異世界、皇子です

晴れのち曇り

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三章、帝国内乱

拒絶

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「…………それは出来ない」

フリートは抱いた希望を切り刻まれたかのような感覚に陥った。

何故、疑問がフリートの頭の中をグルグルと回っていた。

冷静では無かったのだろう。
いつもなら直ぐに解るような簡単な事だった。

「私は武装蜂起を起こした責任があり、それを成し遂げる義務がある。

そして、何よりも私も許せないのだ、帝国を」

そう、エレメンヒルデは捨てたものではない、そう言った。
しかし、自分の過去にされた事を見逃せるほど温厚な性格ではなかった。

元々は私怨、つまりは怒りから事を起こしたのだ。

止まるわけがない。

辞めるわけがない。

諦めるわけがない。

認めるわけがないのだ。

認めるわけにはいかないのだ。

責任故に、怒り故に、意地故に此処で止まりはしない、止まれはしない。

だが、それをフリートは認めなかった。

「……君のそれは、責任を取ろうとして、その実ただ責任から逃げているだけだ」

確かな意思と確信を持ってエレメンヒルデに告げる。

そして、フリートは更に言い募る。

「それこそ、認めるわけにはいかないな。止まれるのに止まらないのは、怖いからだろう?

それを責任だの義務だの馬鹿馬鹿しい!

私は君を認めない!

私の意地と正義を持って君を打ち倒そう!!」

フリートはそのような理由で多くの人々が殺される事に怒りを覚えた。

帝国の皇子として、帝国一臣民として、彼女の言い分を認めるわけにはいかない。
認めれば必ず多くの人々が死に逝くのだ。

意地でも止める。

そうフリートは心に誓った。

「責任逃れ?私が?ただ責任から逃げているだけだと?











バカな、バカな、バカな、バカな、バカな、ばかな、ばかな、ばかな、ばかな、ばかな、ばかな!!!!!!



全くもって馬鹿馬鹿しい!!!!!!!

聞くに耐えない!!

それ以上!貴様の!雑音を!耳に!入れる!わけには!いかん!!!!!

すこしは見直していたのだがな!

所詮は帝国か!!

心根は腐りきっているのか!?

巫山戯るな!!!

認めない!貴様の言い分など一厘とて認めはしない!!!」

まさにエレメンヒルデの逆鱗に触れた。

これが2人の衝突を決定的なものとした。
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