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第六章「妖精の剣」
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わたしたちは手を取り合い、光が差し込むこの空間の真ん中に立つ。
まだそれらしきものはなにもない。
絵本の中では、ルミエール姫は一人でこの場所に立つ。それから……。
「ララン。ソララ」
名前を呼ぶと、彼女たちがそばに飛んでくる。いつもキレイなそのハネは、金色の糸みたいな光に照らされて幻想的に輝いていた。
わたしたちはそれぞれに手を繋いで、円を作る。ルミエール姫が手を伸ばすと、ラランが小さな指をそっと重ねる。
「わたくし、ちゃんとできているかしら」
「大丈夫です。今ラランと手を繋いでます」
「よかったわ」
心からホッとしたようなため息をつくルミエール姫。緊張してるのも怖いのも、わたしだけじゃない。
「……よし」
自分にこんなことが本当にできるのか、やってみなくちゃ分からない。
だから、やるんだ。できないんじゃなくて、挑戦するんだ。
ゆっくり息を吸って、それから吐き出す。
頭の中には、何度も何度も繰り返し見たセリフがハッキリ浮かんでる。
「わ、わた、しは……」
声が震える。気を抜いたら、足が勝手に動いて逃げ出しそうになる。
ギュッ
ルミエール姫の手の力が強くなる。目を閉じるとルミエール姫の体温を感じて、ひとりじゃないんだと実感できる。
さっきよりもずっと、うまく呼吸が整った気がした。
「わたしは、妖精の魂をつかさどる者。この世界のため、今こそ力を与えたまえ……っ!」
どうか…どうかお願い……!
わたしは、ルミエール姫と繋がれた右手を前に差し出す。
パァ……ッ!
目を閉じていても眩しいくらいの光が、一瞬であたりを包み込む。なにも見えなくて、音すら聞こえない。
それはすごく温かくて、どうしてだか泣いてしまいそうになった。
ゆっくりと消えていく光とともに、手にズッシリとした重みを感じる。
「これ、聖なる妖精の剣だ……」
わたしとルミエール姫が持っていたのは、絵本とソックリのキレイな銀色の剣だった。
まだそれらしきものはなにもない。
絵本の中では、ルミエール姫は一人でこの場所に立つ。それから……。
「ララン。ソララ」
名前を呼ぶと、彼女たちがそばに飛んでくる。いつもキレイなそのハネは、金色の糸みたいな光に照らされて幻想的に輝いていた。
わたしたちはそれぞれに手を繋いで、円を作る。ルミエール姫が手を伸ばすと、ラランが小さな指をそっと重ねる。
「わたくし、ちゃんとできているかしら」
「大丈夫です。今ラランと手を繋いでます」
「よかったわ」
心からホッとしたようなため息をつくルミエール姫。緊張してるのも怖いのも、わたしだけじゃない。
「……よし」
自分にこんなことが本当にできるのか、やってみなくちゃ分からない。
だから、やるんだ。できないんじゃなくて、挑戦するんだ。
ゆっくり息を吸って、それから吐き出す。
頭の中には、何度も何度も繰り返し見たセリフがハッキリ浮かんでる。
「わ、わた、しは……」
声が震える。気を抜いたら、足が勝手に動いて逃げ出しそうになる。
ギュッ
ルミエール姫の手の力が強くなる。目を閉じるとルミエール姫の体温を感じて、ひとりじゃないんだと実感できる。
さっきよりもずっと、うまく呼吸が整った気がした。
「わたしは、妖精の魂をつかさどる者。この世界のため、今こそ力を与えたまえ……っ!」
どうか…どうかお願い……!
わたしは、ルミエール姫と繋がれた右手を前に差し出す。
パァ……ッ!
目を閉じていても眩しいくらいの光が、一瞬であたりを包み込む。なにも見えなくて、音すら聞こえない。
それはすごく温かくて、どうしてだか泣いてしまいそうになった。
ゆっくりと消えていく光とともに、手にズッシリとした重みを感じる。
「これ、聖なる妖精の剣だ……」
わたしとルミエール姫が持っていたのは、絵本とソックリのキレイな銀色の剣だった。
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