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11章 鬼柳動く
16話 討伐の褒賞
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俺たちが国府の門をくぐると門番が声をかける
「つな様、おかえいなさい。」
「ただいま。」
俺は答える。
中に入ると町の人々が声をかけてくる
「おかえりなさい。」
「討伐どうでした。」
俺は右腕を上げて答える。
町の人々は
「やったぞー」
「かったぞー」
と歓声を上げる。
大通りをまっすぐ進むと城の外門に着く。
俺は門兵に言う
「帝の勅命を果たして帰還した。」
門兵は1人が連絡に走り、残りの門兵が
「開門」
と大声を上げ木製の扉がゆっくり開く。
100メートルほど進むと中門に着き、馬を降りると首桶を渡される。
美代は首桶に黒鬼の首を入れる。
俺たちは中に入り、中庭に行くと中央で片膝をつく。
左右には貴族たちが並んでいる。
帝が中庭に来ると、俺は
「勅命果たしてまいりました。また、氏原勝成様から書簡を預かっています。」
と言う。
正虎が俺の前に進み出て書簡を受け取り、帝に渡す。
帝は書簡を読むと俺たちに言う
「よくやりました。被害を最小限に防いだようですね。」
「はい。」
九条正親が進み出て
「首をあらためる。」
と言い、美代の持つ首桶から黒鬼の首を取り出して掲げる。
貴族たちからざわめきのこえがする。
帝が俺に言う
「つな、その腕は大丈夫ですか。」
「治るのにしばらくかかりますが、問題ありません。」
「しっかりと休んで直してください。」
「はい。」
さらに帝は俺たちに言う
「約束通り、つなと清音は官3位として、報奨金を与える。」
「弥次郎と千代音は官5位として、報奨金を与える。」
「達郎と美代は官7位として、報奨金を与える。」
「なお、黒鬼の首をはねた美代には黒鬼の角を与える。」
「ありがたく頂戴します。」
俺たちは答える。
その後、俺たちは俺と清音の部屋に集まる。
俺は弥次郎に言う
「これで貴族に仲間入りですね。」
「貴族と言われてもねー」
弥次郎は戸惑っている。
「貴族になってもやることは変わらないわ。」
千代音が言う。
彼女はさらに
「つなさん、菊姫と結婚することになりますね。」
「おそらく、ケガが治ればそうなります。」
「清音を泣かせたら分かっていますね。」
千代音は、俺が清音を泣かせたら、俺を切るつもりである。
「分かっています。清音を泣かせるようなことはしません。」
俺たちは官位の証の鉄製の札ができるまで城にとどまることになる。
「つな様、おかえいなさい。」
「ただいま。」
俺は答える。
中に入ると町の人々が声をかけてくる
「おかえりなさい。」
「討伐どうでした。」
俺は右腕を上げて答える。
町の人々は
「やったぞー」
「かったぞー」
と歓声を上げる。
大通りをまっすぐ進むと城の外門に着く。
俺は門兵に言う
「帝の勅命を果たして帰還した。」
門兵は1人が連絡に走り、残りの門兵が
「開門」
と大声を上げ木製の扉がゆっくり開く。
100メートルほど進むと中門に着き、馬を降りると首桶を渡される。
美代は首桶に黒鬼の首を入れる。
俺たちは中に入り、中庭に行くと中央で片膝をつく。
左右には貴族たちが並んでいる。
帝が中庭に来ると、俺は
「勅命果たしてまいりました。また、氏原勝成様から書簡を預かっています。」
と言う。
正虎が俺の前に進み出て書簡を受け取り、帝に渡す。
帝は書簡を読むと俺たちに言う
「よくやりました。被害を最小限に防いだようですね。」
「はい。」
九条正親が進み出て
「首をあらためる。」
と言い、美代の持つ首桶から黒鬼の首を取り出して掲げる。
貴族たちからざわめきのこえがする。
帝が俺に言う
「つな、その腕は大丈夫ですか。」
「治るのにしばらくかかりますが、問題ありません。」
「しっかりと休んで直してください。」
「はい。」
さらに帝は俺たちに言う
「約束通り、つなと清音は官3位として、報奨金を与える。」
「弥次郎と千代音は官5位として、報奨金を与える。」
「達郎と美代は官7位として、報奨金を与える。」
「なお、黒鬼の首をはねた美代には黒鬼の角を与える。」
「ありがたく頂戴します。」
俺たちは答える。
その後、俺たちは俺と清音の部屋に集まる。
俺は弥次郎に言う
「これで貴族に仲間入りですね。」
「貴族と言われてもねー」
弥次郎は戸惑っている。
「貴族になってもやることは変わらないわ。」
千代音が言う。
彼女はさらに
「つなさん、菊姫と結婚することになりますね。」
「おそらく、ケガが治ればそうなります。」
「清音を泣かせたら分かっていますね。」
千代音は、俺が清音を泣かせたら、俺を切るつもりである。
「分かっています。清音を泣かせるようなことはしません。」
俺たちは官位の証の鉄製の札ができるまで城にとどまることになる。
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