インフ二ティアドベンチャー

オウガ

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始まりー2

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スピノスに向かって飛び降りる三人に向かってスピノスは容赦なく火を放った。
「GAAaa!」

最初に飛んだ秋は避けようがなくあわててサイコキネシスの力をフルパワーで展開した。

「げっ!ウソ~ォ!」
「「秋!?」
秋がサイコキネシスを全力展開したおかげで背後にいた二人は無傷だった。
と言っても、秋も無傷だけど…




だが、火を受けたことで秋は落ちる速度が遅くなり一番槍は暁に変わった。

「……サンキュー!代わりに一番槍は貰うぜ!」
未だ火を放つスピノスに向かって剣を抜き、斬撃を放つ。



「GAaAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!」
斬撃の先はスピノスの鼻先を落とし、左目をつ貫いた。
スピノスの火は止まり代わりに血が飛んだ。


「くそぉぉぉ!よくもやってくれたなぁ~!おぉらぁ!」
受けていた火がなくなった事で再び落下する秋は、鬱憤を晴らすように右手に能力をボクシンググローブの形に展開した。

「メガァトンパァーーンチ!」
「ちょ!危な!」
「あーーー!」
秋が放つパンチはスピノスの頭上にヒットして、衝撃でスピノスの体半分を粉砕した。
暁は秋の攻撃を思いっきり飛んで避け、聖は秋の強すぎる攻撃と粉砕した食糧を惜しみ叫んだ。

地面には1メートルほどのクレーターができ、その中央で


「正義は必ず勝ぁ~つ!」
と、左手を腰に右手を掲げた。


その姿に暁は呆れながら剣を降り鞘に収め、聖は俯きフルフルと震え、ゆっくりと近づき、杖を大きく掲げて振りかぶった。

「このぉ、馬鹿ぁぁぁぁぁ!!」
「げぶら!」


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