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神無月編
サンライズその18 神無月編
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サンライズその18 神無月編その8
がああああああっ!!また体が動かねえっ!!またかっ!!前回の俺はぬるかった。何がもう大丈夫だ、全然大丈夫じゃねえじゃねえか!
とりあえずそのまま布団でじっとしてると、意に反してすっくと体が勝手に起き上がる。ななななななっ何をっっっっっっっ!
「ひーくんおはよー」
「姉さーんっ助けてくれーっ体が勝手に動くんだよ」
「ええっ」
「湯殿を呼んでくれえっ」
「わかった!」
幸いにも今回は喋れるので、なんとか湯殿を呼び出せる。これも幽霊の仕業だろう。しかしどういう動きをするつもりなのか。止まれーっ!!必死に勝手に動かないように踏ん張ってみる。すこしは違うけれど、俺の体を操る何者かのが力が強くて、俺の意思通りにはならない。
意に反して台所につれていかれ、なぜか右手におたま、左手にフライパンを持たせられる。
「お兄ちゃん何してるの?」
ぎょっとした表情ではるかに見られる。さっさと離れろ、と怒鳴り遠ざける。俺を操るやつはおたまやフライパンで攻撃しようとしているに違いない。本気で殴ったらタダでは済まない。
「たもとちゃん呼んできたよ」
「大丈夫?ひので君」
「体が何者かに操られているんだ、助けてくれ」
と言いつつ体は勝手に動き湯殿へ攻撃しようとする。まさにそのとき、湯殿は姿を消して、そして背後から物凄い打撃が加わったのだった。
「これが幻烈翔。敵に幻を見せてその間にうらに回り込んで攻撃する技」
ぐあああっ!解説は良いからどうにかしてくれっ!体が変な方向に曲がったあだだだだだ!
体がその場でのたうち回る以外のことが出来なくのり、その後湯殿が以前見た鶴島さんの除霊のように、塩を大量に振りかけてくる、というのを味わったのだ。
・・・・・・十一月一日。九尾がお土産をもって新幹線から降りてきた。
「ただいまーっ」
その瞬間、俺の対幽霊に対する戦争は終結を迎えたのであった。
「ひーくんはどうだったの?幽霊に狙われなかった?」
「なんとか大丈夫だったよ」
「そりゃ良かったね!」
良くはない、とは思うが、結果として何事も支障をきたすことなく十一月を迎えられたので、なによりだった。
十一月一日も狐たちの宴会に誘われた。九尾の次に偉いらしい豊原さんがやってきて俺に何故か詫びた。
「守りきれなくて申し訳ない」
「いやいやこちらこそ迷惑をかけて申し訳ない」
などと謝りあいになってしまう。そんなことよりご飯食べて明るく行こうよ、と九尾の狐。何故か湯殿は酒を飲んで酔っぱらっている。こんなんでいいのか。
「良いんだよー、別に万事解決したわけだしー」
と酔った九尾が湯殿を擁護する。結果よければすべてよし、なのはまったく間違っていないのだが。そんな感じの宴会は夜遅くまで続き、冷たい風と星空のなかをたったかと軽快に歩いて帰ったのだった。
神無月編、完。
おまけ。
「何故湯殿は俺の家に住み着いているのか?」
「変?」
「変というか、なんというか、どういう成り行きなんだ」
「ひので君が助けてーって言って私を呼んだのはついこの前のことでしょ」
「確かにそうだけど」
「それにあとの家族は賛成してるよ」
「・・・・・・本当に?」
「本当」
まあはるかとかは喜びそうだけど、とき姉さんとかなにを思って賛成したのか?まあいいや。
「そうして湯殿を同棲を許した東海ひのでは、あっという間に彼女に身も心も溺れていくのだった」
「変なナレーションつけるな」
「というわけで次回「夜明け編」スタート、絶対また読んでね!」
「次回もサービスサービスっ!」
がああああああっ!!また体が動かねえっ!!またかっ!!前回の俺はぬるかった。何がもう大丈夫だ、全然大丈夫じゃねえじゃねえか!
とりあえずそのまま布団でじっとしてると、意に反してすっくと体が勝手に起き上がる。ななななななっ何をっっっっっっっ!
「ひーくんおはよー」
「姉さーんっ助けてくれーっ体が勝手に動くんだよ」
「ええっ」
「湯殿を呼んでくれえっ」
「わかった!」
幸いにも今回は喋れるので、なんとか湯殿を呼び出せる。これも幽霊の仕業だろう。しかしどういう動きをするつもりなのか。止まれーっ!!必死に勝手に動かないように踏ん張ってみる。すこしは違うけれど、俺の体を操る何者かのが力が強くて、俺の意思通りにはならない。
意に反して台所につれていかれ、なぜか右手におたま、左手にフライパンを持たせられる。
「お兄ちゃん何してるの?」
ぎょっとした表情ではるかに見られる。さっさと離れろ、と怒鳴り遠ざける。俺を操るやつはおたまやフライパンで攻撃しようとしているに違いない。本気で殴ったらタダでは済まない。
「たもとちゃん呼んできたよ」
「大丈夫?ひので君」
「体が何者かに操られているんだ、助けてくれ」
と言いつつ体は勝手に動き湯殿へ攻撃しようとする。まさにそのとき、湯殿は姿を消して、そして背後から物凄い打撃が加わったのだった。
「これが幻烈翔。敵に幻を見せてその間にうらに回り込んで攻撃する技」
ぐあああっ!解説は良いからどうにかしてくれっ!体が変な方向に曲がったあだだだだだ!
体がその場でのたうち回る以外のことが出来なくのり、その後湯殿が以前見た鶴島さんの除霊のように、塩を大量に振りかけてくる、というのを味わったのだ。
・・・・・・十一月一日。九尾がお土産をもって新幹線から降りてきた。
「ただいまーっ」
その瞬間、俺の対幽霊に対する戦争は終結を迎えたのであった。
「ひーくんはどうだったの?幽霊に狙われなかった?」
「なんとか大丈夫だったよ」
「そりゃ良かったね!」
良くはない、とは思うが、結果として何事も支障をきたすことなく十一月を迎えられたので、なによりだった。
十一月一日も狐たちの宴会に誘われた。九尾の次に偉いらしい豊原さんがやってきて俺に何故か詫びた。
「守りきれなくて申し訳ない」
「いやいやこちらこそ迷惑をかけて申し訳ない」
などと謝りあいになってしまう。そんなことよりご飯食べて明るく行こうよ、と九尾の狐。何故か湯殿は酒を飲んで酔っぱらっている。こんなんでいいのか。
「良いんだよー、別に万事解決したわけだしー」
と酔った九尾が湯殿を擁護する。結果よければすべてよし、なのはまったく間違っていないのだが。そんな感じの宴会は夜遅くまで続き、冷たい風と星空のなかをたったかと軽快に歩いて帰ったのだった。
神無月編、完。
おまけ。
「何故湯殿は俺の家に住み着いているのか?」
「変?」
「変というか、なんというか、どういう成り行きなんだ」
「ひので君が助けてーって言って私を呼んだのはついこの前のことでしょ」
「確かにそうだけど」
「それにあとの家族は賛成してるよ」
「・・・・・・本当に?」
「本当」
まあはるかとかは喜びそうだけど、とき姉さんとかなにを思って賛成したのか?まあいいや。
「そうして湯殿を同棲を許した東海ひのでは、あっという間に彼女に身も心も溺れていくのだった」
「変なナレーションつけるな」
「というわけで次回「夜明け編」スタート、絶対また読んでね!」
「次回もサービスサービスっ!」
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