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第2章 交わる過去
まさかの出会い 〜Story of 史理亜奈瑠〜
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「ところで、先輩はなんでこんなにもアナルが好きなんですか?」
かねてより気になっていた疑問を投げる。
奈瑠先輩はピクッと肩を震わせ恥ずかしそうな仕草をするも、穏やかな顔で語り始めた。
「えっとね、それは……緒奈仁ちゃんたちのお陰なのーー
チャイムが響く教室。
授業が終わり、帰りの会も終わって教室から次々飛び出していく小学生達。
「ミカのお家新しいピアノ買ったんでしょ??見せて!!」
「もちろんいいよ!あ、よしこちゃんとかサラちゃんもおいでよ!」
遊ぶ約束を取り付けるクラスメイト。
「そうだ!せっかくなら奈瑠ちゃん呼ばない?」
名前を呼ばれハッとして顔を上げる。
しかし私の目には、ほかの女子達が冷めた目でこちらを見る様子が映るだけ。
「私絶対やだー。あの子何も言わないし、ちょー怖い」
「サラ、あの子来るなら行かなーい」
私をディスる言葉。
結局、私は置いて行かれた。
いいのだ。
こんなことは小一の頃からあった。
静かに過ごすのが好きで消極的な私は、小学生の間中、友達らしい友達は出来ずじまい。
私を案じて親が勧めてくれた私立校『下音田学園附属中学校』を受験し合格しても、私の根暗は変わらずじまい。
小学校時代と似た日々を過ごした。
そのまま高校へ進学。
そしてようやく、ここで素敵な巡り合わせがあった。
ある日の放課後、私は日直としてクラスメイトの課題ノートを職員室に届けに行き、そのまま帰ろうとしていた。
たまたま廊下の道すがらにあった姿見で、リュックが開きっぱなしなことに気付いて直していた最中。
「ぉぉん……ぁぁ……!」
聞き慣れない、変な声が耳に入る。
(……え?なに……?)
すぐ後ろの部屋、保健室から聞こえるらしい。
そっとドアに近づき、身を隠しつつ小窓から中を覗く。
(……は!?)
驚愕した。
まず中にいたのは、養護教諭の天江名先生。
笑顔で彼女が話しかけていたのは……隣のクラスの氣持さん。
うちのクラスでも男子の間で密かに話題になっている美人同級生さんだ。
更には体育教師の越出先生までいる。
二人はいわゆるM字開脚で、下半身は裸。
ベッドに腰掛け、股間に棒状のものを当てて甘い声を漏らしていた。
時折膝もビクビクと震えている。
天江名先生が談笑しながらカーテンを閉めたため、すぐにその姿は隠れてしまった。
(すごい……じゃなくて、何あれ!?やばいでしょ……!!)
性的な知識をあまり持たない私も、異常だとすぐわかった。
痛いほど鼓動する心臓を押さえ、そそくさとその場を後にする。
その晩。
寝る間際になっても、帰りがけに見たあの光景が頭から離れなかった。
かねてより気になっていた疑問を投げる。
奈瑠先輩はピクッと肩を震わせ恥ずかしそうな仕草をするも、穏やかな顔で語り始めた。
「えっとね、それは……緒奈仁ちゃんたちのお陰なのーー
チャイムが響く教室。
授業が終わり、帰りの会も終わって教室から次々飛び出していく小学生達。
「ミカのお家新しいピアノ買ったんでしょ??見せて!!」
「もちろんいいよ!あ、よしこちゃんとかサラちゃんもおいでよ!」
遊ぶ約束を取り付けるクラスメイト。
「そうだ!せっかくなら奈瑠ちゃん呼ばない?」
名前を呼ばれハッとして顔を上げる。
しかし私の目には、ほかの女子達が冷めた目でこちらを見る様子が映るだけ。
「私絶対やだー。あの子何も言わないし、ちょー怖い」
「サラ、あの子来るなら行かなーい」
私をディスる言葉。
結局、私は置いて行かれた。
いいのだ。
こんなことは小一の頃からあった。
静かに過ごすのが好きで消極的な私は、小学生の間中、友達らしい友達は出来ずじまい。
私を案じて親が勧めてくれた私立校『下音田学園附属中学校』を受験し合格しても、私の根暗は変わらずじまい。
小学校時代と似た日々を過ごした。
そのまま高校へ進学。
そしてようやく、ここで素敵な巡り合わせがあった。
ある日の放課後、私は日直としてクラスメイトの課題ノートを職員室に届けに行き、そのまま帰ろうとしていた。
たまたま廊下の道すがらにあった姿見で、リュックが開きっぱなしなことに気付いて直していた最中。
「ぉぉん……ぁぁ……!」
聞き慣れない、変な声が耳に入る。
(……え?なに……?)
すぐ後ろの部屋、保健室から聞こえるらしい。
そっとドアに近づき、身を隠しつつ小窓から中を覗く。
(……は!?)
驚愕した。
まず中にいたのは、養護教諭の天江名先生。
笑顔で彼女が話しかけていたのは……隣のクラスの氣持さん。
うちのクラスでも男子の間で密かに話題になっている美人同級生さんだ。
更には体育教師の越出先生までいる。
二人はいわゆるM字開脚で、下半身は裸。
ベッドに腰掛け、股間に棒状のものを当てて甘い声を漏らしていた。
時折膝もビクビクと震えている。
天江名先生が談笑しながらカーテンを閉めたため、すぐにその姿は隠れてしまった。
(すごい……じゃなくて、何あれ!?やばいでしょ……!!)
性的な知識をあまり持たない私も、異常だとすぐわかった。
痛いほど鼓動する心臓を押さえ、そそくさとその場を後にする。
その晩。
寝る間際になっても、帰りがけに見たあの光景が頭から離れなかった。
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