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第3章 ヴァルハラ王国侵攻
第7話 エリーの一撃
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カールは、主だったメンバーを集めて、ヴァルハラ王国との戦について対応を話す。
「まず、国境の防衛だが、魔術師隊の3人に貴族の軍の援護をしてもらう。と言うより魔術師が敵軍を壊滅させた後、貴族の軍が動くことになると思う。」「貴族の軍はいらないわ。」
アデリナがカールに言う。自分の魔法に自信があるのだ。
「討ち漏らしが出るといけないから、貴族の軍を使う。確実に全滅させてほしい。君たちは秘密兵器だからね。」「分かったわ。」
「オーガ、ゴブリン部隊、ディートハルトの部隊はロックと行動と共にしてもらう。ヴァルハラ王国に侵攻してであった部隊をつぶしてほしい。」「「「おう」」」
オーガ、ゴブリン部隊、ディートハルトの部隊は久々に活躍できるとやる気に満ちている。
「四天王には、神の使徒を排除してもらいたい。」「セベクはどうするのですか。」
フールがカールに質問する。
「セベクは魔王だからロックに相手をしてもらう。ロック、勝てるだろ。」「ああ、あれくらいなら問題ない。」
「それから、私もロックに同行する。」「宰相が国を離れたら、仕事はどうなるんだ。」
「大丈夫だよ。戦いは短期で終わるから。」
カールは、ロックや四天王の強さをこの目で確かめたかった。特にロックは普段、強さの片鱗も見せないがリースに匹敵する強さのはずだ。
フールがトウヤたちに報告する。
「ヴァルハラ王国の対応が決まりました。侵攻して魔王セベクと使途を倒すことになりました。」「ベンヤミンはどうするの。」
「たぶん、わが軍の兵が殺すことになるでしょう。当然、トウヤさんたちの仲間は自由になるはずです。」「ありがとうございます。僕たちも協力したいのですが・・・」
「必要ありません。」「僕たちは普通の兵より強いですよ。」
「いいえ、弱すぎるので邪魔になるのです。戦いが終わったらわが軍の兵と模擬戦をして試してみますか。」「はい、お願いします。」
トウヤたちはメジナのダンジョンで腕を磨き、オルドビスの森を通って来たのだ。勇者としては弱いかもしれないが、ただの兵に劣っているとは思えなかった。
ヴァルハラ王国との国境はアスマン男爵領、ベーア男爵領、バルテル男爵領が接している。他にオルドビスの森を管轄するタリン領もヴァルハラ王国と接しているがオルドビスの森があるので、軍が攻めてくる可能性は無い。
魔術師隊の3人が城を出発する。アデリアはアスマン男爵領、ツェーザルはベーア男爵領、エリーはバルテル男爵領へ向かう。3人はロックから書状を渡されている。
アデリナはアスマン男爵に会う。
「元勇者パーティーのアデリナ様ではありませんか。援軍はあなた1人ですか。」「魔王ロック様から書状を預かっています。」
アスマン男爵は書状を読む。書状には敵軍はアデリナが壊滅させるので軍の兵には片づけをするように指示されている。
「ロック様は何を考えている。アデリナ様、軍を壊滅できるのですか。」「はい、お任せください。」
アスマン男爵はアデリナの言葉を信じるしかない。ツェーザルはベーア男爵に面会する。
「ロック様は私を馬鹿にしているのか。援軍が魔術師1人だと。」「魔王ロック様から書状を預かっています。」
ベーア男爵は書状を読むと怒りに震えだす。
「わが軍を何だと思っている。」「ベーア男爵、敵軍は私が全滅させます。」
「本当だろな。」「嘘なら、ご自由に処罰してください。」
「分かった。きちんと働けよ。」
ベーア男爵はツェーザルに期待していなかった。自分が軍を率いて戦うつもりでいる。エリーはバルテル男爵に会うが男爵は少女が1人来て援軍だと言うので何の冗談かと思う。
「エリー嬢、援軍は遅れてくるのか。」「いいえ、私が援軍です。これ、ロック様の書状です。」
バルテル男爵は書状を読むと頭が痛くなる。
「君が敵を壊滅するとあるが本当か。」「はい、一撃で終わらせて見せます。」
バルテル男爵は本当なら、この少女は化け物だと思う。
バルテル男爵領の国境に3000の敵兵が現れる。バルテル男爵の兵は600人である。5倍の敵に勝ち目はない。男爵は動揺するが、エリーは嬉しそうにバルテル男爵に言う。
「早く私を敵兵の所に連れて行ってください。」「そ、そうだな。」
バルテル男爵は600の兵を連れて出撃する。国境に到着した時、まだ国境の門は守られていた。敵兵は門兵に降伏を迫っていた。バルテル男爵とエリーは門の塔に登って敵兵の様子を見る。
敵軍は堂々と門の前に横陣形で数の多さを見せつけて圧をかけている。バルテル男爵はこれはだめだと思う。エリーがバルテル男爵に言う。
「始めてもいいですか。」「ああ、構わないよ。好きにやってくれ。」
バルテル男爵はエリーに期待せずに言う。エリーは右手を上げると直径10メートル位の火球が出現する。そして右手で敵軍の方を指すと火球は敵軍の真ん中に落ち爆発する。
敵兵は火球に飲み込まれて焼失する者、火球の爆破に巻き込まれて焼け死ぬものが出る。さらに地面の草が燃え出しまるで狙ったかのように敵軍を取り囲む。炎は生き残った兵を焼いていく。
炎はエリーがコントロールしている。バルテル男爵はエリーに聞く。
「この大規模魔法は何なんだ。」「ファイヤーボールです。私、魔術師隊に入ったばかりだから基本の魔法しか使えないんです。」
ファイヤーボールだって、バルテル男爵は飽きれる。炎は敵兵を全滅させて消える。兵たちは圧倒的な光景に声が出ない。
「まず、国境の防衛だが、魔術師隊の3人に貴族の軍の援護をしてもらう。と言うより魔術師が敵軍を壊滅させた後、貴族の軍が動くことになると思う。」「貴族の軍はいらないわ。」
アデリナがカールに言う。自分の魔法に自信があるのだ。
「討ち漏らしが出るといけないから、貴族の軍を使う。確実に全滅させてほしい。君たちは秘密兵器だからね。」「分かったわ。」
「オーガ、ゴブリン部隊、ディートハルトの部隊はロックと行動と共にしてもらう。ヴァルハラ王国に侵攻してであった部隊をつぶしてほしい。」「「「おう」」」
オーガ、ゴブリン部隊、ディートハルトの部隊は久々に活躍できるとやる気に満ちている。
「四天王には、神の使徒を排除してもらいたい。」「セベクはどうするのですか。」
フールがカールに質問する。
「セベクは魔王だからロックに相手をしてもらう。ロック、勝てるだろ。」「ああ、あれくらいなら問題ない。」
「それから、私もロックに同行する。」「宰相が国を離れたら、仕事はどうなるんだ。」
「大丈夫だよ。戦いは短期で終わるから。」
カールは、ロックや四天王の強さをこの目で確かめたかった。特にロックは普段、強さの片鱗も見せないがリースに匹敵する強さのはずだ。
フールがトウヤたちに報告する。
「ヴァルハラ王国の対応が決まりました。侵攻して魔王セベクと使途を倒すことになりました。」「ベンヤミンはどうするの。」
「たぶん、わが軍の兵が殺すことになるでしょう。当然、トウヤさんたちの仲間は自由になるはずです。」「ありがとうございます。僕たちも協力したいのですが・・・」
「必要ありません。」「僕たちは普通の兵より強いですよ。」
「いいえ、弱すぎるので邪魔になるのです。戦いが終わったらわが軍の兵と模擬戦をして試してみますか。」「はい、お願いします。」
トウヤたちはメジナのダンジョンで腕を磨き、オルドビスの森を通って来たのだ。勇者としては弱いかもしれないが、ただの兵に劣っているとは思えなかった。
ヴァルハラ王国との国境はアスマン男爵領、ベーア男爵領、バルテル男爵領が接している。他にオルドビスの森を管轄するタリン領もヴァルハラ王国と接しているがオルドビスの森があるので、軍が攻めてくる可能性は無い。
魔術師隊の3人が城を出発する。アデリアはアスマン男爵領、ツェーザルはベーア男爵領、エリーはバルテル男爵領へ向かう。3人はロックから書状を渡されている。
アデリナはアスマン男爵に会う。
「元勇者パーティーのアデリナ様ではありませんか。援軍はあなた1人ですか。」「魔王ロック様から書状を預かっています。」
アスマン男爵は書状を読む。書状には敵軍はアデリナが壊滅させるので軍の兵には片づけをするように指示されている。
「ロック様は何を考えている。アデリナ様、軍を壊滅できるのですか。」「はい、お任せください。」
アスマン男爵はアデリナの言葉を信じるしかない。ツェーザルはベーア男爵に面会する。
「ロック様は私を馬鹿にしているのか。援軍が魔術師1人だと。」「魔王ロック様から書状を預かっています。」
ベーア男爵は書状を読むと怒りに震えだす。
「わが軍を何だと思っている。」「ベーア男爵、敵軍は私が全滅させます。」
「本当だろな。」「嘘なら、ご自由に処罰してください。」
「分かった。きちんと働けよ。」
ベーア男爵はツェーザルに期待していなかった。自分が軍を率いて戦うつもりでいる。エリーはバルテル男爵に会うが男爵は少女が1人来て援軍だと言うので何の冗談かと思う。
「エリー嬢、援軍は遅れてくるのか。」「いいえ、私が援軍です。これ、ロック様の書状です。」
バルテル男爵は書状を読むと頭が痛くなる。
「君が敵を壊滅するとあるが本当か。」「はい、一撃で終わらせて見せます。」
バルテル男爵は本当なら、この少女は化け物だと思う。
バルテル男爵領の国境に3000の敵兵が現れる。バルテル男爵の兵は600人である。5倍の敵に勝ち目はない。男爵は動揺するが、エリーは嬉しそうにバルテル男爵に言う。
「早く私を敵兵の所に連れて行ってください。」「そ、そうだな。」
バルテル男爵は600の兵を連れて出撃する。国境に到着した時、まだ国境の門は守られていた。敵兵は門兵に降伏を迫っていた。バルテル男爵とエリーは門の塔に登って敵兵の様子を見る。
敵軍は堂々と門の前に横陣形で数の多さを見せつけて圧をかけている。バルテル男爵はこれはだめだと思う。エリーがバルテル男爵に言う。
「始めてもいいですか。」「ああ、構わないよ。好きにやってくれ。」
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敵兵は火球に飲み込まれて焼失する者、火球の爆破に巻き込まれて焼け死ぬものが出る。さらに地面の草が燃え出しまるで狙ったかのように敵軍を取り囲む。炎は生き残った兵を焼いていく。
炎はエリーがコントロールしている。バルテル男爵はエリーに聞く。
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【作者より、感謝を込めて】
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そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
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小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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