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第七章「いざ、双子同士の対決へ!」
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リリアンナはその様子を微笑ましく見つめ、次にオリバーの下へと足を進める。彼はいまだに膝をついたまま呆然としており、この状況が夢ではないのかと疑っているような雰囲気だった。
「貴方は、大いに間違った選択をしたわ」
先ほどとは違い、リリアンナは厳しい声色で静かに口を開く。オリバーの橄欖色の瞳が、眼前の美しい令嬢に向けられた。
「けれど以前の私なら、きっと貴方と同じ行動を取ったでしょう。私の大切な家族を傷付ける計画を企てた罪は叱責しますが、妹を守る兄としての貴方の気持ちには理解を示します」
「あ……、お、俺は……」
「私はあの子達の姉、リリアンナよ。自己紹介はまたゆっくりと。今は自らの過ちを猛省し、存分に向き合って。そうしたら、皆で食事にしましょう」
一見冷徹にも見えるリリアンナの一挙手一投足に、オリバーは目を奪われる。理解を示すと言われたのは、生まれて初めてだった。罵倒され、見下され、利用されるだけの生活の中で、妹を守る為に彼なりに必死で努力してきた。オリビアだけが心の支えであり、それ以外の人間は全員が敵に見えた。
けれど今、まさに剣を突きつけられているというのに、まったく危機感を感じない。それどころか、受け入れられているような気さえする。
妹の為なら手足を取られても構わない、口先だけの謝罪も何度だって繰り返すと思っていたオリバーの胸の中に、今初めて「ごめんなさい」という後悔の念が少しずつ広がっていくのだった。
「……エドモンド殿下に頭を下げられては、こちらとしても認めざるを得ない。今後の両国発展の為、此度の件は貴殿に一任いたします。国王には、私から伝えておきましょう」
「お心遣いに感謝いたします、レオニル殿下」
「それはこちらの台詞かと。我が国で問題を起こした子どもを、そちらで引き取ってくださるというのですから」
ようやく剣を下ろしたレオニルは、淡々と告げる。事が治ってはしゃぐ双子を見つめながら、内心ではリリアンナと同じく安堵の溜息を吐いていた。
「殿下、本当にありがとうございます!」
ケイティベルが視線を上げ、空色の瞳でレオニルを見つめる。その表情には一片の曇りもなく、夜だというのにまるで太陽のように光り輝いていた。
「いや、私はただエドモンド殿下の提案を了承しただけだ。この者達を庇ったわけではない」
「そうじゃなくて、私達を守ってくださったじゃないですか!レオニル殿下のおかげで、誰も怪我をせずに済みました。本当に本当に、感謝しています!」
ぱあっと破顔してみせるケイティベルに、レオニルの時間がぴたりと止まる。最初はあからさまに怯えられ、それでも少しずつ距離を縮めて行けたら良いと思っていたが、まさかこんなにも破壊力すさまじい笑顔を向けてもらえるとは、夢に見ることさえ烏滸がましいと自制していたのに。
「……ああ、もう無理だ」
遺言のように呟いて、彼はそのまままっすぐ後ろへ倒れる。完璧で凛々しい麗しの王子様が、興奮のあまり鼻血を通り越して白目を向いて気を失うなど、誰が信じるだろう。
「レ、レオニル殿下!大変、どうしようお姉様!」
「落ち着いて。私もよくこうなるから、心配いらないわ」
リリアンナはいたって得意げだが、その言葉で安心する者は誰もいない。その後エドモンドがレオニルを担ぎ、飲み過ぎだなんだと理由を付けて貴賓室へと運ぶ。
痣持ちの双子はエドモンドの部下へと託され、その場を収めるのはリリアンナの役目。ぽっちゃり双子は元気良くホールへと戻り、それはそれは愛くるしく振る舞って誤魔化すことに成功した。
パーラーでの一連の出来事に気付いた者はおらず、ルシフォードとケイティベルは後ろ手にこっそりと手を握り合う。
「お二人が着けていらっしゃるイエローダイヤのペンダントと飾りボタンは、お揃いですか?とても素敵です」
「ええ、そうでしょう?リリアンナお姉様がプレゼントしてくださったの!」
「お姉様は本当に、僕達のことが大好きなんだ!」
弟妹を妬む悪役令嬢の姉リリアンナは、今はもうどこにもいない。オリバーとオリビアへの罪も、命を奪われずに済んだことも、何もかもが二人の思い通り。
――全部ぜーんぶ、作戦大成功!
こうしてまんまと周囲を手玉に取った愛され双子は、たくさんの笑顔に囲まれながら無事十歳の誕生日パーティーを終えることが出来たのだった。
そしてその次の日の朝。目をぱんぱんに腫らしたリリアンナを見て、ルシフォードとケイティベルは揃ってあんぐりと口を開ける。大団円に水を差したくはなかったが、どうしても涙が溢れて止まらず一睡も出来なかった。食堂へ行く前に、二人は慌てて姉の手を引いてバルコニーへと連れ出した。
「……ごめんなさい。年長者である私がこんな体たらくを」
「僕達、そんなこと思ってないってば!」
「そうよ!ぜんぶお姉様のおかげなんだから!」
申し訳なさげに眉を下げる彼女を見て、ルシフォードとケイティベルは全力で首を左右に振る。リリアンナがあんな突拍子もない話を信じて、全力を尽くして守ってくれたからこそ、乗り越えることが出来た。いやそもそも、死んでしまったあの夜でさえ姉は自らを犠牲にして助けようとしていた。それがリリアンナに抱いていた誤解をきっかけとなり、今はこんなにも大好きになったのだ。
「お姉様、本当に本当にありがとう!」
「今度は皆揃って生き残れたから、満足よ!」
「二人とも……」
とうとう決壊は崩壊し、リリアンナはその場にぺたりと座り込む。そして思いきり目を擦りながら、赤子のようにわんわんと泣き始めた。
「良かった……。生きていてくれて良かった……!」
パーティーホールで人目を惹きつけている間も、心配で頭がどうにかなりそうだった。手練れの護衛やレオニルがついていると分かっていても、不安に胸が押し潰された。
今自分が駆けつけたところで、足手纏いになるのは目に見えている。与えられた役割を完璧にこなすことこそが、二人を救う一因になるのだと。
――神様どうか、あの子達をお守りください。
涼しい顔の裏で、硬く握られた彼女の掌には薄らと血が滲んでいた。
「ありがとう、ありがとう、生きていてくれてありがとう……っ!」
うわああん、と人目を憚らず泣き声を上げるリリアンナの姿に、双子の空色の瞳にも涙が浮かぶ。二人はそれを誤魔化すように、勢いよく姉に抱きついた。
「大好きよ、お姉様!」
「ずっとずっと、僕らのお姉様でいてね!」
力強いその言葉に、リリアンナは生まれて初めて弟妹に縋りつく。もうしばらくこのままでと、二人の温かな腕の中で思う存分涙を流したのだった。
「貴方は、大いに間違った選択をしたわ」
先ほどとは違い、リリアンナは厳しい声色で静かに口を開く。オリバーの橄欖色の瞳が、眼前の美しい令嬢に向けられた。
「けれど以前の私なら、きっと貴方と同じ行動を取ったでしょう。私の大切な家族を傷付ける計画を企てた罪は叱責しますが、妹を守る兄としての貴方の気持ちには理解を示します」
「あ……、お、俺は……」
「私はあの子達の姉、リリアンナよ。自己紹介はまたゆっくりと。今は自らの過ちを猛省し、存分に向き合って。そうしたら、皆で食事にしましょう」
一見冷徹にも見えるリリアンナの一挙手一投足に、オリバーは目を奪われる。理解を示すと言われたのは、生まれて初めてだった。罵倒され、見下され、利用されるだけの生活の中で、妹を守る為に彼なりに必死で努力してきた。オリビアだけが心の支えであり、それ以外の人間は全員が敵に見えた。
けれど今、まさに剣を突きつけられているというのに、まったく危機感を感じない。それどころか、受け入れられているような気さえする。
妹の為なら手足を取られても構わない、口先だけの謝罪も何度だって繰り返すと思っていたオリバーの胸の中に、今初めて「ごめんなさい」という後悔の念が少しずつ広がっていくのだった。
「……エドモンド殿下に頭を下げられては、こちらとしても認めざるを得ない。今後の両国発展の為、此度の件は貴殿に一任いたします。国王には、私から伝えておきましょう」
「お心遣いに感謝いたします、レオニル殿下」
「それはこちらの台詞かと。我が国で問題を起こした子どもを、そちらで引き取ってくださるというのですから」
ようやく剣を下ろしたレオニルは、淡々と告げる。事が治ってはしゃぐ双子を見つめながら、内心ではリリアンナと同じく安堵の溜息を吐いていた。
「殿下、本当にありがとうございます!」
ケイティベルが視線を上げ、空色の瞳でレオニルを見つめる。その表情には一片の曇りもなく、夜だというのにまるで太陽のように光り輝いていた。
「いや、私はただエドモンド殿下の提案を了承しただけだ。この者達を庇ったわけではない」
「そうじゃなくて、私達を守ってくださったじゃないですか!レオニル殿下のおかげで、誰も怪我をせずに済みました。本当に本当に、感謝しています!」
ぱあっと破顔してみせるケイティベルに、レオニルの時間がぴたりと止まる。最初はあからさまに怯えられ、それでも少しずつ距離を縮めて行けたら良いと思っていたが、まさかこんなにも破壊力すさまじい笑顔を向けてもらえるとは、夢に見ることさえ烏滸がましいと自制していたのに。
「……ああ、もう無理だ」
遺言のように呟いて、彼はそのまままっすぐ後ろへ倒れる。完璧で凛々しい麗しの王子様が、興奮のあまり鼻血を通り越して白目を向いて気を失うなど、誰が信じるだろう。
「レ、レオニル殿下!大変、どうしようお姉様!」
「落ち着いて。私もよくこうなるから、心配いらないわ」
リリアンナはいたって得意げだが、その言葉で安心する者は誰もいない。その後エドモンドがレオニルを担ぎ、飲み過ぎだなんだと理由を付けて貴賓室へと運ぶ。
痣持ちの双子はエドモンドの部下へと託され、その場を収めるのはリリアンナの役目。ぽっちゃり双子は元気良くホールへと戻り、それはそれは愛くるしく振る舞って誤魔化すことに成功した。
パーラーでの一連の出来事に気付いた者はおらず、ルシフォードとケイティベルは後ろ手にこっそりと手を握り合う。
「お二人が着けていらっしゃるイエローダイヤのペンダントと飾りボタンは、お揃いですか?とても素敵です」
「ええ、そうでしょう?リリアンナお姉様がプレゼントしてくださったの!」
「お姉様は本当に、僕達のことが大好きなんだ!」
弟妹を妬む悪役令嬢の姉リリアンナは、今はもうどこにもいない。オリバーとオリビアへの罪も、命を奪われずに済んだことも、何もかもが二人の思い通り。
――全部ぜーんぶ、作戦大成功!
こうしてまんまと周囲を手玉に取った愛され双子は、たくさんの笑顔に囲まれながら無事十歳の誕生日パーティーを終えることが出来たのだった。
そしてその次の日の朝。目をぱんぱんに腫らしたリリアンナを見て、ルシフォードとケイティベルは揃ってあんぐりと口を開ける。大団円に水を差したくはなかったが、どうしても涙が溢れて止まらず一睡も出来なかった。食堂へ行く前に、二人は慌てて姉の手を引いてバルコニーへと連れ出した。
「……ごめんなさい。年長者である私がこんな体たらくを」
「僕達、そんなこと思ってないってば!」
「そうよ!ぜんぶお姉様のおかげなんだから!」
申し訳なさげに眉を下げる彼女を見て、ルシフォードとケイティベルは全力で首を左右に振る。リリアンナがあんな突拍子もない話を信じて、全力を尽くして守ってくれたからこそ、乗り越えることが出来た。いやそもそも、死んでしまったあの夜でさえ姉は自らを犠牲にして助けようとしていた。それがリリアンナに抱いていた誤解をきっかけとなり、今はこんなにも大好きになったのだ。
「お姉様、本当に本当にありがとう!」
「今度は皆揃って生き残れたから、満足よ!」
「二人とも……」
とうとう決壊は崩壊し、リリアンナはその場にぺたりと座り込む。そして思いきり目を擦りながら、赤子のようにわんわんと泣き始めた。
「良かった……。生きていてくれて良かった……!」
パーティーホールで人目を惹きつけている間も、心配で頭がどうにかなりそうだった。手練れの護衛やレオニルがついていると分かっていても、不安に胸が押し潰された。
今自分が駆けつけたところで、足手纏いになるのは目に見えている。与えられた役割を完璧にこなすことこそが、二人を救う一因になるのだと。
――神様どうか、あの子達をお守りください。
涼しい顔の裏で、硬く握られた彼女の掌には薄らと血が滲んでいた。
「ありがとう、ありがとう、生きていてくれてありがとう……っ!」
うわああん、と人目を憚らず泣き声を上げるリリアンナの姿に、双子の空色の瞳にも涙が浮かぶ。二人はそれを誤魔化すように、勢いよく姉に抱きついた。
「大好きよ、お姉様!」
「ずっとずっと、僕らのお姉様でいてね!」
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