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10話
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どうでも良いということはつまり『無関心』ということで、人からかけられる言葉でこれほど侮辱的な言葉はないのだろうかとオデットは思うのだが、それは女生徒たちも同じだったようだ。
「そ、うですよね……今さら、謝られたところでって所でっ……そうですよね、当然の感情……」
「謝罪しにきたのも、自分の罪悪感をなくす為で……そんなの、赦されませんよ、ね……」
「私たち……、お互い同じ気持ちだから良いって、責任を転嫁しあって、それで……それで……」
戸惑いながらもつぎはぎに話す女生徒たち。あれだけ人を簡単に陥れていたような人間が簡単に本音を漏らしたことが、オデットにとっては驚きであったが、それに気づけた彼女たちはまだ未来があると思う。オデットから手を差し伸べるようなことはしないが。
本当に今さらな謝罪ではあったが、オデットは彼女たちを安心させようと微笑んだ。
「大丈夫、私は何もしないから」
そう、オデットは何もするつもりはない。
名誉を取り戻すために彼女たちを告発することも、オデットと同じ目にあわせてやることも、赦すことも。
それが吉と出るか凶と出るかは、これからの彼女たち次第だろう。
「話はそれだけ?」
「ええと、あと……一つ」
一つ、ということは話題が変わるのだろうか。
脳みそを切り替えたオデットに、女生徒はある情報を伝える。
「あの……、シェリーシア様が最近、ルイーズ様の婚約者である、マリウス王太子殿下に色目を使っていると噂されておりまして……」
初耳の情報にオデットは目を丸くした。
てっきり、シェリーシアはテオドールとくっついてハッピーエンドを迎えると思っていたが、事態は急変しているようだ。
あれほど大々的にオデットを除け者にしておいて……いや、でもあくまで噂だからまだ確信的な話ではないのだが……。
しかしルイーズからそのような話は一度も聞いていない。
話すまでもなく、相手にするまでもない相手ってことね……。
きっとオデットのそれの比でなく数々の困難を乗り越えてきたであろうルイーズにとって、シェリーシアは取るに足らない相手。
あれほど素晴らしい信頼関係を築きあっている二人の間に割り込もうだなんて、シェリーシアもなかなかの野心家だ。でもその実は、浅はかな野心家。
「ありがとう、その話、覚えておくわ」
「はい。あの……」
「謝罪はもう良いわよ」
「あっ、そうですよね……っ、失礼しますっ!」
去っていく女生徒たちの生徒を見送ってから、オデットは歩き出した。
彼女たちの謝罪のことなどすっかり忘れて、シェリーシアへの不信感だけが頭を占める。
「また面倒なことを起こさなければ良いけど……」
「そ、うですよね……今さら、謝られたところでって所でっ……そうですよね、当然の感情……」
「謝罪しにきたのも、自分の罪悪感をなくす為で……そんなの、赦されませんよ、ね……」
「私たち……、お互い同じ気持ちだから良いって、責任を転嫁しあって、それで……それで……」
戸惑いながらもつぎはぎに話す女生徒たち。あれだけ人を簡単に陥れていたような人間が簡単に本音を漏らしたことが、オデットにとっては驚きであったが、それに気づけた彼女たちはまだ未来があると思う。オデットから手を差し伸べるようなことはしないが。
本当に今さらな謝罪ではあったが、オデットは彼女たちを安心させようと微笑んだ。
「大丈夫、私は何もしないから」
そう、オデットは何もするつもりはない。
名誉を取り戻すために彼女たちを告発することも、オデットと同じ目にあわせてやることも、赦すことも。
それが吉と出るか凶と出るかは、これからの彼女たち次第だろう。
「話はそれだけ?」
「ええと、あと……一つ」
一つ、ということは話題が変わるのだろうか。
脳みそを切り替えたオデットに、女生徒はある情報を伝える。
「あの……、シェリーシア様が最近、ルイーズ様の婚約者である、マリウス王太子殿下に色目を使っていると噂されておりまして……」
初耳の情報にオデットは目を丸くした。
てっきり、シェリーシアはテオドールとくっついてハッピーエンドを迎えると思っていたが、事態は急変しているようだ。
あれほど大々的にオデットを除け者にしておいて……いや、でもあくまで噂だからまだ確信的な話ではないのだが……。
しかしルイーズからそのような話は一度も聞いていない。
話すまでもなく、相手にするまでもない相手ってことね……。
きっとオデットのそれの比でなく数々の困難を乗り越えてきたであろうルイーズにとって、シェリーシアは取るに足らない相手。
あれほど素晴らしい信頼関係を築きあっている二人の間に割り込もうだなんて、シェリーシアもなかなかの野心家だ。でもその実は、浅はかな野心家。
「ありがとう、その話、覚えておくわ」
「はい。あの……」
「謝罪はもう良いわよ」
「あっ、そうですよね……っ、失礼しますっ!」
去っていく女生徒たちの生徒を見送ってから、オデットは歩き出した。
彼女たちの謝罪のことなどすっかり忘れて、シェリーシアへの不信感だけが頭を占める。
「また面倒なことを起こさなければ良いけど……」
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