インフ二ティアドベンチャー

オウガ

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始まりー3

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「まいど~、回収屋で~す。………こらまたえらい暴れたんやね~…貴重なタンパク源やのに…」

秋が聖に正座DE説教を受け始めてから20分後、俺たちフロンティアの生命線とも言える回収屋=闇・暗黒の能力者がやってきた。
闇・暗黒は空間系に近い性質を持っていって、某ゲームのアイテムボックスの様に食べ物の腐敗を止め、魔力の限り何でも回収でき、取り出せる優れた能力なのだ。
後は忍びの様に姿を消したりの出来る。


「ほな、うちは先に戻りますさかい、今日の晩飯は楽しみにしといてください」
「あいよ~。俺らも聖の説教終わったら帰るよ」


闇・暗黒の能力者は数が少なく貴重な為、まだ年端のいかない子供と一緒に炊事係としてフロンティアで生活している。










「………ただいま~、あぁ、やっと帰れた」
秋はそう言って肩を落とし、げっそりとしている。
聖からの正座DE説教は小一時間ほど受けていたから疲れたのだろう。

「でも、今日も生き残ったな!さぁ飯にしよ「おっかえり~!!!!」うげぇ!」
俺は嬉々として食堂に行こうとしたら左からタックルされ、そのままタックルしてきた相手と一緒に吹っ飛んだ。
「あらら、今日も元気だね。月海ちゃんは」
聖は吹っ飛んだ先を見ながら話した。



「いつつ、月海、危ないからやめなさいっていつも言ってるだろ!」
「だって心配だったんだもん!無事に帰ってきたら飛びついてでもお帰りなさいしたいもん!」
「飛びつくのがダメなの!フツーでいいだろうが!」
「月海のお迎えはこれがフツーだもん!」


飛びついてきたのは暁の妹で月海(げっか)10歳
黒髪のツインテールで
フロンティアのは珍しい二種の能力者
嵐とサイコキネシスの能力を持ち、フロンティア最速の女の子
あとブラコン


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