い先生に怒鳴り付けられた女児の如くピーンと背を直立させてしまった。
背中を盾にして胴体に残る僅かな布地を守る小賢しい作戦は立派な物だが、その背には亀のような甲羅も一切の布地も少しの防御力も無いどころか、むしろ性感帯であった。
「やめろっ汚らわし……んん! あっ、んんん! クッ、やめ!」
「ふひひひひひ! 背中感度“22”、全部バレてるよ全身弱々プリンセスちゃ~ん! ほらほら、感じてないで“服”守んないと。 クソ雑魚マゾ牝ボディが丸出しになっちゃうよ~ふひひひひひ」
夢見主であるドミネイターが権限により常に侵入者の感度の高さを全部完璧に把握してるのに対して、ナイトメア・プリンセス様御本人だけは自分が何事にも動じない冷徹なる氷姫だと勘違いされておられる。 否――そう思い込もうとされてる。
夢魔の姫君には意地があられるのだ。 霊峰の如く高く、薄氷の如く薄い――叩き割り甲斐バツグンの高慢ちきなプライドが。
オーク達は生意気お姫様の小さな肩を鷲掴んで一切の身動ぎを封じると、うなじに吸い付き、仙骨にまでもべったりと舌を這押し付け、背中全体に蛞蝓の如く這い擦らせた。
姫君の高貴なるプライドが、まるでアイスキャンディめいてしゃぶり溶かされていく――
「やめろっ! やめろぉおおおおー! んっ、ひっ! やめっ……ろ! 」
剥き身の背にべったりと塗りたくられる汚辱、背筋を伝うゾクゾクとした甘い痺れ、誇りと威厳を舐りものにされる屈辱に、ルサーリアは涙目になって必死に抗う。
しかし抗うとは言ってもただ喚くだけだけだ、生意気なお口は既にザーメン塗れにされ宣告は封じられており、枝葉の如くか細い四肢は丸太の如き巨腕に捕まれ完全制圧されている。
嗜虐心を煽りたてた艶背はその報いをたっぷりと味合わされ、扇情的なドレスは既にボロ絹の如く、そしてその僅かに残った乳頭部を隠す最後の一片とレース刺繍の純白のショーツすらも――
「汚らわしいっ! 舐め――やめろ! こんな真似、絶対に許さ!」
ビリビリビリビリィィィ~~~~
「キャッ――くっ、ううぅ! くうぅううぅっっっ!!!」
力任せに引き千切られてしまった。
露になるは薄桃色の可愛らしい乳頭に、完全無防備のツルツルの綺麗な割れ目、羞恥で真っ赤に染まった姫さまの半泣きのご尊顔。
あえて残された高圧的なヒールブーツとグローブが、丸裸にされた女体の淫靡さを惹きたて、倒錯的なエロスと哀れみを感じさせる。
俗に言う“全裸コスプレ”状態、これが下仁田の『スレイブ❤︎クエスト』内での従人の正装である。
「ルサーリアちゃんも当然“従人化”できるんだよねぇ~? まぁできなくても孕ませ中出しは確定だけどーーーー!!!セット!」
「くっ……は、離せ! やめろ! くっ、待て……!」
セット! の掛け声と共にオークがルサーリアの背面から両脚を抱え上げる――所詮“フルネルソン”の体勢。
大股開きにされ最も神聖な秘所を展示品の如く野晒し公開される恥辱に、ルサーリアは顔を真っ赤にして激昂するが、どれだけ懸命にもがいても強固な剛腕ロックはピクリとも動かない。 姫君の拙い抵抗はむしろ扇情的に男を誘惑する中出し懇願ダンスにすら見えた。
「痴れ者! 痴れ者っ! こんな屈辱……許さない!」
強い言葉を使ってキャンキャン吠えるルサーリア。 めいいっぱいの威嚇のつもりなのだろうが、その細く可憐な少女特有の声色は、どうしても“可愛いらしさ”が上回ってしまう。
下のお口も淫らに濡れそぼっており、その物言いに反して闖入者を拒む事など一切ないであろう事は明白だった。
媚薬粘液を舌の裏から粘膜接種させられ、性感帯化された背中をあれだけ丹念に舐り倒されれば、いくらナイトメア・プリンセス様の未使用マンコと言えど泣きが入るのだ。
昂らされた女体は既に、その装いと体勢に相応しい“挿入待ち”状態へと仕立てあげられている。
「ふふひひひハァハァ! 処女マンコっルサーリアちゃんの処女マンコふひーー!!!」
「く、来るな! やめろ、来るな!! く、うぅ!」
勃起させた陰茎を激しく揺さぶらせながらルサーリアへと駆け寄る下仁田。 ルサーリアは全身に力を込め必死の抵抗を見せるものの、やはりソレは只の腰振り求愛動作でしかない。 ゆえに――――ずぷぅ!!
「やめ――んんッ、あぁ、あぁあああああーー」
パンパンパンパンパンパンパン!!!
ナイトメア・プリンセス様の無防備で無抵抗な秘所を、下男の野蛮な男根が抉り抜く。 処女喪失――得意の氷遊びを封じられた非力なお姫さまが屈強なオスの群れに抗えるワケがなかった。
その高慢で冷徹な精神とは裏腹に、焦らされきった膣は咽び泣くように愛液を滴らせては男根の抽送を手助け、キュッと閉じた膣道は全力で肉棒を抱擁し、未使用品だった肉襞が一流娼婦の如くカリ首に絡み付いては種付けを促す。
悪漢狩りの異名を持つ残虐なる拷問姫ルサーリアではあるが、その体は男に逆らえるカタチをしていなかった。
「ふっ、んん! やめっ……あ! あっ……! んん! このっ……んんんん!」
一突き毎に強張った表情がとろかされ、声色は艶やかに上擦っていく。 もはや口先ですら抵抗させてもらえないルサーリア。
神経の少ない背中を舐められるだけで濡れてしまう敏感なお姫さまなのだ、力も弱いが性交はもっと弱い。
たかが数十秒のピストンで下半身は甘い痺れに支配され、もはや支え無しには立つ事もできないだろう。
完全に泣きの入った子宮口は既に瓦解寸前だった。
「くっ、んん――あ♡ んんんっ♡ ん! やっ、んん♡」
「ふひっ、知ってるよね? 種付けされたら絶対服従の従人化……ほら、子宮口開けて! 開けろ! オラ!!」
パンパンパンパンパンパンパン!!
「んっ――んんん♡ んく……ッ! あっ♡ ん、だめっ、やめ、ああっ♡」
奥歯を噛み締め懸命に快楽に抗うルサーリアだが、子宮口を小突かれればすぐさま甘ったるい牝泣き声を献上してしまう。
夢の中では相互承認無しに着床はせず種付けも成立しないが、その判定を行うのはこの快楽と男に弱すぎる“体”だ。 監獄入りお姫さまのチャチな言い訳が通用する程、夢も現実も甘くはない。
「くっ、あああ♡ やめっ、私には――んん♡ ひめ、使命がっ、んんん♡」
「いいねいいねぇ! 使命感に燃え快楽に抗う少女……けどルサーリアちゃん、もうお目目にハートマーク浮かんでるよ!! 開いちゃってるよ! ほら! ほら!」
パンパンパンパンパンパンパンッッ!!!!
左目に灯した魔性の金光はとうの昔に消えており、涙でいっぱいの瞳に新たに灯るはピンク色のハート虹彩。 体が着床許可を出した――完全屈服した――事を告げるサインである。
これには淫らな熱に蕩かされた調略済みの姫君も背筋の凍るような感覚を覚え、一時の冷静さを取り戻す。
「あぁあぁあ! やめろっ、フローズン! フローズン!! フロ……んぁあッ♡ あ♡ やめっ」
「ふひひひひひ! 出てない、何も出てないよぉ~ナイトメア・プリンセスちゃあ~ん! 最後の最後まで可愛いねぇ!! オラッ、カウントダウン開始! 3っ! 2!いいいちッ――」
パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!
最後の足掻きをみせる夢魔の姫君、しかし精神の集中無しに“生成”は行えない。
それは過去に散々わからされて来た事であったが、高貴な姫君はそれでも認める事ができなかった。 プリンセスたる自分が完全攻略され下劣なオスの奴隷になる事など、決して認められなかった。 しかし――――
「ゼロおおおおおおお!!!」
「やめてっ、や――――んんんんんッッッ♡ んぁああ! やだ、嫌! やあぁあああああ♡♡♡♡♡」
ドビュっ! ブビュルッ! ドブブ………
こじ開けられた子宮口から汚らわしい子種汁が注がれ、数億匹のおたまじゃくしがウジャウジャとナイトメア・プリンセス様の未使用子宮を完全包囲し侵略していく。
子宮から伝わる燃えあがるような着床熱とは別に下腹部に灯る熱は、従人化完了を示す淫紋刻印が刻まれる際に発せられるもので、ルサーリアの完全敗北永久奴隷化の印である。
その淫らな熱は冷徹なる氷姫様の心の氷すらもドロドロに溶かしきってしまい、ルサーリアを号泣させた。
「いや……いやぁ……こんなの……うぅ、うああああああ」
満面の笑みを浮かべるご主人様に淫紋を撫でられながら、元・夢魔の姫君が泣きじゃくる。
しかし、いくら泣いても叫んでもルサーリアはもうここから出る事はできない。
待ち受けるのは永遠に続く恥辱と凌辱の地獄――――
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