祓い屋の俺は異世界で魔法剣士となって金髪碧眼美少女と旅をしながら無双する

ぽとりひょん

文字の大きさ
63 / 244
3章 貴族になる

14話 影平の依頼

しおりを挟む
 四宮に着いてからも俺と清音の生活パターンは変わらない。
 午前中、俺と清音は剣の訓練をして午後はのんびり過ごしている。
 風呂は清音と菊と3人で入っている。
 美少女2人と風呂に入れて天国なのだが、さほど時間がかからす石川影平の耳に入る。
 彼は菊の部屋に来ると、隣の部屋にいる俺と清音を呼びつける。
 影平は怒りをこらえた表情で話し出す
 「ひ、姫様、風呂に入っているとは本当ですか。」
 「清潔にしなければならぬから入っているぞ。」
 「違います、こ奴らと一緒に風呂に入っているのですか。」
彼は俺たちを指さしながら言う
 「3人で入っているぞ。」
 「1人は忌み人で、もう1人は男ですぞ。」
 「清音は友人、つなは夫になる男です。何か問題ありますか。」
 「帝に知れたらどうなると思うのです。」
 「おそらく、知っておるぞ。」
 「・・・・・・・」
影平は言葉に詰まる。
 俺も冷や汗が湧き出てくる。
 一歩間違えれば命はないだろう。
 沈黙の中、清音が発言する
 「水浴びも3人一緒です。」
影平の首がギギギと清音の方を向く。
 清音はうなづき、微笑む。
 彼の顔が赤くなる
 「姫様、水浴びまでなさったのですか。」
 「案外、気持ちよいぞ。」
 「お立場を考えてください。」
 「そなたは、我の補佐で、教育係では無いぞ。」
 「分かっていますが、黙ってはおれません。」
 「もうよい、この話はこれでおしまいじゃ。」
 「しかし・・・」
 「さがれ。」
 「はい。」
影平は部屋を出るとき、俺を睨みつける。
 おれは菊を風呂を入るのをやめてもいいのだが、菊にはその気はないらしい。
 その頃、四宮のよろず仕事斡旋所では、請け負う者がいない依頼が来ている。
 よろず仕事斡旋所は、その依頼を役所に連絡する。
 その依頼は、影平の耳に入る。
 彼は、すぐに菊の部屋へ行き、俺と清音を呼びつける。
 菊に彼は言う
 「村人が化け物に襲われ難儀しております。」
 「よろず仕事斡旋所に依頼をだせばよかろう。」
 「すでに依頼の募集はしているものの、誰一人受ける者がおりません。」
 「それは困ったな。」
 「ここは、腕の立つ、つな殿と清音殿に引き受けてもらってはどうでしょうか。」
 「それは良い考えです。2人も退屈しのぎになるでしょう。」
 「では、つな殿、清音殿よろしくお願いします。」
影平は笑いをこらえているようだ。
 よほど難しい依頼なのだろう。
 俺は依頼の内容を聞く
 「どのような依頼ですか。」
 「村に青鬼は8匹現れて家畜を襲うそうです。」
 「早くした方が良いわね。」
清音がい言う
 「そのうち人を襲い始めるな。」
俺も言うと影平が汗を流し始める
 「人が襲われるのか。」
 「家畜がいなくなれば次は人間が襲われる。青鬼に滅びかかった村を助けたことがある。」
 「でも、8匹もいなかったでしょう。」
 「たしか、7匹だった。」
影平は目をむく、彼は俺たちの実力を過少評価していたらしい。
俺と清音は、すぐに出発することにする。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う

こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
 異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。  億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。  彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。  四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?  道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!  気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?    ※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。

魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~

トモモト ヨシユキ
ファンタジー
10才の誕生日に女神に与えられた本。 それは、最強の魔道具だった。 魔道具頼みの異世界で『魔法』を武器に成り上がっていく! すべては、憧れのスローライフのために! エブリスタにも掲載しています。

俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!

くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作) 異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」

異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!

石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。 クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に! だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。 だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。 ※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。

【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。

ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。 剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。 しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。 休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう… そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。 ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。 その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。 それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく…… ※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。 ホットランキング最高位2位でした。 カクヨムにも別シナリオで掲載。

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜

サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。 〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。 だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。 〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。 危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。 『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』 いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。 すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。 これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

処理中です...