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もう一度、多田羅に太陽を
31、秋の神に仕える(2)
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食事中は終始無言だった。
朱実は蒼然が考えていることが分からないのと、緊張とでなにも話すことができなかったのだ。
料理はどれも丁寧に処理され、素材を活かしたメニューでとても美味しかった。この土地で採れたものばかりを使用しており、あらためてこの地域の食の豊かさを思い知らされた。
「ごちそうさまでした。とても美味しかったです」
「お口にあったならよかった。明日の朝からお味噌汁を朱実さんにお願いいたしましょう。よいですか?」
「は、はい! がんばります」
朱実は夕飯の片付けを申し出たが明日からでよいとやんわり断られ、朱実が使う部屋を案内するからと蒼然が立ち上がる。
その後ろを黙って歩いた。
「ここがあなたの部屋です。お風呂とお手洗いはこの廊下の先にあります。ご自分のタイミングで使ってください。わたしのことはお気になさらずに。それから、ここの朝は早いです。日の出前には神社の境内を掃除して、参拝者を迎えられるように整えます。そのあと、朝食の準備です。朝食が終わったら朝のおつとめを行います。大祓詞はご存じですね?」
「はい」
「では、明日からよろしくお願いします」
「こちらこそ! よろしくお願いします!」
朱実の大きな声が辺りに響いた。蒼然は驚いたのか一瞬目を大きく開けて見せたが、直ぐに目を伏せて朱実から視線をそらした。そして、そのまま自分の部屋に戻るのか朱実に背を向けて去った。
(蒼然さまのご機嫌が、全然読めないんだけど! 明日から大丈夫かな……)
「どうしよう」
朱実は不安しかないと独りごちながら、寝る準備をした。
◇
朝、日が昇る前に朱実は起き、巫女装束に着替えて神社の境内に出た。裏の倉庫から熊手と箒を出して掃除の準備をした。日の出前とはいえ、東の空は白んでいた。雲のない空と澄んだ秋の空気に朱実は感嘆した。
「はぁ……きれい」
秋のこの白んだ空を、月白という。
(蒼然さまの色だわ)
山の中の神社は平地よりも気温が低い。そのせいかキンと張り詰めた空気は澄んでいて美しく、肺にいっぱい吸い込むと心も体も洗われたような気分になる。
吐く息が微かに白い。
境内の落ち葉を掃いて、手水舎に浮いたゴミをとり除く。
そういえば最近はこの手水舎に季節の花を浮かべている神社があった。この季節ならばダリアやコスモスだろうか。紅葉が進めば、もみじや銀杏の葉を浮かべるのも悪くない。しかし、田舎の小さな神社は参拝者が少ない。わざわざそれらを手折ってまでして飾る必要があるだろうかなどと考える。
「神社にとって何がベストなんだろう。神社って、町にとってどうあるべきなのかな」
そんなことを考えていると、境内に敷き詰められている砂利が鳴った。ふと顔を上げると、腰を伸ばしながらひと息つく老人の姿があった。
「あっ……お、おはようございます」
「ええっ。こりゃまた朝から驚いた。巫女さんがいたんだね!」
「期間限定なのですが、お手伝いさせてもらっています」
「へぇ。町内会長さん、なんも言っとらんかったから。それはまた、ご苦労様です。ここは年寄りばっかりやけど昔はもっと子供がおって、ここで夏祭りやらしたもんです。賑やかでした」
「そうなんですね」
おじいさんは昔を懐かしむように辺りを見回した。あそこに神輿が飾ってあって、取り囲むように出店があった。青年部が太鼓や笛を鳴らして、それに合わせて町人たちが踊ったのだと楽しそう話してくれた。
「もう、だいぶん昔の話です」
小さく笑みを浮かべてそう締め括った。
そこにあるのが当たり前で、少なからずとも季節ごとに神事が行われ、人々の笑い声に包まれていた。その当たり前が、今では難しいことへと変わってしまったのだ。
「さて、お参りをしたら帰らんと。ばあさんから怒られる」
「はい。お気をつけて」
朱実は掃除道具を片付けながら、かつての神社の姿をを思い浮かべた。日課の参拝をすませる人、子どもたちがあちらこちらを走り回って遊ぶ姿など、想像するだけで声が聞こえてきそうだ。
「よし! 朝のおつとめの前に朝食を作らなきゃ」
朱実は蒼然からもらった襷をかけて台所に戻った。そこにはすでに蒼然がいた。なんと割烹着スタイルのエプロンをしている。
「蒼然さま、おはようございます」
「おはようございます。朱実さん」
蒼然は女性的な柔らかい笑みを朱実に向けた。
蒼然の女性寄りな中性的な雰囲気が、味わったことのない母親のオーラを感じさせる。
幼い頃に母と死別した朱実には、台所に立つ母の姿は朧げだ。
「えっと、お味噌汁を作りますね」
「はい。お願いしますね。慌てなくていいですから、怪我のないように」
「はい!」
(お母さんといるみたい、なんて思ったら失礼よね)
昨晩、蒼然から教わった通りに鰹節から丁寧に出汁をとり、この土地で採れた野菜を入れる。味噌も地元の醤油醸造所で作ったものだそうだ。
「蒼然さま、味をみていただけますか?」
小皿にお味噌を少し入れ、恐る恐る手渡した。蒼然の喉元がこくりと上下に動いた。
(薄すぎないかしら……)
「いいお味です。素材の旨みがきちんと出ていますよ」
「よかった」
(帰ったら、泰然さまにも作ってあげたい。わたし、手料理らしきものあまりしてこなかったもの。マサ吉さんに教えてもらわないと!)
「泰然にも飲ませてあげたかった、ですね」
「えっ。はい……実は、マサ吉さんに任せてばかりでしたから、反省しているところでした」
「泰然の神使ですね」
「はい。あ……」
お加代のことを口に出してもいいのだろうか。お加代が蒼然に会いたいと言っていたのを思い出す。彼女は元気だとそれだけでも伝えるべきではないかと、朱実は躊躇う気持ちを取り消した。
「あの、実は――」
「さあ、朝食をいただきましょう」
「は、はい……」
(焦っちゃダメだ)
もう少し蒼然と距離が縮まったら話してみよう。今はまだ、ここの仕事を覚えるのが先だと思い直す。
「朝食を済ませたら千早に着替えてください。朝のおつとめはあなたにお任せします」
「えっ! わたしが大祓詞を?」
「ええ。わたしは神ですから、本来はそれを唱える立場ではないのです」
「確かに!」
大祓とは人間の罪や穢れを祓い去るものだ。清く、明るく、正しく、素直な心を思い出しそれぞれに課せられた使命を遂行しますという決意の詞だ。
(わたしは将来これを、泰然さまにさせようとしていたってことよね。それは、違う!)
多田羅神社の跡取りができたと氏子たちは喜んでいたが、神である泰然が神前に頭を下げるなんてあってはならないことだ。
「わたし、泰然さまになんてことを」
「過ちは、ひとつずつ正していけばよいのです。知らなかったことを知り、学び、それを生かすことが大事なのです」
「はい」
神には神の勤めがあり、人間には人間の勤めがある。それを混在させてはいけない。
(泰然さま、わたしの無知をお許しください)
「八時十五分からおつとめをします。千早は部屋に置いてあります。着替えは一人でできますね」
「はい。大丈夫です」
この神社には宮司がいない。神事の時だけ外からやってくるのだそうだ。では蒼然はここで何をしているのだろうか。ふと、そんな疑問が浮かんだ。
しかし、静かに朝食を食す蒼然に今は聞く勇気はなかった。
(先ずは、わたしがするべき事をしないと)
蒼然との一日は始まったばかりだ。
朱実は蒼然が考えていることが分からないのと、緊張とでなにも話すことができなかったのだ。
料理はどれも丁寧に処理され、素材を活かしたメニューでとても美味しかった。この土地で採れたものばかりを使用しており、あらためてこの地域の食の豊かさを思い知らされた。
「ごちそうさまでした。とても美味しかったです」
「お口にあったならよかった。明日の朝からお味噌汁を朱実さんにお願いいたしましょう。よいですか?」
「は、はい! がんばります」
朱実は夕飯の片付けを申し出たが明日からでよいとやんわり断られ、朱実が使う部屋を案内するからと蒼然が立ち上がる。
その後ろを黙って歩いた。
「ここがあなたの部屋です。お風呂とお手洗いはこの廊下の先にあります。ご自分のタイミングで使ってください。わたしのことはお気になさらずに。それから、ここの朝は早いです。日の出前には神社の境内を掃除して、参拝者を迎えられるように整えます。そのあと、朝食の準備です。朝食が終わったら朝のおつとめを行います。大祓詞はご存じですね?」
「はい」
「では、明日からよろしくお願いします」
「こちらこそ! よろしくお願いします!」
朱実の大きな声が辺りに響いた。蒼然は驚いたのか一瞬目を大きく開けて見せたが、直ぐに目を伏せて朱実から視線をそらした。そして、そのまま自分の部屋に戻るのか朱実に背を向けて去った。
(蒼然さまのご機嫌が、全然読めないんだけど! 明日から大丈夫かな……)
「どうしよう」
朱実は不安しかないと独りごちながら、寝る準備をした。
◇
朝、日が昇る前に朱実は起き、巫女装束に着替えて神社の境内に出た。裏の倉庫から熊手と箒を出して掃除の準備をした。日の出前とはいえ、東の空は白んでいた。雲のない空と澄んだ秋の空気に朱実は感嘆した。
「はぁ……きれい」
秋のこの白んだ空を、月白という。
(蒼然さまの色だわ)
山の中の神社は平地よりも気温が低い。そのせいかキンと張り詰めた空気は澄んでいて美しく、肺にいっぱい吸い込むと心も体も洗われたような気分になる。
吐く息が微かに白い。
境内の落ち葉を掃いて、手水舎に浮いたゴミをとり除く。
そういえば最近はこの手水舎に季節の花を浮かべている神社があった。この季節ならばダリアやコスモスだろうか。紅葉が進めば、もみじや銀杏の葉を浮かべるのも悪くない。しかし、田舎の小さな神社は参拝者が少ない。わざわざそれらを手折ってまでして飾る必要があるだろうかなどと考える。
「神社にとって何がベストなんだろう。神社って、町にとってどうあるべきなのかな」
そんなことを考えていると、境内に敷き詰められている砂利が鳴った。ふと顔を上げると、腰を伸ばしながらひと息つく老人の姿があった。
「あっ……お、おはようございます」
「ええっ。こりゃまた朝から驚いた。巫女さんがいたんだね!」
「期間限定なのですが、お手伝いさせてもらっています」
「へぇ。町内会長さん、なんも言っとらんかったから。それはまた、ご苦労様です。ここは年寄りばっかりやけど昔はもっと子供がおって、ここで夏祭りやらしたもんです。賑やかでした」
「そうなんですね」
おじいさんは昔を懐かしむように辺りを見回した。あそこに神輿が飾ってあって、取り囲むように出店があった。青年部が太鼓や笛を鳴らして、それに合わせて町人たちが踊ったのだと楽しそう話してくれた。
「もう、だいぶん昔の話です」
小さく笑みを浮かべてそう締め括った。
そこにあるのが当たり前で、少なからずとも季節ごとに神事が行われ、人々の笑い声に包まれていた。その当たり前が、今では難しいことへと変わってしまったのだ。
「さて、お参りをしたら帰らんと。ばあさんから怒られる」
「はい。お気をつけて」
朱実は掃除道具を片付けながら、かつての神社の姿をを思い浮かべた。日課の参拝をすませる人、子どもたちがあちらこちらを走り回って遊ぶ姿など、想像するだけで声が聞こえてきそうだ。
「よし! 朝のおつとめの前に朝食を作らなきゃ」
朱実は蒼然からもらった襷をかけて台所に戻った。そこにはすでに蒼然がいた。なんと割烹着スタイルのエプロンをしている。
「蒼然さま、おはようございます」
「おはようございます。朱実さん」
蒼然は女性的な柔らかい笑みを朱実に向けた。
蒼然の女性寄りな中性的な雰囲気が、味わったことのない母親のオーラを感じさせる。
幼い頃に母と死別した朱実には、台所に立つ母の姿は朧げだ。
「えっと、お味噌汁を作りますね」
「はい。お願いしますね。慌てなくていいですから、怪我のないように」
「はい!」
(お母さんといるみたい、なんて思ったら失礼よね)
昨晩、蒼然から教わった通りに鰹節から丁寧に出汁をとり、この土地で採れた野菜を入れる。味噌も地元の醤油醸造所で作ったものだそうだ。
「蒼然さま、味をみていただけますか?」
小皿にお味噌を少し入れ、恐る恐る手渡した。蒼然の喉元がこくりと上下に動いた。
(薄すぎないかしら……)
「いいお味です。素材の旨みがきちんと出ていますよ」
「よかった」
(帰ったら、泰然さまにも作ってあげたい。わたし、手料理らしきものあまりしてこなかったもの。マサ吉さんに教えてもらわないと!)
「泰然にも飲ませてあげたかった、ですね」
「えっ。はい……実は、マサ吉さんに任せてばかりでしたから、反省しているところでした」
「泰然の神使ですね」
「はい。あ……」
お加代のことを口に出してもいいのだろうか。お加代が蒼然に会いたいと言っていたのを思い出す。彼女は元気だとそれだけでも伝えるべきではないかと、朱実は躊躇う気持ちを取り消した。
「あの、実は――」
「さあ、朝食をいただきましょう」
「は、はい……」
(焦っちゃダメだ)
もう少し蒼然と距離が縮まったら話してみよう。今はまだ、ここの仕事を覚えるのが先だと思い直す。
「朝食を済ませたら千早に着替えてください。朝のおつとめはあなたにお任せします」
「えっ! わたしが大祓詞を?」
「ええ。わたしは神ですから、本来はそれを唱える立場ではないのです」
「確かに!」
大祓とは人間の罪や穢れを祓い去るものだ。清く、明るく、正しく、素直な心を思い出しそれぞれに課せられた使命を遂行しますという決意の詞だ。
(わたしは将来これを、泰然さまにさせようとしていたってことよね。それは、違う!)
多田羅神社の跡取りができたと氏子たちは喜んでいたが、神である泰然が神前に頭を下げるなんてあってはならないことだ。
「わたし、泰然さまになんてことを」
「過ちは、ひとつずつ正していけばよいのです。知らなかったことを知り、学び、それを生かすことが大事なのです」
「はい」
神には神の勤めがあり、人間には人間の勤めがある。それを混在させてはいけない。
(泰然さま、わたしの無知をお許しください)
「八時十五分からおつとめをします。千早は部屋に置いてあります。着替えは一人でできますね」
「はい。大丈夫です」
この神社には宮司がいない。神事の時だけ外からやってくるのだそうだ。では蒼然はここで何をしているのだろうか。ふと、そんな疑問が浮かんだ。
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