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第40話 H10脱出
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ブルーアースが地下ドックから水中に出ると直ぐに敵艦隊の反応がある。駆逐艦クラスが6隻、空母が1隻の7隻が扇形に広がり網を張っている。
アーサーは直前に浮上して艦砲による攻撃を選んだ。相手が対潜水艦戦を想定していると読んだからだ。
俺は浮上時にホワイトフラウで出撃するとアーサーに伝える。俺はホワイトフラウに乗り込み管制官に交信する。
「こちらホワイトフラウ、以後の呼称をスター1で願う。」「了解」
「なお、浮上と同時に発進する。」「了解」
ソナーマンが魚雷の推進音を探知するとブルーアースは急浮上を始める。そして、水面に出ると同時に砲台を出し、後部ハッチを開ける。管制官が指示する。
「スター1発進どうぞ」「了解」
俺はホワイトフラウを発進させる。ブルーアースは艦隊に艦砲で攻撃し空母に向かって突っ込む。
俺はブルーアースからは離れている護衛艦からライフルで撃つ、ライフルはビーム兵器で威力は強力だった、一撃で船の装甲は蒸発して穴が開く。
艦載機が攻撃してくるが、ホワイトフラウの機動性がはるかに上まる、胸部に内蔵している機関砲で撃ち落としていく。さらに7隻全ての艦船にライフルで穴を開ける。
ブルーアースは空母を盾にして艦隊とすれ違う、そして速度を最大にして逃げる。俺は敵艦隊から離れた所でブルーアースに着艦した。
この戦いで、俺はフレイムランドの人型兵器の威力を思い知らされた、地球の兵器では、ファーストフレームとセカンドフレームに通用しないことは明らかだ。
ブルーアースは、H1に帰港する。マクシミリアン艦長に変わってアーサーがブルーアースの艦長に就任した。
俺に対する軍事裁判はなかった。アーサーの報告と部隊員の証言からアイデンが任務遂行の邪魔をして、危機に陥れたのが明らかだったのである。
しかし、エドガー・イーガン中将は俺のことを恨んでいるだろう。
俺はドニィーシャと連絡を取り、一旦、フレイムランドに戻ることにした。このままでは、データ収集できないからである。
オーナーのイーサン・ガリアーノに依頼の完了を報告する。すると報酬の300万ドルが用意できていないという。
ドニィーシャ、報酬の話なんかしてなかったぞ、何も知らせてくれないな。部屋に戻るとアーサーがいた。
「用が済んだら戻って来るつもりか」「また、戻って来る。」
「戻るな、いずれここも戦場になる、ホーネットはおしまいさ。」「なら、一緒に来るか第218歩兵部隊ごと。」
「それはできない。」「まあ、もう一度戻って来る、考えておいてくれ。」
俺は第218歩兵部隊を失うのは惜しいと思っている。これだけ場数を踏んでいる部隊は貴重なのだ。
アーサーは直前に浮上して艦砲による攻撃を選んだ。相手が対潜水艦戦を想定していると読んだからだ。
俺は浮上時にホワイトフラウで出撃するとアーサーに伝える。俺はホワイトフラウに乗り込み管制官に交信する。
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「スター1発進どうぞ」「了解」
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俺はブルーアースからは離れている護衛艦からライフルで撃つ、ライフルはビーム兵器で威力は強力だった、一撃で船の装甲は蒸発して穴が開く。
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ブルーアースは空母を盾にして艦隊とすれ違う、そして速度を最大にして逃げる。俺は敵艦隊から離れた所でブルーアースに着艦した。
この戦いで、俺はフレイムランドの人型兵器の威力を思い知らされた、地球の兵器では、ファーストフレームとセカンドフレームに通用しないことは明らかだ。
ブルーアースは、H1に帰港する。マクシミリアン艦長に変わってアーサーがブルーアースの艦長に就任した。
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しかし、エドガー・イーガン中将は俺のことを恨んでいるだろう。
俺はドニィーシャと連絡を取り、一旦、フレイムランドに戻ることにした。このままでは、データ収集できないからである。
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