白蛇さんはたぶらかす

極楽 ちどり

文字の大きさ
7 / 14
たぶらかしてから

2-1

しおりを挟む

ニシキは眠ってしまった千尋を抱えて風呂場へと向かっていた。
ちゃんと、「抜くからね?」と宣言して抜いたのだけれど、彼女は何度も体を引きつらせ、可愛い叫び声をあげて全て抜ききるとそのまま眠ってしまった。

傷つけないよう、ゆっくり、必要以上にゆっくり引き抜いたせいだと言うことは、彼はもちろん理解している。
なめらかな動きで長い廊下を滑り、風呂場へとつくと胴体を器用に使い引き戸をあけて中へと入った。
風呂場というよりもそこは大浴場と言った方が正しい広さのものだ。いつもならば召使に体を洗わせるのだが、千尋がいるのでそういうわけにも行かない。裸体は疎か、彼女を誰にも見せたくない。

面倒なので、自分の体はさくっと浄化で済ませ、千尋の体は丁寧に洗い上げ、まるで目を覚まさない彼女を抱き上げて普段より少し高い温度の湯に浸かる。
ニシキの巨体が入ることで洪水でも起こしたように湯が溢れかえるが、まるで気にしなかった。
彼女の眠りを妨げないように、ゆっくり、ゆっくり沈めていく。そうして時間を掛けて、自身の胴体の上に座らせるような体制で落ち着けると、ふう、と力を抜いた。人体の部分に凭れかかる彼女の、晒された肩に時たま湯をかけてやりながら堪能し尽くしたその体を指先で辿る。

染色をしていない髪の毛は、しかし毛先がパサパサだ。栄養が行き届いていない証拠だ。無理なダイエットとやらのせいだ、とニシキは眉をしかめる。

確かに元々彼女の体は鍛え抜かれたスマートなものではなかったが、とはいえ肥満体というわけでもなかった。
野菜しか取らず、有酸素運動ばかりしていては、体に負担がかかるのは当たり前のことだ。
彼女が綺麗な体を手にしたいというのなら、ニシキはそれに協力を惜しまないが、何はともあれまずは健康になってもらわねばなるまい。

ニシキの中では既に千尋健康促進計画が始動していた。
大層な名前の割に、仙桃を食べさせて、食事にはタンパク質を充実させて、あとはニシキと楽しく運動すればいいという、ひどく安直且つ恐ろしく的確なものなのだが。

「花菱」
「はっお館様。ここに」

どこへともなく声をかけると、風呂場の引き戸の前から声がした。ニシキはそれに驚くこともなく、淡々と言葉を続けた。

「香油を用意しておけ。効能のいいものをな。香りは後で千尋に選ばせる」
「はっかしこまりました」

千尋に話しかける時とは打って変わって、いっそその見てくれによく似合った、冷淡な命令口調はニシキの普段通りの喋り方だ。
千尋の前での喋り方は、単純に千尋が好いていたドラマの俳優を真似たものなのだが、彼自身、案外気に入っている。自身の滑稽さも含めて。千尋と三日三晩まぐわい、いっそ自分の本質はこちらの方なのか、と思ってしまった。とてもではないが、元々ニシキを知る者たちに見せられるようなものではない。デレデレだ。ニシキは少しばかり頭を抱えた。
千尋の前だとダメなのた。甘やかしたくて、甘えたくて、何でもしてあげたくて、何もかも赦されたい。

千尋の首筋にある二つの穴をそっと指先でかすめる。
突き立てた牙から流し込んだのは、まごうこと無き毒だ。それを受けた人間は、神経を少しずつ麻痺させて死んでいく。初めに消えるのは痛覚だ。痛みがなければ、抵抗というのはしにくいものなのだ。それから徐々に、全ての感覚を無くして死に至る。
ニシキの精をもって初めてその毒は致死性を無くす。とはいえその毒はニシキの意思によって、ただ致死性をなくしただけで毒のままだ。
麻痺させる。千尋の細胞の成長を。完全に麻痺させるにはもう一度毒を注ぐ必要があるが、それをするともう本当になんの変化も受け入れなくなってしまう。とにかく彼女を健康にしてからだ。不健康なまま不老不死になってしまうなど笑えない。

その昔、神と呼ばれていたこともあるニシキは、しかし時代の流れと共に信仰を無くし、荒れ果てるがまま禍々しいだけの名もないナニカになろうとしていた。それを人間に封じられたのだ。あの、白蛇の置物に。
どうにも、千尋はあの白蛇がニシキそのものであるようだが、あれはただの入れ物だ。
とはいえ、あの怪しげな古物商で、封印されつつも、必死にただの置物である瀬戸物の白蛇に色艶を出してみせたのはほかならぬニシキである。千尋に買ってもらわねばと必死だったのだ。
千尋に買われる頃、もうニシキの封印は随分と緩んでいて、やろうと思えば封印は解くことができるような状態だった。ただわざわざそうするほどの理由もなく、ニシキはぼんやりと、自分の体のように馴染んだ白蛇の置物の中から外の世界を眺めていた。

千尋が店内に入ってきた瞬間、ニシキのまるで生気のない意識に色が付いた。それはかつてないほど湧き上がる、『食欲』だった。
芳醇な日本酒の香りを思わせるような『気』の香り。
欲しい、とそう思った。かれこれ数百年ぶりに感じた欲だった。
とにかく近くにいなければ、とニシキは持てる力をすべて使って白蛇の置物に艶を出し、魅了しようとし、そしてそれは成功した。
千尋がニシキを得るために結んだ売買契約により、ニシキの主人となってしまったが、そんな瑣末なことはどうでも良かった。千尋が触れたことで味わうことのできたその『気』の旨さにニシキは酔っていたからだ。
さらに僥倖なことに、千尋はニシキに鳥居を買い与えてくれた。元々は神だったニシキにとって、鳥居があると効率よく力を得やすかった。

千尋は毎日たくさんの話をした。それはとりとめもない話が多かった。今日は仕事で失敗してしまったとか、同期と飲みに行ったとか。それらの話を聞くのが、ニシキは嫌いではなかった。一生懸命に話す彼女が可愛かったから。
千尋の気で満ちた部屋に置かれ、桃源郷にでもいる気分で彼女の帰りを待つ日々を過ごしていたニシキだったが、それは千尋に恋人ができたことで打ち砕かれることになった。
それまでも、『山下さんがね?』と言う話はよく聞かされていた。それが男だとわかったときは、イラッとしたものだ。
けれど千尋がニシキが来てから初めて、その『気』に他人の臭を絡めて帰ってきたときは、危うく白蛇の置物を粉砕してしまうところだった。

ニシキはそれを年の功と言う奴でなんとか抑え、そして自身の千尋に抱く思いが、いつの間にやら食欲にとどまらないことに気づいてしまった。むしろ気がついてしまうと気が楽になり、千尋が死んだらその魂を拐って、器を用意し、育てるところからはじめるか、などという寿命のない妖怪ならではの結論に至っていたくらいだ。
思い立ったが吉日ということで、ニシキはさっそくその日、封印を掻い潜り、数百年ぶりに自身の屋敷へと帰還した。

まるで見知らぬ妖怪が我が物顔で住んでいたのを、まあ数百年もいなければこうもなるか、と納得しながらあっさりと皆殺しにして喰らい、自身の結界を敷き直した。そうすると、どこまで忠義が厚いんだか、それとも単にそれが楽なのか、いっそ習性なのか、わらわらと蛇妖怪が集い、ものの二日で屋敷はニシキ仕様に整い、城下町まで形成され始めた。千尋の部屋で芳醇な気を摂取し続けたニシキは力が有り余っていた。

これで千尋を迎える準備は万全、とニシキはまた少しばかり窮屈な、けれど桃源郷のような千尋の部屋に戻ったのだった。
どうにも現世とは時間の流れが違うらしく、ニシキが戻ったとき、かれこれ2年弱の時が経っていた。それでも相変わらず部屋は千尋の気で満ちていて、美味しくて、居心地が良かった。
ニシキにしてみれば、1年も1日も大した違いはないので、あまり気にはしていなかった。だが千尋は違った。
その日、千尋は帰ってくると一直線にニシキの前に来て、まじまじとニシキを眺めた。そして、「つやつやが戻った」と囁いて、そうっとニシキを持ち上げ、笑崩れたのだ。
どきっとニシキの心臓がざわめいた。

「つやつやだねー白蛇さん。おかえりー。なんちゃって」

勘の鋭い人間だとは思っていた。だけどいないことに気付いて、そして待っていてくれたことが、迎え入れてくれた事が、ニシキには舞い上がってしまうほど嬉しかった。
「毎日磨いた甲斐がありましたな」と満足げに笑い、丁寧に置物を磨く千尋から美味しい気をいただきつつ、もやっとした気持ちを抱いた。自身が欲しいのはこの魂なのか、それとも「千尋」という人格そのものなのか、そうだとするのなら、死ぬまでなんて待っていられない。
千尋が磨き終わり、鳥居の奥の定位置に戻されると少し艶感をまして見せるという、媚びまくった小ワザを披露しながら鳥居が新しくなっていることに気がついた。前のものより多少作りのしっかりしたものだ。鳥居にはでかでかと宮島の文字。広島に行ったのだろう。

(あの男と二人で?)

またしても、危うく白蛇の置物を粉砕してしまいそうになり、慌てて気を沈める。あの女、もう少し頑丈に封印を施せばよかったものを。とその昔自身を封じた女に見当はずれな怒りを抱きつつ、たまらなくあの安っぽい鳥居が懐かしく感じた。

こうして、また日常が戻ったわけだが、千尋はなんだか暗い顔をすることが増えていた。前までならば、彼女はなんでもニシキに独り言としてぶつけて発散していた筈なのに、言わない。恐らく、ニシキがいなかった間も独り言はしていただろうから、もっと根本的な部分なのか。心配にはなるが、どうしようもない。夢にでも出てやろうか、と考え始めた頃、意外な形で彼女の心を苦しめている内容を知った。

その日、千尋が珍しいことにへべれけに酔って帰ってきた。なんとも頼りない足音をさせながら玄関をもどかしげに解錠し、倒れ込むように入ってきた。
置物から出るのは簡単だが、千尋は勘がいい。白蛇の置物の中に妖怪が住んでいると知れたら捨てられてしまうかもしれない。そう思うと出るに出れず、はらはらと千尋が這うようにしてリビングへ来るのを見守った。
ラグの前まで来ると、彼女はぺたんと座り込みボロボロと泣きながら訴えだした。いきなりだ。なんの脈絡もない。

同期の赤ちゃんすごく可愛かった。ほんとに可愛かった。
みんな私にいつ結婚するのとか聞く。子供は早い方が楽とかいう。でも無理やだ。私はこんな遺伝子残したくたい。子どもを殴っちゃうかもしれない。酷いことしちゃうかもしれない。親みたいになりたくない。あんなのになりたくない。
それに彼きっと浮気してる。知らない。私は知らない。そんなこと気づいてない。でも、でも。

しばらくグズグズと鳴き声がしていたが、それからすぐにそれは寝息に変わってしまった。
ニシキは千尋が熟睡してしまったのをよくよく確認すると、置物から出た。そっと千尋を抱き上げて、小さなベットに寝かせる。着替えさせてやりたいが、それは流石にバレてしまいそうだ、と諦める。
置物越しにその温かな体温を感じることはあれど、こうして直接触れたのは初めてのことで、その心地いい温もりにニシキはまじまじと手のひらを見た。それから千尋を見る。頬が涙で濡れていた。そっと手を這わせ、涙を拭う。腫れてしまった目もとを癒してやった。

ニシキはニンマリと笑う。存外、彼女が早くに手に入るやもしれないと。
誑し込むのもたぶらかすのも、蛇の十八番だ。心の隙間に入り込んで、甘い毒を囁いて、意のままに操る。
千尋の性格は散々独り言を聞いて把握していたし、そこに彼女の心に根ざす闇の部分を追加すれば、手はいくらでも考えられた。

勿論、ニシキには虐待された子供の心理などは到底理解ができない。むしろ間引くついでに生贄にされた子どもを美味しく頂いていた元神だ。だが心理が理解できないからといって、彼女がどうして欲しいのか、どんな言葉が欲しいのかを想像できないわけではない。
千尋は気付かない振りをしている。彼が浮気をしていることに。勘のいい彼女のこと、そういったことに気づかないはずもない。もしかすると、深層心理部分に蓋をして、表面上本当に気づいていないことになっているのかもしれない。とニシキは考えた。生贄にされた子供たちは、捨てられるまでの光景を見ていた筈なのに、まるでそれらを覚えていないように振舞うことが多々あったのだ。もうすぐ親が迎えに来るからと泣き叫ぶのだ。流石に生きたまま喰らうのは可哀相で、先に首の骨を折って殺しはしたが、人間とはなんとも業の深い生き物だとそんなことを思ったものだ。

あの日、千尋が恋人と別れた日。ニシキがしたことはたった一つだけだ。
バックの持ち手につけている定期のチェーンを少しばかり緩めた。ちょうど、彼の部屋で外れるように呪いをかけて。

部屋に戻ってきた彼女の暴れぶりは凄まじいものだった。彼女が怪我をしないかと心配ではあったけれど、喚いている内容から男と別れたのだと確信してほくそ笑む。
おそらく、これが彼女が危惧している子供を持てない理由だろう。怒りの感情をうまく制御できないのだ。それは確かに遺伝的なモノがあるのかもしれない。が、それはニシキにとっては瑣末な問題だった。

置物を割ったのはニシキ自身だ。このままだと千尋が怪我をしてしまうと思って封印を壊すついでに修復可能な範囲で割った。その音で千尋は我に返ったので成功と言えるだろう。
だが、そのあとが問題だった。どうやってたぶらかそうかと考えているうちに、みるみると千尋はやつれていった。
人間は強い生き物だ。生きているというそれだけでも、魔のものからしたら恐ろしいことなのだ。
だが、弱っていれば別だ。千尋は自分から弱ってしまっている。彼女の気を旨そうだと感じるのは何もニシキだけではないのだ。
彼女が家に餓鬼を数匹連れ帰ってしまった日に、ニシキは決めた。これは悠長にことを構えていられない。千尋が風呂へ行った間に餓鬼どもをその存在ごと消し滅ぼす。

その翌日、ニシキは千尋に毒牙を剥いたのだ。

千尋がもしニシキを許してくれなければ、ほんの少しその心を操って赦させるつもりでいた。何しろもう、毒は注いでしまっているのだ。建前のような主従関係はあれど、ニシキと千尋とではその力に差がありすぎる。無理やり関係に持ち込んだところで弊害などない。

ただただニシキは、少しでも千尋を縛る鎖が欲しかった。彼女が自分の意思でその結果に至ったという事実は、千尋を縛る鎖たり得るのだ。
やはり勘のいい彼女は、赦してしまえばまずいことに気づいていたようで、なかなか流されてはくれなかったけれど、故に許しを得られた瞬間の喜びはひとしおだった。それもまさか、『全部』だなんて。その意味をきっと彼女は理解していないに違いない。けれどもう、ニシキが何をしても千尋は全力で拒む事ができないだろう。だって赦してしまったのだから。
勿論、ニシキは千尋の意思を充分に尊重するつもりでいるけれど、褥に関しては多少好きにさせてもらえるのはありがたい話だ。

「ん。む・・・」

意識が戻り始めたのだろうか、もぞっと身じろぎをした千尋を見やる。そっと頬を片手で包んで様子を伺うが、まだ目覚めそうにはない。

「ふふっ可愛いんだから」

千尋が聞いているわけでもないのに、柔らかい口調でそんなことをつぶやいて、あまり長く使ってのぼせさせてしまっても良くないと、湯船から上がる。
体を拭き、髪もあらかたの湿気をとって手ぬぐいでまいてやってから、用意されていた浴衣を着付けて、自分の体は手を一振りしただけで適当に乾燥させて、やはり適当に浴衣をまとい、長い胴体で抱いていた千尋を腕に抱き抱えると、ヒトガタになった。

食事は作ってやりたいところだが、恐らくは調理場が大騒ぎになりそうなので、花菱に調整させよう。などと勝手なことを考えつつペタペタと長い廊下を戻る。
恐ろしく広い寝室のど真ん中に敷かれた布団に千尋を丁寧に寝かせてやる。その枕元にあぐらを掻いて座り、ゆっくりとその頭を撫でた。一緒に眠りたいところだが、おそらくしばらくすれば優秀な花菱のこと。適当な香油をいくつか用意して持ってくるだろう。頼んだ手前、寝こけていましたというのは、さすがに申し訳ないというものだ。

花菱が来るまでのあいだ、ニシキは自覚のないひどく柔らかな笑顔で千尋の黒髪を優しく梳きつづけたのだった。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...