戦国時代の初期にタイムスリップ? いえ、天下統一の為に異世界へ召喚されたみたいです

武雅

文字の大きさ
22 / 39

農政改革責任者

しおりを挟む
ここ数日、宗泰君と共に領内の田畑の状態や地形などを見て周ている。
やっぱり争いが絶えない時代という事もあって大規模に開墾して田畑を広げると言う事はしていないようで、雑木林を切り開いたり、治水をおこなって水を引けば田畑になりそうな場所が結構ある。

白子さんの館の館にも足を運び農業改革について話をするとどうやら本人も合戦で武功を挙げて領地を得るより今ある所領を豊かにした方が堅実と言う考え方をしてるようで収穫高が上がるなら是非とも手伝いたいとの事だった。

宗泰君は豊嶋家の嫡男だからいつまでも農業改革を手伝わせるわけにはいかないけど白子さんがやる気を出して所領で導入してくれれば今後広める時は白子さんを改革責任者に出来る。
うん、白子さんを全面的にバックアップしよう!

そう思いながら白子さんの館でお茶を飲みながら出された干し柿を食べているんだけど、何故か照姫さん、椿姫さん、桔梗姫さんの3人も普通に居るのは何で?
なんか甲斐甲斐しくお世話をしてくれるのは嬉しいんだけど、お姫様が馬に乗って領内巡視に付いてきます?

妻として夫に尽くすのは当然とか言ってるんだけど、イメージが…。
この前も、朝いきなり狩に行きましょうとか言い出したのも驚いたけど、普通に馬に乗りカモを射抜いてたし、お姫様も武芸はするの?
合戦前は女性を穢れとして遠ざけるのに弓とか長巻とか普通に扱ってるし。
なんか自分が合戦前でも女性は穢れじゃないとか言って一緒に来るか聞いたら普通に付いてきそうな感じだ。
武家の娘ってスゲ~…。

そんな自分の様子を全く気ぜず農政改革の話をし続ける白子さんには今後、合戦の際に兵は出さなくてよいと伝え、家臣の中から好戦的な人は自分の家臣として取り立てる事を提案し、白子さんの家臣を農業改革の専門家集団にするように提案する。
合戦向きの家臣が居なくなった分は、農民の中で技術を身に着けた人を士分として取り立てて穴埋めすれば人員不足も解決するし今後の農業改革を広める中心的な役割を担う事になると言ったら二つ返事で了承してくれた。

泰経さんには許可取ってないけど農業改革により収穫量が増えれば国力が増すことになるから問題は無いよね。
うん、宗泰君に依頼してた農機具開発や新しい稲作方法、そして開墾に加え新たな作物の栽培等を白子さんにやってもらおう。
宗泰君は豊嶋家の次期当主として泰経さんから学ぶことが多いだろうし。

そして巡視を終えて石神井城に戻ると、道灌さんや景春さんからの紹介状のような書状を持った国人領主の人が何人か待っていた。

石神井城の主殿で面会をすると一様に自分に従う旨を伝え所領の安堵を求めて来る。
まあ敵対しない以上所領を取り上げる訳にもいかないし、泰経さんが事前に用意してくれていた所領安堵の旨が記載された紙に自分の名前を書いて作ってもらった印鑑を押す。

所領安堵の旨が書かれた書状を持って国人領主さん達は帰っていくも、泰経さんの話では現在、日和見してる国人領主と敵対する事を表明している国人領主が殆どの状態との事だった。

特に川越城に行、味方を募っている道灌さんの父親である太田資清が扇谷上杉家に属する国人領主へ道灌さんに味方した場合は所領を没収の上追放するという書状を送り強硬姿勢を貫いていて、岩槻城に入り兵を集めてるらし。
扇谷上杉の当主である上杉定正は五十子の陣を景春さんに強襲されて現在は上野の国に居るらしいけど、道灌さんも離反したため、前家宰として扇谷上杉家に属する国人を纏めて自分達に抵抗をするつもりみたいだ。
道灌さん、川越城に向かう際、岩槻城も確保すると言ってたけど間に合わなかったみたいだ…。
まあ弟の太田資忠さんの説得は成功したみたいだから良いんだけど、親子で争う事になるってのは少し申し訳ない気がする。
それに今は暫くの間、合戦はしたくないんだけどな~。

しかも相模の国でも自分に味方する領主と扇谷上杉家に味方する領主に分かれて一触即発状態らしい。
なんでも三浦さんがまだ旗幟を鮮明にして無く、小田原城主の大森実頼が扇谷上杉家に味方すると旗幟を鮮明にした事で、混迷を極めてるって感じのようで一か所で合戦が起きれば一気に相模の国中に戦火が広がりそうな状態との事だ。

江戸城周辺の領地化と検地は順調に進んではいるけどもう田植えの季節だから出来れば合戦は回避したいんだよね。
農繁期だし、一触即発の状態でも大丈夫かな?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※補足
当時武家の女性(地方豪族の女性は特に)は身を守るすべや乗馬、弓なども嗜んでいたと言われています。
また女性の内職として矢の作成、鎧のほつれを治したりもしていたと言われています。
女性は穢れと言われ合戦前には遠ざけされるのに矢の作成などは普通にしているという矛盾…。
誰が女性は穢れで合戦前に女性を抱いてはいけないとか言い出したんでしょうか?
尚、合戦前、夜のBLはOKだったそうです。
現在よりも性の多様性が受け入れられていた時代だったんですね…。
私は女性一筋ですが。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~

津ヶ谷
ファンタジー
 綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。 ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。  目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。 その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。  その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。  そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。  これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。

処理中です...