幼なじみに毎晩寝込みを襲われています

西 美月

文字の大きさ
38 / 72

第二十二夜

しおりを挟む
「ん……、あっ、かいとぉ……っあぁ……!」

 後孔を太くて熱い海斗の男性器に抉られながら、恭介は甲高い悲鳴を上げた。
 ぐずぐずに蕩けた肉襞は、海斗のものを付け根までいやらしくくわえ込んでいる。
 ずちゃずちゃと水音を響かせながら、内壁を擦られるたびに、肌が粟立つほどの鮮明な快感が走る。

 あれから、恭介は海斗とほとんど毎日のようにセックスをしている。

 行為は基本、夜寝る前が多い。
 イチャイチャしているうちに、どちらからともなく眠ってしまう夜もあるが、おそらく週5くらいの頻度でシている。

 ただそれは、今が夏休み期間中だったことも大きい。そんな長かった夏休みも、やっと今日で終わろうとしている。
 大学が始まれば、こんなにもセックス漬けの日々は送れないだろう。

「なに、恭介。考え事?」

 律動を止めた海斗が覆いかぶさるように、顔を覗き込んでくる。身を屈めて恭介の首筋にくると、キスと一緒にチクリとした甘い痛みが生まれる。
 痕はつけないでと言いたいところだが、海斗がいつも他人から見えない場所にしかキスマークを付けないことを知っているから、つい許してしまう。

 海斗と付き合ってもう1ヶ月がたった。交際は順調だと思う。
 もう10年以上幼なじみをしているのだ。今更不満なんて出てこない。
 きっとこの先も、ずっとこんな感じで海斗と一緒にいる気がするのだ。

「なんでもな、い」恭介はふるふると首を横に振る。

「ふぅん?」身体を起こしながら不服そうにそう零すと、海斗は恭介の片脚を肩に担いで、交わりを一層深めた。
 急に挿抜が再開され、容赦なく腰を打ち付けられてしまえば、恭介は声も出ない。

「ッ──……!」

 こんなふうに何度肌を重ねても、この後ろでもたらされる快楽だけは、どうしても慣れることができない。
 そのくせ恭介の身体は貪欲に海斗の欲望を欲しがるから厄介だ。

「ぁ……っ、ゃだ、……やだぁ……っ!」

 だからだろうか、襲いくる慣れない快楽が怖くて、つい毎回のようにそんな言葉ばかりを吐いてしまう。
 腰も勝手に上へ上へと逃げようとしてしまって、あえなく海斗に引き戻される。

 肉襞がひくんと震える。狭い肉洞に海斗自身をぎちぎちに収めてもなお、搾り取るように奥へ奥へと誘引する。

 触られていないのに、前で性器はぴんと張っている。
 後ろだけでまた絶頂を迎えてしまいそうだ。
 激しく揺さぶられながら、恭介は途切れ途切れに声を上げた。

「んっ、あ……っ、やだ、やだやだっ……、イッちゃ、イッいちゃうぅ……っ!」

 下腹が大きく痙攣した。熱を吐き出す寸前で、

「起きてる恭介はイヤしか言わねえなあ」

 不意に聞こえたそのくぐもった笑い声は、やたらとリアルだった。

 つい漏れた独り言だったのかもしれない。
 でもそれは、ぽろっと本音が零れ出たような雰囲気を纏っていた。

 溶けかけていた頭も、一瞬で冴え渡ったが、込み上げてくる熱は今さらもう抑えられない。

「ぁ……、ああ、ん、イクッ──……!」

「……っ、恭介……っ」

 ほとんど同時に、腹の中でも海斗が一気に弾けたのが分かった。恭介の中でコンドーム越しに白濁を勢いよく飛ばした。


「あー……気持ちよかった」

 処理を終えて倒れるように横に寝転んできた海斗にちゅっと、こめかみにキスをされる。

「……うん」と、恭介はいつもみたいにその胸に顔を預ける。

 でも耳元では、まだ先ほどの海斗の言葉がこだましていた。

『起きてる恭介はイヤしか言わねえなあ』

 交際は順調だと、そう思っているのは恭介だけなのかもしれない。
 海斗は、もしかしたら、違うのではないか。不満を抱いているのではないか。

『もしかして、寝てる俺とシてる時のほうがよかった?』

 喉元まで出かかった疑問は、怖くてとても吐き出せなかった。
 そんなことない、と言ってくれなかったらどうしよう。
 イヤしか言わない奴とのセックスなんて嫌に決まっている。ならば、嫌われてしまう前に直さなければ……。

 もやもやとしたものを胸に抱えながら、その日恭介は海斗より随分あとで眠りについた。
しおりを挟む
感想 27

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

寝てる間に××されてる!?

しづ未
BL
どこでも寝てしまう男子高校生が寝てる間に色々な被害に遭う話です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父のチンポが気になって仕方ない息子の夜這い!

ミクリ21
BL
父に夜這いする息子の話。

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

処理中です...