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神無月編
サンライズ その14 神無月編
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サンライズ その14 神無月編
九月下旬。の中の、さらに後半。九月二十九日の夕方。九尾がついに出雲に旅立つというので仲間の狐たちと新幹線の駅で見送る。
十月中のことは頼んだよ、と部下の中でもしっかりしてそうな狐(豊原とかいうらしい)に声をかけて、そしてベルが鳴って扉が閉まる。新幹線は発車するとあっという間に見えなくなった。
「東海さん、九尾さまは一ヶ月いなくなりますが、私たちが絶対に守ってみせましょう」
「ありがとうございます」
お互いに頭を下げてそしてそのあとは何故か宴会になった。
「十月を乗り切るぞーっ!」
「おーっ!」
いつも月がかわるごとにやってるらしいが、俺が紛れ込んでしまって大丈夫なのか?
「私たちにとっても一緒のほうが都合がいいですし、さあどんどん食べてくださいよ」
ご馳走までしてもらって悪いな、何か裏があるのでは?と思うほど狐たちは優しくて頼もしかった。
翌日、九月三十日。
四時間目、さあて、次は体育か。
「場所は校庭に変わったらしいぞ」
「体育館じゃないのか?」
「また走らされるのか・・・」
「きっつ」
体育館での授業とくらべて、外でやると大抵走らされる距離が伸び、結果としてだいぶ疲れることになる。さっさと着替えて廊下に出るとそこには湯殿。
「校庭にはやく行かないと、ほらっ」
急かされて階段をかけ降りる。へっ、結局仲良いんじゃないかとか横手に言われるが、そのとき。
ズドン!
とどこかで爆音。
校庭に出て見ると、体育館から煙が上がっていた。いったい何が爆発したんだ!?ていうか授業が変わっていなかったら危なかったな・・・・・・。
「おい東海、まずいんじゃないか、だれかきっと中にいただろう」
「行くぞ」
体育館前はやはり、野次馬の山だったが、しかし怪我をしている人はいないようだった。
「何でだ、みんな爆発するのを解ってて逃げられたのか?」
「そうみたいだな」
結局誰も怪我をしなかったが、体育館は派手に焼けて、そして学校はその時間で切り上げになった。
「なあ湯殿、これってもしかして例の敵の仕業なのか?」
「間違いないよ、爆発の煙から幽霊の気を感じたよ」
「それじゃ、直前に体育館から校庭に体育が変わっただろ?それも湯殿がなにかやってくれたのか?」
「なんとか先生を騙したり乗っ取ったりしてね」
「乗っ取り・・・・・・」
ちょっと不安な点もあるが、湯殿は非常に頼もしい、と感じた。その日からしばらく学校が休校になる。はるかはずるいずるいと抗議したがどうしようもない。そしてこの休校期間中は湯殿が一緒に勉強しよう?と言って一日俺の家にいることが多かった。
「近くにいないと不安だからね」
あの爆発を見てしまうと、幽霊が非現実とかそういう以前に恐怖を覚えてしまう。湯殿が近くにいたのはありがたいことだった。
続きます。
九月下旬。の中の、さらに後半。九月二十九日の夕方。九尾がついに出雲に旅立つというので仲間の狐たちと新幹線の駅で見送る。
十月中のことは頼んだよ、と部下の中でもしっかりしてそうな狐(豊原とかいうらしい)に声をかけて、そしてベルが鳴って扉が閉まる。新幹線は発車するとあっという間に見えなくなった。
「東海さん、九尾さまは一ヶ月いなくなりますが、私たちが絶対に守ってみせましょう」
「ありがとうございます」
お互いに頭を下げてそしてそのあとは何故か宴会になった。
「十月を乗り切るぞーっ!」
「おーっ!」
いつも月がかわるごとにやってるらしいが、俺が紛れ込んでしまって大丈夫なのか?
「私たちにとっても一緒のほうが都合がいいですし、さあどんどん食べてくださいよ」
ご馳走までしてもらって悪いな、何か裏があるのでは?と思うほど狐たちは優しくて頼もしかった。
翌日、九月三十日。
四時間目、さあて、次は体育か。
「場所は校庭に変わったらしいぞ」
「体育館じゃないのか?」
「また走らされるのか・・・」
「きっつ」
体育館での授業とくらべて、外でやると大抵走らされる距離が伸び、結果としてだいぶ疲れることになる。さっさと着替えて廊下に出るとそこには湯殿。
「校庭にはやく行かないと、ほらっ」
急かされて階段をかけ降りる。へっ、結局仲良いんじゃないかとか横手に言われるが、そのとき。
ズドン!
とどこかで爆音。
校庭に出て見ると、体育館から煙が上がっていた。いったい何が爆発したんだ!?ていうか授業が変わっていなかったら危なかったな・・・・・・。
「おい東海、まずいんじゃないか、だれかきっと中にいただろう」
「行くぞ」
体育館前はやはり、野次馬の山だったが、しかし怪我をしている人はいないようだった。
「何でだ、みんな爆発するのを解ってて逃げられたのか?」
「そうみたいだな」
結局誰も怪我をしなかったが、体育館は派手に焼けて、そして学校はその時間で切り上げになった。
「なあ湯殿、これってもしかして例の敵の仕業なのか?」
「間違いないよ、爆発の煙から幽霊の気を感じたよ」
「それじゃ、直前に体育館から校庭に体育が変わっただろ?それも湯殿がなにかやってくれたのか?」
「なんとか先生を騙したり乗っ取ったりしてね」
「乗っ取り・・・・・・」
ちょっと不安な点もあるが、湯殿は非常に頼もしい、と感じた。その日からしばらく学校が休校になる。はるかはずるいずるいと抗議したがどうしようもない。そしてこの休校期間中は湯殿が一緒に勉強しよう?と言って一日俺の家にいることが多かった。
「近くにいないと不安だからね」
あの爆発を見てしまうと、幽霊が非現実とかそういう以前に恐怖を覚えてしまう。湯殿が近くにいたのはありがたいことだった。
続きます。
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