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第二十七夜(6)
しおりを挟む「ごめん、何でだろ、余裕ない。もう挿入れていい?」
「え……あっ」
指が抜かれ、切なさに震える。
でもすぐに、尻を高く突き出したうつ伏せの姿勢にさせられた恭介の窄まりに、熱くて硬いものが押し当てられる。
背中をぞくぞくとした快感が駆け上がる。そこで得られる快感を、恭介の身体はいやというほど覚え込まされたのだ。
ぐぷっと襞を押し広げながら、海斗の先端がゆっくりと恭介の中に埋め込まれていく。
十分に慣らしていないため、恭介を痛めつけないように慎重に丁寧に浅いところを往復する。
欲しくてたまらない。はやく奥深くで繋がりたい。
恭介の性器は、透明な蜜を垂らしながらひくひくと動く。
クッションを抱いていた片方の手を自身の尻に伸ばす。海斗を咥える濡れた後孔を見せつけるようにして尻たぶを拡げてみせる。
肩越しに海斗を振り返った。
「海斗、いいからきて」
「……っ、せっかく優しくしてたのに、知らないからな」
「思いきりしたい。中に出していいから」
きつく抱きしめる形で海斗が覆い被さってきた。同時に昂りが奥まで押し入ってきて恭介は鳴いた。
「どんだけ俺を甘やかすの」
待ち望んだ律動が始まる。
うなじにかかる熱い吐息にすら感じてしまい、腹の中で海斗を締めつけると、腰使いはいっそう激しくなった。
「あ、あ、あ、あ……っ」
穿たれるリズムに合わせて声が漏れる。
最初の頃は嬌声をあげる自分が情けなくて必死に抑えていたけれど、「聞かせて欲しい」と何度も諭されていつしか隠すのを諦めた。
円を描くような腰の動きで奥底を揺さぶられ、あまりの快感に恭介は獣じみた低い呻き声を漏らす。
「う、うあ、ん、あっ、きもちい……っ」
思ったままを口にすれば、酷く蕩けた嬉しそうな顔をするので、「気持ちいい」や「好き」は感じたまま伝えることにしている。
と言っても、行為が進むと思考は働かなくなり、自分が何を言っているのか分からなくなることがほとんどだ。
「あ、あぁ、海斗──愛してる……っ」
恭介は、海斗の名前を呼んで、無意識にその言葉を口にする。
うわ言みたいに「好き」と「愛してる」を交互に囁く。
一拍置いて、恭介の中で海斗が弾けた。意図せぬ射精だったようだ。くっと息を詰めた海斗がやがて弛緩する。
「……出ちゃったじゃんか」
緊張を解いてだらりとのしかかってきた。
中に収まっていた屹立が抜けて、放たれた白濁がたらりと溢れ出てきたが、海斗はそれを指先ですくめ取って潤滑剤代わりに自身のものを扱きはじめた。
これで終わりではないと、恭介も分かっていた。
向きを変えて正面から抱きしめ合う。
「俺も愛してる」と海斗が言った。「昔から恭介のことが好きだったんだ。今すっごく幸せ」
海斗は甘えるように頰を寄せて、恭介の唇をちゅっと奪った。恭介も海斗の首筋に頰を寄せて甘え返すと、同じように触れるだけのキスをする。
手足を海斗の背に回してしがみつく。隙間ひとつないくらいぴったりくっついて、今度は深く口づけ合う。
波音に耳を傾けながら、10年後、20年後、自分たちはどうなっているんだろうとふと思う。
何だっていい。
「海斗がそばにいれば、なんでもいい。俺の隣には海斗がいるのが当たり前なんだ」
「恭介」
「ん」
見せつけるようにいやらしく広げた脚の中で、露わになった秘部に再び海斗の先端が宛てがわれた。
2人が溶けてひとつになりそうなくらいぐずぐずに愛し合いたい。
この先何度もそんな夜を過ごしたい。
恭介は海斗を離さないし、海斗も恭介を離さない。今夜だけじゃない、これから先もずっと。
繋がった2人はきつくきつく抱きしめ合った。
end
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