異世界、皇子です

晴れのち曇り

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二章、学園

ある日、授業風景

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穴場の喫茶店を見つけた2人は休養日になる度にコーヒーを飲むために無愛想なマスターのいる店に顔を出していた。

最近はそれが習慣化してきたように思える。

変わって授業では、あの戦闘訓練以来ミラ以外のクラスメイトに避けられていること以外は順調だと言える。





学園の授業は午前中に座学の講義を受け、午後から戦闘訓練(実技講義)を受ける事となっている。

フリート達はまだ初等部なので、学科が一つしかない。
しかし、中等部、高等部と上がるにつれて学科が増え、そして授業が高度化される。

高等部に進学するには、一定以上の一般知識(教養)と最低限の専修する学科の専門知識、そして何より意欲が求められる。

なので、進学率は中等部からはおよそ1割にも満たない。
外部からの入学者もいるが、その数は中等部からの進学者よりも少ない。

元々この学園は大陸最高峰の教育機関なので数が少ないのは当然の事ではあるが。





フリート達は休養日を過ごし、再び座学の講義を受けていた。

「ーーーという事があり、『炎帝』と名高いかの有名な『グランゼン帝』は当時の最大国家であった『ルミナーレ神国』に対し宣戦を布告しました。
当時小国であった『ガウル王国』、つまり『現ガウル帝国』は軍事、産業において格下でありました。
では何故『ガウル王国』が『ルミナーレ神国』に勝利する事が出来たのか。
それは『グランゼン帝』の情け容赦無い戦術と国民全てを戦争の為に動員した『戦時国家特別国民動員法』による効率重視の姿勢であると言われています」

教壇に立ち帝国の歴史についての講義をする教師の話を聞き流す帝国皇子。
それは不味いのでは、とも思うが既にこの部分は学習済みなので成績面での心配は無い。

とは言うものの、やはり授業は真面目に聞くのが生徒としての正しい在り方だとは思うが。

「ーーーむっ、ではこの時『グランゼン帝』が戦時中最も好んで使用したとされる戦術はなんですか?ガウル君」

どうやら授業をちゃんと受けていなかったのがバレたようだ。
先生はお怒りになっておられる。

「ーーーはい、『火器を使用した包囲殲滅戦と火攻め』です。

だが、教師の怒りはあっさりと受け流される。

「…………はぁ、いいでしょう正解です、
ですがちゃんと授業は聴いてくださいね」

フリートは成績は良いが授業態度は悪い教師が対応に困る『問題児』であった。
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