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第一章「憧れのセンパイ」
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ーー笑っちゃってごめんね、白石さん
あの後王寺先輩はそう言って、お詫びにってラケット選びに付き合ってくれた。おかげで初めてのマイラケットも無事に買えたし、なんといっても王寺先輩に名前を覚えてもらえたことが最高に幸せ。
まぁキッカケは、全然運命的でもなんでもないんだけど…
私は次の日部活で、すぐはーちゃんに報告をした。ホントに会えるなんて凄いって、はーちゃんも驚いてた。
「はーちゃんのおかげだよ。ありがとう!」
「私は、ただあの店を教えただけだよ。話せたのはツバサの実力でしょ?」
「実力?」
「必殺!ボールぶちまけの術!」
「はーちゃんそれは言わないでぇ!」
「あははっ」
はーちゃんの腕をぽかぽか叩くと、彼女は大きな口で楽しそうに笑った。
とにもかくにもはーちゃんのおかげで、私は憧れの王寺先輩と初めて話すことができたんだから、ホントに感謝しなくちゃ。
その日の練習は、いつも以上に声出しにも力が入る。先輩達が打ったボールをせっせと拾い、カゴに入れてを繰り返す。チラリと一瞬男子コートに視線をやったけど、今日も王寺先輩はキラキラ輝いていた。
部活も終わり、私ははーちゃんと一緒にボールの入ったカゴを倉庫へと運ぶ。その途中、 男子コートの端で友達と談笑してる王寺先輩が目に入って、パチッと目が合った。
うわ、どうしよう!
あたふたしてる私に向かって、王寺先輩が指をさす。それから、口をパクパクと動かした。
ーーき を つ け て
「…あ!」
王寺先輩が私の持つボールのカゴを指さしてることに気がついて、私はボン!と真っ赤になった。
王寺先輩はいたずらが成功したみたいに、口に手を当てて笑った。
「…」
なんて破壊力。笑顔も素敵すぎて、胸が痛いくらいドキドキしてる。
あー、やっぱりかっこいいなぁ。王寺先輩。
にやにやと頬っぺたを緩ませてる私を見てはーちゃんが変な顔をしてたけど、浮かれてるから全然気にならなかった。
あの後王寺先輩はそう言って、お詫びにってラケット選びに付き合ってくれた。おかげで初めてのマイラケットも無事に買えたし、なんといっても王寺先輩に名前を覚えてもらえたことが最高に幸せ。
まぁキッカケは、全然運命的でもなんでもないんだけど…
私は次の日部活で、すぐはーちゃんに報告をした。ホントに会えるなんて凄いって、はーちゃんも驚いてた。
「はーちゃんのおかげだよ。ありがとう!」
「私は、ただあの店を教えただけだよ。話せたのはツバサの実力でしょ?」
「実力?」
「必殺!ボールぶちまけの術!」
「はーちゃんそれは言わないでぇ!」
「あははっ」
はーちゃんの腕をぽかぽか叩くと、彼女は大きな口で楽しそうに笑った。
とにもかくにもはーちゃんのおかげで、私は憧れの王寺先輩と初めて話すことができたんだから、ホントに感謝しなくちゃ。
その日の練習は、いつも以上に声出しにも力が入る。先輩達が打ったボールをせっせと拾い、カゴに入れてを繰り返す。チラリと一瞬男子コートに視線をやったけど、今日も王寺先輩はキラキラ輝いていた。
部活も終わり、私ははーちゃんと一緒にボールの入ったカゴを倉庫へと運ぶ。その途中、 男子コートの端で友達と談笑してる王寺先輩が目に入って、パチッと目が合った。
うわ、どうしよう!
あたふたしてる私に向かって、王寺先輩が指をさす。それから、口をパクパクと動かした。
ーーき を つ け て
「…あ!」
王寺先輩が私の持つボールのカゴを指さしてることに気がついて、私はボン!と真っ赤になった。
王寺先輩はいたずらが成功したみたいに、口に手を当てて笑った。
「…」
なんて破壊力。笑顔も素敵すぎて、胸が痛いくらいドキドキしてる。
あー、やっぱりかっこいいなぁ。王寺先輩。
にやにやと頬っぺたを緩ませてる私を見てはーちゃんが変な顔をしてたけど、浮かれてるから全然気にならなかった。
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