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第9話
真実②
しおりを挟む先輩の顔色が変わった、
拓「ちょうど3年前の4月10日、、」
先輩の口が少し震えてるように僕は見えた、
3年前~
リン「失礼します、野神拓さんいらっしゃいますか?」
龍「おう、リンどうした、拓に用があるなんて珍しいな、」
リン「にい、には関係ないの!拓さんどこ!急いでるの!あ!拓さん!!」
拓「あ、リンちゃんどうしたの?」
龍「おい、リンちゃんて俺の妹!」
拓「おいおい、手出した訳じゃないんだから、そんな怒んなよ笑、そんな事よりリンちゃんどうした?」
リン「あ、そううんと、、、」
拓「なんだ?兄ちゃんなのに龍、居ると言いづらいのか?場所移そうか、」
龍「まさか!告白か!」
リン「んなわけないしょ!」
龍「フー良かった、、」
拓「なんか、。それはそれで俺が傷つくわ笑」
リン「あ、ごめんなさい笑笑、とりあえず、急がなきゃいけないから、もう行きましょ!」
拓「お、おうわかた!」
龍「気をつけろよ!」
拓「なんもしねーわ!」
リン「拓さん早く!」
拓「お、おう!」
…
拓「それで、俺に話って?」
リン「うん、その、どうしても急いでることがあって」
拓「うん」
リン「その、、」
リンの様子が少しおかしいと、この時俺は察していたんだ。
拓「ん?どうした?」
リン「いや、あのね、探している物があるの。」
拓「おー、探しものか、何を無くしたんだ?」
リン「いや、無くしたんじゃないの。」
拓「ん?どういう事だ?」
リン「その、私も見た事がないから、これとは言えないんだけど…」
拓「おう、、なんだ??」
リン「えっと、花、なんだ、、」
拓「花?」
リン「そうなの、花、探してるんだ。けど、私見たこともないしどんなのか分からなくて、絶対にいに言ったら、花なんてお前らしくね~笑て馬鹿にされちゃうと思って。それで、仲のいい拓さんなら頭いいから、何か知らないかなと思って。」
拓「…なる。ほどな…花か~。俺、花は詳しくないんだよな…あ、あいつは?雪乃なら何か知ってんじゃないかな、」
リン「あ!雪乃にはこの話これからするんだ!」
拓「そっか!思い当たるとこがあるなら全部聞ける人に聞いてった方が見つかりやすいと思う!
ごめんなぁ、リンちゃん力になれなくて」
リン「ううん!いいの!」
拓「じゃあ、またな!」
リン「うん!あ!この事にいには、内緒にお願いします、心配もかけたくないし」
拓「(心配…?)」
「そっか、わかったよ!」
リン「ありがとう!!またね!!」
そして、リンちゃんは俺の前から消えた。
僕「そんなことが…」
雪乃「それで、私に話があるって言ってたのね…」
僕「どうして!早く言ってくれなかったんですか!」
僕は拓さんの胸ぐらを掴んで叫んだ。
拓「…悪いとは思ってる。けど、リンちゃんには言わないでくれって口止めされてたからら、2人にも自分から話に行くと思ってたから」
雪乃「…リン…」
僕は思い切り叫んだ後、我に返り、
リンは自分の見た事もない花を探していた
それを兄である先輩は知らなかった。
もし、あの時自分がついて行かなかったせいで、自分の事を責めていたとしたら、、、
つづく。
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