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俺のためのお前のこれまで
第13話 姉の事情(4)
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……どうしてくれよう。
ベッドの上から床で平伏する男を見下ろす。了承もなく事に及ばれた次第である。
信用しようと思った矢先に――こちらが勝手に信じただけと言われてしまえばそれまでながら、なんとも苦い気分にさせてくれる。
悪しきを断つ剣たれ、弱きを守る盾たれ、正しきを支える杖たれ。聖騎士の三原則をなんと心得る。いやそもそも聖騎士以前に人として最低だ。
「……ケダモノ」
昨日のイオニスは他に言い表しようがない。しかもあの指使い、絶対に童貞ではないだろう?
……粗チンでもなかった。あれが粗チンだったら、以前の俺を含めて世の男は大半が粗チンということになってしまう。
「初めてでしたのに……あんな……」
あんなねちっこくしやがって! 男相手にアンアン言わされたこの屈辱、晴らさでおくべきかあ……!
この程度で気が済むわけもない。もっと言ってやろう。そう思ってまた口を開いたまではよかった。しかしイオニスが震えていることに気付いてしまい、今度は言葉に詰まる。
――自分のしたことが怖いか?
ずっと昔、同じように震える奴がいた。それを思い出してしまえば、あの時に抱いた感情までよみがえってくる。
「痛むので、治していただけますか?」
叱責の代わりに訊ねた。弾かれるように上げられた顔からは、すっかり血の気が引いていた。
「失礼します……」
恐る恐る近づいてきたイオニスが俺の腹に手をかざせば、掌から温かな光が溢れ、すぐに痛みが引いた。しかしイオニスはやめない。
「……もう大丈夫です」
「すみません!」
身体ごと手を引くイオニス。
まだ聖則は使えるか。なら――、
「剣を貸していただけますか?」
「ッ……どうぞ」
受け取った剣を鞘から引き抜く。
聖騎士の証、聖具の刃を見る。曇りはないが、わずかにこぼれた剣身を見て確信する。主はまだイオニスを見限っていない。
でもたぶんここが正念場だ。神から与えられた聖具は使い手の心を映す。だから俺の対応いかんによっては剣が折れる――イオニスの心諸共に。
……俺に決めろとおっしゃるのですか、主よ。それでは、まるで……俺への試練だ。
決めかねる俺の前で、いつの間にかイオニスがまた平伏していた。それはまるで、を差し出しているかのようで――。
いや、勘違いするな。俺は剣を鞘に戻し、脇に置く。
「どうしてあのようなことを?」
「……わかりません」
俺はベッドから降り立ち、イオニスの頭を踏んづけた。
わからないってなんだ、この期に及んでそれはどうなんだ。実は俺が好きだったとか、村一番のおっぱいに辛抱たまらんかったとか、とりあえずなんかあるはずだろう!?
再沸騰した怒りに任せ、イオニスの頭をぐりぐりと踏みにじる。しかし十回ほどぐりぐりしたところで――でも、と考えてしまった。
でもこいつがいなければ、レティの背中には一生ものの傷跡が残っただろうし、ソゥラ様のご意向もある。
それにこいつはハンスを……俺が置き去りにした子供を支えてくれた。
イオニスが義務感や使命感を越えて、ハンスを大切にしていることくらい見ていればわかる。ハンスが剣を振る以外のこと――たとえば料理とか読書とか、普通の生活を楽しんでいるとイオニスは嬉しそうなんだ。だからこそレティだってあんなことを言った。
俺は足を止めた。
結論は保留にしよう。とりあえず……思いっきりこき使ってやるから、覚悟しろよ!
どうして俺はこいつの看病をしているのだろう?
横たわるイオニスを前に、俺は心の中でひとりごちた。
明らかに覚束ないイオニスを問い詰めれば、食事が喉を通らずよく眠れないときた。さすがの聖則も栄養失調や睡眠不足には効果がない。
はなはだ釈然としないが、ここは薬師の俺が医者代わりを求められる無医村だ。しかも原因が原因だけに他人を関わらせたくなければ、もう俺が面倒を看るしかないだろう。
とはいえ襲われたばかりの相手と二人きりになるほど迂闊でもない。
看病に男手が必要な時もあるかもしれないと、レティを通してハンスに待機するよう頼んである。もしもの時は悲鳴のひとつでも上げれば、レティの手前すっ飛んでくるはずだ。
「……熱が出てきましたね。冷やす物を用意してまいります」
椅子から立ち上がって部屋を出ようとすれば、弱々しく呼び止められた。
「……レジーナ殿」
「何か?」
「どうして……ここまで、してくださるのですか? 私は、あなたを……」
イオニスが苦しげに顔を歪める。
「捨て置かれても……仕方のないことをしました」
まったくもってその通りだが、万一でもあれば俺の目覚めが悪い。本当に申し訳ないと思っているのなら、黙って俺の好きにさせろってんだ。
「私の行動に口を出すなんて、ご自分の立場をわかっておられないようですね」
「っ申し訳ありません」
「口を動かす体力はおありのようですから、ついでにお食事もお持ちいたします」
不毛な会話を打ち切り、今度こそ部屋を出る。
水桶片手に井戸へ行けば、
「あ、ジー姉さん。こんにちはー」
レティの友人にして、若奥様のリタがいた。
「この間はおすそわけありがとうございました。すっごく美味しかったです」
事件発生の翌日、実際にレティ達が帰ってきたのは夕方で、しかも大量の栗と山ブドウが土産だった。結局栗拾いもして、山ブドウまで採ったらしい。
栗はともかく、山ブドウは早く処理せねばといろいろこしらえたのだが……喜んでもらえたなら、だるい腰に鞭を打った甲斐があったというものだ。
「それでですね、できたら作り方を教えて欲しいなーなんて」
できたらなんて言いつつ、どうしても教えて欲しいと顔に書いてある。たぶん旦那のテオが気に入ったのだろう。可愛いなあ。ぜひ力になりたい。しかし――、
「ごめんなさい、今は少し立て込んでいて……また今度でいいかしら?」
「あ……もちろん今度で大丈夫ですよ! ちょっとそれ貸してください」
水桶を渡せば、リタは自分の汲んだ水を、俺の水桶へ注いでくれた。
「ありがとう、リタちゃん」
「どういたしまして。早く騎士様の所に戻ってあげてください」
「……どうして知っているのかしら?」
言い触らした覚えなんてないのだが。
「ジー姉さんが騎士様を独り占めするって、ベラさんが愚痴ってました」
あいつか。どこから嗅ぎつけたのか、イオニスをベッドへ放り込んで早々に手伝いたいと申し出てきた。
悪人ではないが……少しばかり自分の欲望に忠実で、隙を見てイオニスに跨がる疑いが濃厚だからお帰りいただいた。
「全然相手にされてないんだから、いいかげん諦めればいいのに」
大体、独り占めとはなんだ。傍からはそう見えるのか。遺憾だ。
しかし詳しい説明ができない以上、余計なことは言わない方がいいだろうし……あーこの、このっ!
「着替えるついでに身体を拭いておきましょう。脱いでください」
「……臭いますか」
そういうことが気になるお年頃か。
「いえ。ですがべたついたままよりは、幾分か寝心地がよくなりますわ」
とにかく熟睡して欲しい。そして一刻も早く治れ。
「ですが」
「私に従えないとおっしゃるのですね?」
「……いいえ」
観念したイオニスがようやく上を脱いだので、湯で濡らした布巾で手早く拭いていく。
イオニスは耳どころか全身まで赤く染めている。いい歳の男が、何をそんなに恥ずかしがっているのか。俺のことは下まで剥いたくせに。
……いやさ、本当になんなの。これほど立派な筋肉だ、見られて恥ずかしいわけでもないだろうに……昔の俺と違って。
いくら鍛えてもろくに筋肉が付かず、しかも剣才までなかったからなあ。剣が駄目ならと槍やら弓やら他にも試してみたものの、何ひとつものにならなかった。神懸かって才能がないと言ったのは誰だったか。
「あの――」
囁くような声に驚いて顔を上げれば、イオニスも驚いた顔をした。
「……すみません」
いつの間にか手が止まってしまっていたようだ。
「いえ……あなたが私に謝る必要などありません。こちらこそ驚かせてしまってすみませんでした」
それきり再び黙り込んだイオニスの身体を、俺も黙々と拭き清めた。
ベッドの上から床で平伏する男を見下ろす。了承もなく事に及ばれた次第である。
信用しようと思った矢先に――こちらが勝手に信じただけと言われてしまえばそれまでながら、なんとも苦い気分にさせてくれる。
悪しきを断つ剣たれ、弱きを守る盾たれ、正しきを支える杖たれ。聖騎士の三原則をなんと心得る。いやそもそも聖騎士以前に人として最低だ。
「……ケダモノ」
昨日のイオニスは他に言い表しようがない。しかもあの指使い、絶対に童貞ではないだろう?
……粗チンでもなかった。あれが粗チンだったら、以前の俺を含めて世の男は大半が粗チンということになってしまう。
「初めてでしたのに……あんな……」
あんなねちっこくしやがって! 男相手にアンアン言わされたこの屈辱、晴らさでおくべきかあ……!
この程度で気が済むわけもない。もっと言ってやろう。そう思ってまた口を開いたまではよかった。しかしイオニスが震えていることに気付いてしまい、今度は言葉に詰まる。
――自分のしたことが怖いか?
ずっと昔、同じように震える奴がいた。それを思い出してしまえば、あの時に抱いた感情までよみがえってくる。
「痛むので、治していただけますか?」
叱責の代わりに訊ねた。弾かれるように上げられた顔からは、すっかり血の気が引いていた。
「失礼します……」
恐る恐る近づいてきたイオニスが俺の腹に手をかざせば、掌から温かな光が溢れ、すぐに痛みが引いた。しかしイオニスはやめない。
「……もう大丈夫です」
「すみません!」
身体ごと手を引くイオニス。
まだ聖則は使えるか。なら――、
「剣を貸していただけますか?」
「ッ……どうぞ」
受け取った剣を鞘から引き抜く。
聖騎士の証、聖具の刃を見る。曇りはないが、わずかにこぼれた剣身を見て確信する。主はまだイオニスを見限っていない。
でもたぶんここが正念場だ。神から与えられた聖具は使い手の心を映す。だから俺の対応いかんによっては剣が折れる――イオニスの心諸共に。
……俺に決めろとおっしゃるのですか、主よ。それでは、まるで……俺への試練だ。
決めかねる俺の前で、いつの間にかイオニスがまた平伏していた。それはまるで、を差し出しているかのようで――。
いや、勘違いするな。俺は剣を鞘に戻し、脇に置く。
「どうしてあのようなことを?」
「……わかりません」
俺はベッドから降り立ち、イオニスの頭を踏んづけた。
わからないってなんだ、この期に及んでそれはどうなんだ。実は俺が好きだったとか、村一番のおっぱいに辛抱たまらんかったとか、とりあえずなんかあるはずだろう!?
再沸騰した怒りに任せ、イオニスの頭をぐりぐりと踏みにじる。しかし十回ほどぐりぐりしたところで――でも、と考えてしまった。
でもこいつがいなければ、レティの背中には一生ものの傷跡が残っただろうし、ソゥラ様のご意向もある。
それにこいつはハンスを……俺が置き去りにした子供を支えてくれた。
イオニスが義務感や使命感を越えて、ハンスを大切にしていることくらい見ていればわかる。ハンスが剣を振る以外のこと――たとえば料理とか読書とか、普通の生活を楽しんでいるとイオニスは嬉しそうなんだ。だからこそレティだってあんなことを言った。
俺は足を止めた。
結論は保留にしよう。とりあえず……思いっきりこき使ってやるから、覚悟しろよ!
どうして俺はこいつの看病をしているのだろう?
横たわるイオニスを前に、俺は心の中でひとりごちた。
明らかに覚束ないイオニスを問い詰めれば、食事が喉を通らずよく眠れないときた。さすがの聖則も栄養失調や睡眠不足には効果がない。
はなはだ釈然としないが、ここは薬師の俺が医者代わりを求められる無医村だ。しかも原因が原因だけに他人を関わらせたくなければ、もう俺が面倒を看るしかないだろう。
とはいえ襲われたばかりの相手と二人きりになるほど迂闊でもない。
看病に男手が必要な時もあるかもしれないと、レティを通してハンスに待機するよう頼んである。もしもの時は悲鳴のひとつでも上げれば、レティの手前すっ飛んでくるはずだ。
「……熱が出てきましたね。冷やす物を用意してまいります」
椅子から立ち上がって部屋を出ようとすれば、弱々しく呼び止められた。
「……レジーナ殿」
「何か?」
「どうして……ここまで、してくださるのですか? 私は、あなたを……」
イオニスが苦しげに顔を歪める。
「捨て置かれても……仕方のないことをしました」
まったくもってその通りだが、万一でもあれば俺の目覚めが悪い。本当に申し訳ないと思っているのなら、黙って俺の好きにさせろってんだ。
「私の行動に口を出すなんて、ご自分の立場をわかっておられないようですね」
「っ申し訳ありません」
「口を動かす体力はおありのようですから、ついでにお食事もお持ちいたします」
不毛な会話を打ち切り、今度こそ部屋を出る。
水桶片手に井戸へ行けば、
「あ、ジー姉さん。こんにちはー」
レティの友人にして、若奥様のリタがいた。
「この間はおすそわけありがとうございました。すっごく美味しかったです」
事件発生の翌日、実際にレティ達が帰ってきたのは夕方で、しかも大量の栗と山ブドウが土産だった。結局栗拾いもして、山ブドウまで採ったらしい。
栗はともかく、山ブドウは早く処理せねばといろいろこしらえたのだが……喜んでもらえたなら、だるい腰に鞭を打った甲斐があったというものだ。
「それでですね、できたら作り方を教えて欲しいなーなんて」
できたらなんて言いつつ、どうしても教えて欲しいと顔に書いてある。たぶん旦那のテオが気に入ったのだろう。可愛いなあ。ぜひ力になりたい。しかし――、
「ごめんなさい、今は少し立て込んでいて……また今度でいいかしら?」
「あ……もちろん今度で大丈夫ですよ! ちょっとそれ貸してください」
水桶を渡せば、リタは自分の汲んだ水を、俺の水桶へ注いでくれた。
「ありがとう、リタちゃん」
「どういたしまして。早く騎士様の所に戻ってあげてください」
「……どうして知っているのかしら?」
言い触らした覚えなんてないのだが。
「ジー姉さんが騎士様を独り占めするって、ベラさんが愚痴ってました」
あいつか。どこから嗅ぎつけたのか、イオニスをベッドへ放り込んで早々に手伝いたいと申し出てきた。
悪人ではないが……少しばかり自分の欲望に忠実で、隙を見てイオニスに跨がる疑いが濃厚だからお帰りいただいた。
「全然相手にされてないんだから、いいかげん諦めればいいのに」
大体、独り占めとはなんだ。傍からはそう見えるのか。遺憾だ。
しかし詳しい説明ができない以上、余計なことは言わない方がいいだろうし……あーこの、このっ!
「着替えるついでに身体を拭いておきましょう。脱いでください」
「……臭いますか」
そういうことが気になるお年頃か。
「いえ。ですがべたついたままよりは、幾分か寝心地がよくなりますわ」
とにかく熟睡して欲しい。そして一刻も早く治れ。
「ですが」
「私に従えないとおっしゃるのですね?」
「……いいえ」
観念したイオニスがようやく上を脱いだので、湯で濡らした布巾で手早く拭いていく。
イオニスは耳どころか全身まで赤く染めている。いい歳の男が、何をそんなに恥ずかしがっているのか。俺のことは下まで剥いたくせに。
……いやさ、本当になんなの。これほど立派な筋肉だ、見られて恥ずかしいわけでもないだろうに……昔の俺と違って。
いくら鍛えてもろくに筋肉が付かず、しかも剣才までなかったからなあ。剣が駄目ならと槍やら弓やら他にも試してみたものの、何ひとつものにならなかった。神懸かって才能がないと言ったのは誰だったか。
「あの――」
囁くような声に驚いて顔を上げれば、イオニスも驚いた顔をした。
「……すみません」
いつの間にか手が止まってしまっていたようだ。
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