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7.狼との契約
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ピンポーン
狼達の家は普通の一軒家だった。もっと山の奥かと思っていた。
「どうぞ~」雄登の声だった。
私が入ると雄登は笑顔だったが、龍我は怪訝そうな顔つきだった。
普通の男子高校生と変わらない様な部屋だった。
ソファに腰掛けると雄登が、
「あのさ、さっきの続きなんだけど、俺達には満月の日に必ず奪わなければいけないものがあるんだ。それは狼それぞれ違って俺は何故だかわかんないけど、女の子の唇。つまりキス。龍我はその人の1番大切にしているもの。」
『じゃあ、その掟?みたいなのを守らないとどうなるの?』
「死ぬ。」龍我の低い声が響いた。そのまま今度は龍我が話だした。
「だから、あの満月の夜お前が大事にしていた犬を奪おうとした。だが、雄登のせいで失敗した。その後、テキトーにそこら辺の男の1番大事にしていた彼女を寝とった。」
『ひどい………』私の責任のような気がして、視線を落とした。そこには小さい男の子とその親の写真があった。
『これは……龍我?』
「俺の親は人間と駆け落ちして死んだ。母さんが人間に化けて人間の男と付き合ってたから人間界で言えば警察みたいな所に捕まえられて死刑にされた。つまり人間と恋人関係になると殺されるってことだ。バカだよな。人間なんかの為に。」
『そうなんだ……』
「お前だけが俺達の秘密を知っている。本来なら殺すが、お前も親が近くにいないから見逃すと決めた。」
「だが、そのまま野放しにする事はできない。つまり生かさせてやるかわりに俺達の奴隷になれ。」
『はぁ!?奴隷なんて嫌だよ!!』
「じゃあ今からお前の大切なものを奪いにいく。」
『それも嫌だよ!!………………分かったよ………』
「いい子だ。」雄登がフォローに入る
「ごめんねひまりちゃん、龍我1度言うと聞かないから。奴隷じゃなくてお手伝いさんって言うことでお願いね。」
雄登の笑顔を見ると許しちゃう。
ひまりが帰ったあと、
「人間なんて信用すんじゃねーぞ。分かってんな雄登。」
「分かってるよ。あんな女、使い終わったらポイするつもりだから。」
月の光に照らされた2匹の狼はどこまでも孤独だった。
狼達の家は普通の一軒家だった。もっと山の奥かと思っていた。
「どうぞ~」雄登の声だった。
私が入ると雄登は笑顔だったが、龍我は怪訝そうな顔つきだった。
普通の男子高校生と変わらない様な部屋だった。
ソファに腰掛けると雄登が、
「あのさ、さっきの続きなんだけど、俺達には満月の日に必ず奪わなければいけないものがあるんだ。それは狼それぞれ違って俺は何故だかわかんないけど、女の子の唇。つまりキス。龍我はその人の1番大切にしているもの。」
『じゃあ、その掟?みたいなのを守らないとどうなるの?』
「死ぬ。」龍我の低い声が響いた。そのまま今度は龍我が話だした。
「だから、あの満月の夜お前が大事にしていた犬を奪おうとした。だが、雄登のせいで失敗した。その後、テキトーにそこら辺の男の1番大事にしていた彼女を寝とった。」
『ひどい………』私の責任のような気がして、視線を落とした。そこには小さい男の子とその親の写真があった。
『これは……龍我?』
「俺の親は人間と駆け落ちして死んだ。母さんが人間に化けて人間の男と付き合ってたから人間界で言えば警察みたいな所に捕まえられて死刑にされた。つまり人間と恋人関係になると殺されるってことだ。バカだよな。人間なんかの為に。」
『そうなんだ……』
「お前だけが俺達の秘密を知っている。本来なら殺すが、お前も親が近くにいないから見逃すと決めた。」
「だが、そのまま野放しにする事はできない。つまり生かさせてやるかわりに俺達の奴隷になれ。」
『はぁ!?奴隷なんて嫌だよ!!』
「じゃあ今からお前の大切なものを奪いにいく。」
『それも嫌だよ!!………………分かったよ………』
「いい子だ。」雄登がフォローに入る
「ごめんねひまりちゃん、龍我1度言うと聞かないから。奴隷じゃなくてお手伝いさんって言うことでお願いね。」
雄登の笑顔を見ると許しちゃう。
ひまりが帰ったあと、
「人間なんて信用すんじゃねーぞ。分かってんな雄登。」
「分かってるよ。あんな女、使い終わったらポイするつもりだから。」
月の光に照らされた2匹の狼はどこまでも孤独だった。
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