リア充、異世界で死にかける

はしもと

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五話 リア充、現実の恐ろしさを知る

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「はあ」

「そこ!ため息なんかつくんじゃない!」

「すみません!」

逃げるようにしてアルヴァに来て開店準備を行っているわけだが、そもそもここは帰って体を休めるような場所ではなかった。アルラさん、今日も怖いです。

しかしながら、セルビアさんがアルヴァの名前を聞いた後の反応は驚いたな、しかもあっさり俺がマルチビーアで働くことを許したし、セルビアさんアルヴァで働いたことでもあるのかな。

「シルヴァさん」

アルラさんに訊くのは怖いので、優しい優しいシルヴァさんに訊くことにした。なんかセルビアさんと名前似てるし。

「どうしたんだい?」

「えっと、マルチビーアのセルビア店長ってご存じですか?」

「そりゃもちろん、うちで働いてた時期もあるんだから」

やっぱり、あの反応はそういうことだったのか。確かにここの環境は地獄並みにきついけど、それでも即戦力として雇うというのはいかがなものか。

「彼女も最初は頑張ってたんだけどね、半年くらいで病気しちゃってそのまま辞めちゃったんだよ。今ではすっかり元気みたいでホッとしてるけど」

「何がホッとしただよ。何も言わずに辞める根性なしめ、今度会ったらただじゃおかないよ」

「・・・・・・」

あのセルビアさんが半年で辞めた・・・・・・

マルチビーアで店長やってるセルビアさんが・・・・・・半年で・・・・・・

9ヶ月続いてる俺は、いったい何になれるのでしょうか。



――――――――――――――
*短いですが五話はここまでです。「保存する」→「ログアウトされました」→文章消える、という事故が起きたためです。本当に申し訳ありませんでした。
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