地球で死ぬのは嫌なので異世界から帰らないことにしました

真野蒼子

文字の大きさ
7 / 27

第6話 リナリアと魔法道具

しおりを挟む
 「何をしてる!ここは立ち入り禁止――と、これは皇女殿下」
 「マルミューラド様!」
 「敬称は不要ですよ。マルミューラドとお呼び下さい」
 「……その線引き良く分からないんです。メイリンに確認してからにしますね」
 「皇女殿下が敬称を付ける相手はグレディアース老とアルフィード様だけと思って大丈夫ですよ」

 マルミューラドは頭上からリナリアを一つもいでから地べたに座ると、腰に差していた短剣でするすると皮をむき始めた。果肉がとろとろと落ちてしまう前に結衣の手のひらに置いてくれたのでぱくりと頬張った。

 「これ凄く美味しいですね。研究用って言ってましたけど、どういう果物なんですか?」
 「リナリアは果物ではなくて魔法生物ですよ」
 「生物!?生き物!?じゃあこれ果汁じゃなくて体液!?」
 「そうです」
 「うそ!!」
 「嘘です」
 「……何も知らないと思って遊ばないで下さい。今日は聞きたい事があるんです」
 「私にですか?」

 グレディアース老の話を聞く限り、リナリアは魔力に関係があるような気がした。
 魔力だというあの物体はどうみてもこのリナリアの果肉だ。 
 生き物じゃなくても魔力と同等の物ならば生き物を構成する物質なのかもしれない。

 「リナリアって何の研究をしてるんですか?老が見せて下さった魔力とよく似ています」
 「魔力ですよ。といっても人工魔力ですが」
 「人工?人が作れる物じゃないって聞きました」
 「体内では作れません。なので肉体の外で作れないかを研究をしています」

 マルミューラドはペンライトのような物を取り出した。
 先端に鉱物のような物がはめこまれていて、それはまるでゲームに出てくる魔法武器のようだった。

 (THE魔法って感じ)

 興味津々で結衣が覗き込むと、マルミューラドはくすくすと笑った。
 カチカチとスイッチを押すような音をさせると鉱物がポウッと淡く赤く光り、鉱物の内側でゆらゆらと光が揺れていてろうそくのようにも見える。
 それをカットしたリナリアにかざすと、さらにとろとろに溶けて、最後はすっかり液体になってしまった。

 「溶けた!何ですかこれ!」
 「体温調節ですね。人体に見立ててるので温度が重要なんです。やってみますか?」
 「やりたい!」

 結衣はマルミューラドからそれを受け取りリナリアにかざすと、これもあっという間にとろりと溶けた。
 まるで自分が魔法を使ったような気になり、この世界に来てこの瞬間が一番楽しく感じていた。

 「楽しい!なにこれ!これ売ってる物ですか!?」
 「いいえ。俺が作りました」
 「え!?手作り!?絶対売った方が良いですよ!楽しいし綺麗だし!いいなー!」
 「ヴァーレンハイト皇国は魔法文化ですから需要が無いんですよ。俺は魔法使いたくないから横着してるんです」
 「使いたくないんですか?どうして?」
 「俺は蓄積魔力が少ないですから。使いすぎると貧血になるんです」

 蓄積魔力。結衣は初めて聞く単語に首を傾げた。
 おそらく蓄積されている魔力という事なのだろうけれど、多い少ないがあり、それが貧血になるというのは一体どういう仕組みなのだろう。
 結衣がううん、と首を傾げるとそれを察したのかマルミューラドはクスッと笑った。

 「魔力は体積があるので、それを使うというのは肉体の一部が無くなるような事なんですよ」

 マルミューラドはもう一本同じ道具を取り出して成長途中のリナリアにかざしていく。
 やはりあのペンのような物はいかにも魔法といった感じがする。

 「いいな~…」
 「そんなに気に入りましたか?」
 「はい。だってこんなの初めて見ました。道具で魔法を使うって不思議です」
 「ああ、こっちですか」

 結衣が欲しがっているのはリナリアだと思っていたようで、マルミューラドはまた一つリナリアをもいでくれていた。
 マルミューラドはポケットからもう一本ペン状のそれを取り出すと、はいどうぞ、と手渡してくれる。

 「差し上げますよ」
 「え!?いいんですか!?」
 「リナリア用に作ってるので他の使い道があるかは疑問ですが」
 「ううん!嬉しい!有難うございます!」

 この世界に来て贈り物は鬱陶しいくらいにもらっている。
 最初の頃はお姫様気分で楽しく開封してきゃっきゃと喜んでいたが、しかしそのどれもが「皇女殿下にはご機嫌麗しく~」というゴマすりである事くらい結衣でも分かった。それは対アイリス皇女への政治活動であって、結衣自身への贈り物ではない。
 だからこうして皇女ではない結衣に何かをプレゼントしてくれるというのは嬉しかった。

 そして、マルミューラドはリナリアの育て方や他の果物にどんな魔法がかかっているのか、他にはどういった道具があるのか――そんな話を色々聞かせてくれた。メイリンからも聞いた事の無い話が豊富で、まるで喋る参考書を手に入れた気分だった。
 そんなこんなあれこれお喋りをしていると、あっという間に一時間が経過してしまった。

 「しかしいつまでもこんな所にいてよろしいのですか?レイ侍女長が心配なさるかと思いますが」
 「あ!そうだ!戻らなきゃ!ねえ、また来ていいですか!?」
 「いいえ、いけません」
 「……そうよね。邪魔よね。ごめんなさい」

 まさか正面切って拒否されるとは思っていなかったのでショックだ。
 しょんぼりしていると、マルミューラドはくくっと笑って結衣の頭を撫でた。

 「今度は俺が迎えに行きます。だから待ってて下さい」

 マルミューラドは急に真面目な顔をして、結衣にリナリアを一つ持たせた。
 結衣は与えられる一方の皇女だから自分から会いに行く事はほとんどない。誰もが「お迎えに上がります」だ。だから迎えに行くなんて言葉は聞きなれているはずなのに、あまりにも真っ直ぐ見つめられて何だか緊張してしまう。

 「アイリス様。私の名を呼んで下さい」
 「え?マルミューラド様?」
 「もう一度」
 「……マルミューラド様……」

 黒曜石のような鋭い瞳で見つめられ、まるで突き刺されるようだった。
 マルミューラドが持たせてくれたリナリアをきゅうっと握りしめていると、その指先をついっとなぞるように触れてくる。

 「マルミューラド、様!?」
 「その名の意味を知っていますか?」
 「い、いえ、知らない、です」
 「意味は」

 何か言おうとしたその時、どこかからメイリンの呼ぶ声が聞こえて来た。 

 「あ、しまった」
 「……お引止めして申し訳ありません」

 マルミューラドは一礼すると背を向けて、ひらひらと手を振りリナリアの籠を抱えて去っていった。

 そしていつものルーティンで、勝手にマルミューラドに会った事を怒られた。
 たっぷり一時間近く説教をされ、今日はもう部屋から出てはいけません、と軟禁されてしまった。
 けれど結衣も遊び惚ける気分では無かった。ソファに深く腰掛けて、マルミューラドに貰ったリナリアと、リナリアと一緒に渡された物をじっと見た。

 (名札だ。どうみても日本の幼稚園の名札ケース)

 渡されたのは黄色いチューリップを象ったビニール製の名札ケースだった。
 彼の祖父であるグレディアース老は道端で拾ったと言っていたが、つまりマルミューラドはどこから来たのか分からないという事だ。

 (顔が整いすぎてて見落としてたけどあの顔立ちは日本人だ)

 ヴァーレンハイト皇国は総じて北欧系の顔をしている。
 皇王とアイリスを除けば金髪がほとんどなのに、マルミューラドは黒髪黒目だった。
 そして彼は間違いなく日本人だと結衣は確信していた。
 その理由は――

 『ルーヴェンハイト皇国に注意しろ』
 
 チューリップの名札ケースには日本語でそう書かれたメモが入っていた。

*

 「ルーヴェンハイト皇国ですか。我が国の分家のような国ですが、皇女殿下は外交に興味がおありですか」
 「まあ、大袈裟ですわ。ただ私はこの国に害をもたらす者がいたらどうしようかと不安で。こういった事は陛下の右腕でもあるアルフィード様にご指導頂きたいのですが、ご迷惑でしょうか」
 「まさか!大変光栄です。さあ、おかけ下さい」

 いつもならこういう事はメイリンに聞けば良いだけなのだが、得られた回答は「ヴァーレンハイト皇国の姉妹国家ですよ」だけだった。
 全侍女を統括する皇女付きのメイリンがそんな薄っぺらい情報しか持っていないわけが無いのに、それ以上の事は一切喋ろうとしない。明らかに何か隠しているのだ。

 「ルーヴェンハイト皇国は我がヴァーレンハイト皇国の姉妹国家ですが、どういった人間が済んでいるかはご存知ですか?」
 「人間、ですか?同盟を組んでいる人でしょうか」
 「いいえ。あそこは落ちこぼれが集まる足きり国家です」

 アルフィードは眩しい笑顔で、なんなら面白そうに笑った。
 これで目が笑ってないとかいうなら腹黒だと思えるが何とも爽快な笑顔だ。心の底から面白がっているようだった。

 「生まれてすぐ魔力査定を行いますが、魔力量が規定に及ばない場合はルーヴェンハイトへ移住させます」
 「そんな事したら恨まれるんじゃないですか?」
 「そういう輩もおります。ですが魔法も使えないあの程度の人間が何千集まろうとも問題にもなりません」 
 「何千?そんなにいるんですか?」
 「ああ、いえ、今は確か千人いるかいないかですよ」

 それは結構な人数のように感じた。
 全国民が武装兵になるわけでは無いだろうけれど、何かしらの武器を持って攻め込んで来たら決して被害は小さくないだろう。

 (そういやこの国って人口どれくらいなんだろう)

 城から見る限り城壁はそう遠くない。肉眼で捕らえられる程度の位置にはある。あの先どこまでがヴァーレンハイト皇国なのだろう。
 さすがにそんな基礎知識を聞くのは気が引ける。これは本でも読んで調べる事にした。

 「恨みよりも羨んでいるのですよ。連中は魔法を誰でも使える物にしようとしているのです。馬鹿らしい」
 「……誰にでも、ですか?」

 結衣はポケットに入れっぱなしにしていたマルミューラドのくれたペンにそっと触れた。
 これは魔力節約のための道具だと言っていた。という事はこれは魔法を誰にでも使える物にしたという事だ。
 しかしよく思いだすと、マルミューラドのペンは結衣にとっていかにもな魔法アイテムだった。つまり魔法を道具にするというのは地球の発想なのだ。

 (じゃあもしかしてルーヴェンハイトって地球人がいる国……?)

 マルミューラドは何か知っている。今すぐ彼と話がしたい。
 そう思っていると、アルフィードから思わぬ新情報が与えられた。

 「第一皇子と第二皇子は陛下への忠誠が薄いので不安要素ではありますが、私が気に食わないのは第三皇子です。皇女殿下との婚姻を望むとは万死に値する」
 「っこ、婚姻?初耳です!」
 「もちろん却下です。ですが陛下への忠誠が厚く頭もキレる。陛下も目をかけているのですが、おかげで調子に乗って高望みをしているのですよ」
 「そ、そうなんですね……」
 「申し訳ございません。余計な不安を与えてしまいましたね」
 「い、いいえ」

 (皇子がいないんだからアイリスの子供が跡継ぎよね。て事は私政略結婚させられるって事?)

 UNCLAMP以外にも問題はありそうだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公 じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい …この世界でも生きていける術は用意している 責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう という訳で異世界暮らし始めちゃいます? ※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです ※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

異世界での異生活 ~騎士団長の憂鬱~

なにがし
ファンタジー
成人年齢15歳、結婚適齢期40~60歳、平均寿命200歳の異世界。その世界での小さな国の小さな街の話。 40歳で父の跡を継いで騎士団長に就任した女性、マチルダ・ダ・クロムウェル。若くして団長になった彼女に、部下達はその実力を疑っていた。彼女は団長としての任務をこなそうと、頑張るがなかなか思うようにいかず、憂鬱な日々を送る羽目に。 そんな彼女の憂鬱な日々のお話です。

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

【完結】異世界転移した私がドラゴンの魔女と呼ばれるまでの話

yuzuku
ファンタジー
ベランダから落ちて死んだ私は知らない森にいた。 知らない生物、知らない植物、知らない言語。 何もかもを失った私が唯一見つけた希望の光、それはドラゴンだった。 臆病で自信もないどこにでもいるような平凡な私は、そのドラゴンとの出会いで次第に変わっていく。 いや、変わらなければならない。 ほんの少しの勇気を持った女性と青いドラゴンが冒険する異世界ファンタジー。 彼女は後にこう呼ばれることになる。 「ドラゴンの魔女」と。 ※この物語はフィクションです。 実在の人物・団体とは一切関係ありません。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

神々の間では異世界転移がブームらしいです。

はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》 楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。 理由は『最近流行ってるから』 数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。 優しくて単純な少女の異世界冒険譚。 第2部 《精霊の紋章》 ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。 それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。 第3部 《交錯する戦場》 各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。 人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。 第4部 《新たなる神話》 戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。 連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。 それは、この世界で最も新しい神話。

王女様は聖女様?おてんば姫の大冒険~ペットのドラゴンが迷子なので冒険者になって探しに行きます!~

しましまにゃんこ
ファンタジー
アリシア王国の第3王女ティアラ姫には誰にも言えない秘密があった。 それは自分が全属性の魔力を持ち、最強のチート能力を持っていた「建国の賢者アリシア」の生まれ変わりであること! 8才の誕生日を境に前世の記憶を取り戻したものの、500年後に転生したことを知って慌てる。なぜなら死の直前、パートナーのドラゴンに必ず生まれ変わって会いにいくと約束したから。 どこにいてもきっとわかる!と豪語したものの、肝心のドラゴンの気配を感じることができない。全属性の魔力は受け継いだものの、かつての力に比べて圧倒的に弱くなっていたのだ! 「500年……長い。いや、でも、ドラゴンだし。きっと生きてる、よね?待ってて。約束通りきっと会いにいくから!」  かつての力を取り戻しつつ、チートな魔法で大活躍!愛する家族と優しい婚約者候補、可愛い獣人たちに囲まれた穏やかで平和な日々。 しかし、かつての母国が各国に向けて宣戦布告したことにより、少しずつ世界の平和が脅かされていく。 「今度こそ、私が世界を救って見せる!」 失われたドラゴンと世界の破滅を防ぐため、ティアラ姫の冒険の旅が今、始まる!   剣と魔法が織りなすファンタジーの世界で、アリシア王国第3王女として生まれ変わったかつての賢者が巻き起こす、愛と成長と冒険の物語です。 イケメン王子たちとの甘い恋の行方もお見逃しなく。 小説家になろう、カクヨムさま他サイトでも投稿しています。

処理中です...