ある女の異世界での活躍

オウガ

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異世界へ到達

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再び召喚術の光に包まれ体が浮くような感覚の後、何故か私達は空にいた。





「………ここが異世界かぁ………………ってぇ!何でぇぇぇぇぇ」
「…………………し、師匠~!」
凄まじい轟音と衝撃に耐える為、
スカイダイビングの様に体が全体で風を受け少しでも落下の速度を落とそうとする。
「し、師匠ぉ。こ、これからどうしましょ~」
目に見える地上は目視で数千メートル
「と、とりあえずおおじい様の話ではぁ~ゲームの様に色々できるって言ってたから確認しよう」


ステータスオープン

稀崎  満    16歳   Lv  1

HP   800/1000   (現在10ずつ低下中)
SP   500/500

攻撃力          700
防御力          800
魔法攻撃力   300
魔法防御力   300
  
 
スキル      異世界言語変換    全魔法習得   剣客   無限収納

称号    異世界への到達者    創造神キィザローウェンの加護




……………はい、何も手立てありません。


…………神様おおじい様の大馬鹿ジジィ~


そうこうしているうちに既に地上まで約500メートルに迫っていた。



「犬塚ぁ~。こっちはいいのなし!」
横を飛んでる犬塚を見ると目を閉じ、何かに集中していた。


「………………求めるは飛空……スカイウォーク…………駄目か。なら、フライ。……ウィンド!」
ぎゃーぎゃーとでかい声で呪文の様な単語を並べるが出来たものは今の状態では何のありがたみのないものばかりでどうしようもなかった。

後、残り約200メートル


「っ!………犬塚ぁ!さっきの風の魔法を地面に数度叩け!勢いをなるべく殺して五点接地!」
「は!はい!風よ吹け。ウィンド!」













「…よし!今だ!」
「はい!」


犬塚の風の魔法のおかげで充分勢いを殺せたので五点接地も支障なく出来た。
「…くっは!…よかった~」
「おぶ!………良くなかったです。師匠~」
私はギリ障害物に当たらず立ち上がれたが犬塚は五点接地の最後の転がりの勢いが止まらず森の入り口っぽい木にぶつかって止まった。




私達が降りた(落とされた)場所は森と草原の間に位置するとこで、見渡す限り人工物が全くない!







…………………己、神様おおじい様め、次会う事あれば叩きのめしてくれる……


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