こうゆうっ♪

蒼碧(たーこいず)

文字の大きさ
24 / 46
第1章 交友部

絶頂に導かれ(24/28)

しおりを挟む
「顔見て、シたいの……!」

潤んだ目と真っ赤な顔で、生股を開き強請ねだる彼女。

そこに理性が介在する余地などなかった。

「緒奈仁先輩っ!!」

飛び付くように、再び彼女の中へ。
一思いに貫き、女肉を押し広がる。

「ぁ……はぁ~んっ!!」

彼女の喘ぐ顔も仕草も、全てが丸見え。

おまけに僕の手は僕のコントロールを離れ、先輩のたわわに実った果実を鷲掴みにする。

感情が、一気に昂る。

「先輩っ、先輩っ、先輩っ!!」

「寛二くん……寛二くぅん……!」

再び交わりだす二つの劣情。

夢中で動く最中、いつの間にか緒奈仁先輩もまた僕の胸をまさぐっていた。

快感が相乗効果を発揮する。

そして、その時が遂に訪れた。

高められた股間の熱。

それが銃身に込められ、打ち出される寸前であることを感じる。

「先輩っ……もう……!」

「うんっ……私も……」

ラストスパートと決め、更に速く腰を動かす。

緒奈仁先輩が僕のシャツをぎゅっと掴んだ。
そして、笑った。

僕を、受け入れようとしてくれている。

(先輩……!いっ……!)

その微笑みが引き金となった。
情欲の熱い液が、彼女を穿つ。

「あっ、あっ……あああぁぁぁ~!」

膣の締まりが最大になり、先輩の身体は大きく跳ねる。

僕らは一つになって、心身共に絶頂へ達した。


これまでにないほど、精が流れ出てゆく。 

一回、また一回と絞られるたび、頭はぼうっとし、何も考えられなくなる。

僕はそのまま、先輩をベッドに押し付けるかのように、彼女の上に倒れ込んだ。

「寛二……くん……」

先輩が優しく頭に触れる。
くすぐったいけど、ほっとする感触。

「緒奈仁……先輩……!」

静かに笑い、彼女の顔に目を向ける。

(え?)

一瞬、固まってしまう。

汗ばんだ、満足げな表情。

しかし僕が予想していた以上に目は爛々と輝き、口元はニヤついてすらいた。

「寛二くん……すごく良かったぁ……もっと……シてくれるでしょ?」

言いながら彼女は、シャツのボタンを外す。

ブラに包まれた自慢の巨乳が、勢いよく飛び出した。

「今度はぁ……全裸で……ね?」

確かに僕のイチモツはまだ衰えていなかった。

先生の薬がよっぽど効いたらしい。
先輩との行為にも文句の付けようはない。

しかし……

(これ、僕の心が、おかしくなりそう……)

快感と艶かしい光景で、身体より先に心がにされてしまう。
そんな気がして、ならなかった。



「で……結局、一番は緒奈仁に取られたわけか……ぉぉんっ」

「緒奈仁先輩ずる~い……あっ…….!」

「真奏くん……ぉちんぽ……はぅぅっ!」

その後僕は。
緒奈仁先輩と更に三回も交わった。


後で聞いた話では、交遊部の皆も保健室に集まり、行く末を見守っていたらしい。

僕らをオカズに、電マで自慰をしながら。

天江名先生も、こんなことを思っていたそうだ。

「溶け合う二人……快楽に包まれる皆……今日も、幸せいっぱいの日になったわね……!」

全く末恐ろしい。

なのに驚くほど、この日々が楽しみになっている自分もいるのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...