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第六章「妖精の剣」
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この場所に来ると、ラランもソララも本当に妖精なんだなって改めて思う。
陽の光を浴びて、金色の瞳が幻想的に光ってるのを、すごくキレイだと思った。
ラランは心谷さんにソックリだから、妖精だってことよりそっちの方に嬉しくなっちゃう。
現実の心谷さんも、ラランみたいに笑顔が可愛くて優しくて、わたしにもよく話しかけてくれた。
妖精とは話してるのにクラスメイトとは話せないなんて、考えたらそっちの方がおかしいよね。
「メイ。こっちにきて」
「あ、あのでも……」
「いいから早く!」
ルミエール姫のことが気になって、足が前に進まない。それにわたしはたまたま妖精が見えるだけで、この物語の主人公はルミエール姫だ。
「わたくしのことを気にするなんて随分余裕があるのね」
「そっ、そういうわけじゃ」
「わたくしが妖精と話せなくとも、剣を抜けなくとも、あなたがいるんだからいいのよ。見た目もそっくりなのだし、ちょうどいいわ」
腕を組んで、余裕そうに笑う。そんな彼女を見て、ソルが不満げな声を上げた。
「そんな言い方すんなよ。メイだって別に代わりになりたくてなってるわけじゃないだろ」
「や、やめてソル」
「なによ。たかだか魔獣数匹倒した程度でわたくしにそんな口を聞くなんて、ずいぶん偉くなったのね」
「はぁ?なんだそれ」
言い合いをはじめた二人に、わたしはただオロオロすることしかできない。
わたしのせいでこうなっちゃったのに、上手く止めることもできないなんて……。
「呆れた。こんな場所でケンカなんて。だから人間は嫌なんだ」
「そんなこと言っちゃダメよ、ソララ」
「なんだよ、いい子ぶって」
ソララまでイライラしはじめて、それをラランがなだめてる。
ダメだ、みんな余裕がなくなってる。
やっぱり、怖いんだ。
陽の光を浴びて、金色の瞳が幻想的に光ってるのを、すごくキレイだと思った。
ラランは心谷さんにソックリだから、妖精だってことよりそっちの方に嬉しくなっちゃう。
現実の心谷さんも、ラランみたいに笑顔が可愛くて優しくて、わたしにもよく話しかけてくれた。
妖精とは話してるのにクラスメイトとは話せないなんて、考えたらそっちの方がおかしいよね。
「メイ。こっちにきて」
「あ、あのでも……」
「いいから早く!」
ルミエール姫のことが気になって、足が前に進まない。それにわたしはたまたま妖精が見えるだけで、この物語の主人公はルミエール姫だ。
「わたくしのことを気にするなんて随分余裕があるのね」
「そっ、そういうわけじゃ」
「わたくしが妖精と話せなくとも、剣を抜けなくとも、あなたがいるんだからいいのよ。見た目もそっくりなのだし、ちょうどいいわ」
腕を組んで、余裕そうに笑う。そんな彼女を見て、ソルが不満げな声を上げた。
「そんな言い方すんなよ。メイだって別に代わりになりたくてなってるわけじゃないだろ」
「や、やめてソル」
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ダメだ、みんな余裕がなくなってる。
やっぱり、怖いんだ。
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