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第10章 悪魔の介入
第12話 ヴァル顕現
アロイスが空中のヴァルの様子を見て、喜んで言う。
「ヴァルが燃えているぞ。アライダたちの魔法はすごいぞ。」「このまま倒せるといいな。」
アルフレートが期待を込めて言う。エアハルトがエルメンヒルトに聞く。
「エル、ヴァルの気配が変わらないけど、ダメージあるかな。」「魔力の大きさは変わっていないわ。」
「エアハルトと黒水晶は心配性だな。奴は燃えているのだ。ダメージないわけがないだろ。」
会話を聞いていたアロイスが言う。確かにアロイスの言う通り、ヴァルはこのままいけば消し炭になって骨も残らないはずだ。実際、全身が燃え上がっている。
アライダ、エゴン、クヌートは魔法の制御に集中している。バランスを崩せば魔法は制御不能になって暴走してしまう。
ヴァルは全身が炭化して燃え上がっている。先ほど展開した防御魔法は消えている。ヴァルの体はマグマの塊がぶつかり、砕ける。
アライダたちは、まだ魔法を解除しない。完全に消し去るつもりである。
アライダ、エゴン、クヌートは限界が近かった。しかし、まだ、ヴァルの破片が残っているので魔法を行使し続ける。
ヴァルの体は灰になって地面のマグマの中に消えていく。破片も灰になって消えていく。アロイスが勝利宣言をする。
「勝ったぞ。悪魔ヴァルは滅んだぞ。」
アルフレートはホッとして胸をなでおろす。アライダ、エゴン、クヌートは魔法を解除するとフラフラと座り込む。彼らは全力を出し切ったのだ。
アルマ、カミルが駆け寄り、回復ポーションを渡す。3人は回復ポーションを飲むと立ち上がる。3人にメンバーが集まる。
しかし、エアハルトとエルメンヒルトは警戒を解いていない。エアハルトがエルメンヒルトに言う。
「まだ、気配が消えていない。」「エアハルト、魔力は衰えていないわ。」
エアハルトとエルメンヒルトの言葉にアライダが反論する。
「ヴァルは消えたのよ。魔力の残滓が残っているに過ぎないわ。」
アイロスが割って入る。
「とにかく近づいて確認しよう。」「うかつに近づくことは危険です。」「もう危険はないわ。」
エアハルトとアライダが言う。
「近づいて確認することは決定事項だ。ただ、慎重に行う。」
アロイスがエアハルトに言う。エアハルトは従うしかない。アロイスにもいまだに魔力があそこに存在していることは分かっている。しかし、ヴァルは灰になって消えたのだ。
とにかく確認しなければならない。ヴァルを討伐したのだと確認するのだ。
セクメト・クランは慎重に近づいて行く。150メートル、100メートル、50メートル、10メートルと近づく。
5メートルまで近づいた時、固まって溶岩となった地面から溶岩の針が3本飛び出す。溶岩の針はアライダ、エゴン、クヌートの胸に突き刺さる。
3人は溶岩の針が防具を貫いて胸に突き刺さり倒れる。メンバーの顔色が変わる。
エアハルト、エルメンヒルト、アルノー、アルフレート、クルト、アロイス、デニス、ディータ、カール、カンデが反射的に武器を抜き構える。
何もない空間から声が聞こえる。
「驚きましたよ。あの距離から魔法攻撃とは、私の演出が台無しです。待っていましたよエアハルト・アンカー。」
「どこにいる。姿を現せ。」
エアハルトが声を上げる。アルマ、カミル、ユリアーネがアライダ、エゴン、クヌートの手当てに当たる。3人に刺さった溶岩の針は心臓には刺さっていなかったため即死を免れる。
溶岩と化した地面から黒い粒子が立ち昇って、集まりだす。それは人型になって行き、肌、髪、目を形作っていく。さらに背中に蝙蝠のような翼、黒を基調とした服も作られる。
「私が悪魔ヴァルです。」
赤い目はエアハルトを見据えて、他の者は関係ないと態度で示す。
「ヴァルが燃えているぞ。アライダたちの魔法はすごいぞ。」「このまま倒せるといいな。」
アルフレートが期待を込めて言う。エアハルトがエルメンヒルトに聞く。
「エル、ヴァルの気配が変わらないけど、ダメージあるかな。」「魔力の大きさは変わっていないわ。」
「エアハルトと黒水晶は心配性だな。奴は燃えているのだ。ダメージないわけがないだろ。」
会話を聞いていたアロイスが言う。確かにアロイスの言う通り、ヴァルはこのままいけば消し炭になって骨も残らないはずだ。実際、全身が燃え上がっている。
アライダ、エゴン、クヌートは魔法の制御に集中している。バランスを崩せば魔法は制御不能になって暴走してしまう。
ヴァルは全身が炭化して燃え上がっている。先ほど展開した防御魔法は消えている。ヴァルの体はマグマの塊がぶつかり、砕ける。
アライダたちは、まだ魔法を解除しない。完全に消し去るつもりである。
アライダ、エゴン、クヌートは限界が近かった。しかし、まだ、ヴァルの破片が残っているので魔法を行使し続ける。
ヴァルの体は灰になって地面のマグマの中に消えていく。破片も灰になって消えていく。アロイスが勝利宣言をする。
「勝ったぞ。悪魔ヴァルは滅んだぞ。」
アルフレートはホッとして胸をなでおろす。アライダ、エゴン、クヌートは魔法を解除するとフラフラと座り込む。彼らは全力を出し切ったのだ。
アルマ、カミルが駆け寄り、回復ポーションを渡す。3人は回復ポーションを飲むと立ち上がる。3人にメンバーが集まる。
しかし、エアハルトとエルメンヒルトは警戒を解いていない。エアハルトがエルメンヒルトに言う。
「まだ、気配が消えていない。」「エアハルト、魔力は衰えていないわ。」
エアハルトとエルメンヒルトの言葉にアライダが反論する。
「ヴァルは消えたのよ。魔力の残滓が残っているに過ぎないわ。」
アイロスが割って入る。
「とにかく近づいて確認しよう。」「うかつに近づくことは危険です。」「もう危険はないわ。」
エアハルトとアライダが言う。
「近づいて確認することは決定事項だ。ただ、慎重に行う。」
アロイスがエアハルトに言う。エアハルトは従うしかない。アロイスにもいまだに魔力があそこに存在していることは分かっている。しかし、ヴァルは灰になって消えたのだ。
とにかく確認しなければならない。ヴァルを討伐したのだと確認するのだ。
セクメト・クランは慎重に近づいて行く。150メートル、100メートル、50メートル、10メートルと近づく。
5メートルまで近づいた時、固まって溶岩となった地面から溶岩の針が3本飛び出す。溶岩の針はアライダ、エゴン、クヌートの胸に突き刺さる。
3人は溶岩の針が防具を貫いて胸に突き刺さり倒れる。メンバーの顔色が変わる。
エアハルト、エルメンヒルト、アルノー、アルフレート、クルト、アロイス、デニス、ディータ、カール、カンデが反射的に武器を抜き構える。
何もない空間から声が聞こえる。
「驚きましたよ。あの距離から魔法攻撃とは、私の演出が台無しです。待っていましたよエアハルト・アンカー。」
「どこにいる。姿を現せ。」
エアハルトが声を上げる。アルマ、カミル、ユリアーネがアライダ、エゴン、クヌートの手当てに当たる。3人に刺さった溶岩の針は心臓には刺さっていなかったため即死を免れる。
溶岩と化した地面から黒い粒子が立ち昇って、集まりだす。それは人型になって行き、肌、髪、目を形作っていく。さらに背中に蝙蝠のような翼、黒を基調とした服も作られる。
「私が悪魔ヴァルです。」
赤い目はエアハルトを見据えて、他の者は関係ないと態度で示す。
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