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狼の巫女4
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狼の巫女4
「お、忍者は朝が早いな」
「ははは、そうだね」
大学生は二コマから始まる日は遅くまで寝られる。それを知った上で聞かれたのか、単に夏休みだからか。
「かおる君は部活?」
「いや、バイトだ、部活はもう卒業したんだ」
「何の部活だったの」
「ゲートボール」
「ゲートボール?そんなのがあるの?」
「あぁ、地域の交流ってやつだ、小学生から年寄までみんなやってるぞ」
ゲートボールなんて部活があるんだなぁ。
僕はかおる君のバイトについていくことにした。人手が足りないという。つれていかれたのは地域の診療所。看護師が帰省してしまってそれの埋め合わせだとか。ちょっと待て、それって素人がやっていいのか。
診療所に入ると若い医師が出迎えた。かおる君が僕のことを紹介する。医者は僕たちに白衣を渡した。僕は患者と世間話するよう言われた。コミュニケーションも医療のうちだという。資格がなくてもこれなら良いのか?(ダメそうではある)
白衣を来て二階の部屋に上がる。四つベッドがある部屋に一人の患者。自分と同じくらいの男だった。足が包帯で巻かれ天井から吊られている。
「あんたは」
「臨時看護士の八代です」
「そうか、俺は東京から来た佃平吉(つくだへいきち)、狼を探しに来たんだ。このけがは狼にやられたものだ、気を付けろ」
「狼の近くで女の子見ませんでした?」
「あぁ見たよ、狼の近くにいて助けようとしたら襲われたんだ」
「一人で来たんですか」
「いや、仲間と。他の奴は隣町にいるらしい」
僕も東京出身なのでしばらく東京のことで盛り上がった。話してるうちにあっという間に夕方。話してただけだがバイト代をもらって帰る。850×6=5100。藤島家に納めようと思ったらお客さんだからいいよと言われる。さすがに気が引けるので、俺のバイト代で寿司を食べることにした。出前をとるのにジーコジーコと電話をかける。
「へい、こちらは寿司のことぶき」
「特上寿司を三人前」
「まいど、31ノットで届けますよ」
しばらくして特上寿司が届いた。華やかな夕食になった。無駄遣いと言われればそれまでだが。
続きます
「お、忍者は朝が早いな」
「ははは、そうだね」
大学生は二コマから始まる日は遅くまで寝られる。それを知った上で聞かれたのか、単に夏休みだからか。
「かおる君は部活?」
「いや、バイトだ、部活はもう卒業したんだ」
「何の部活だったの」
「ゲートボール」
「ゲートボール?そんなのがあるの?」
「あぁ、地域の交流ってやつだ、小学生から年寄までみんなやってるぞ」
ゲートボールなんて部活があるんだなぁ。
僕はかおる君のバイトについていくことにした。人手が足りないという。つれていかれたのは地域の診療所。看護師が帰省してしまってそれの埋め合わせだとか。ちょっと待て、それって素人がやっていいのか。
診療所に入ると若い医師が出迎えた。かおる君が僕のことを紹介する。医者は僕たちに白衣を渡した。僕は患者と世間話するよう言われた。コミュニケーションも医療のうちだという。資格がなくてもこれなら良いのか?(ダメそうではある)
白衣を来て二階の部屋に上がる。四つベッドがある部屋に一人の患者。自分と同じくらいの男だった。足が包帯で巻かれ天井から吊られている。
「あんたは」
「臨時看護士の八代です」
「そうか、俺は東京から来た佃平吉(つくだへいきち)、狼を探しに来たんだ。このけがは狼にやられたものだ、気を付けろ」
「狼の近くで女の子見ませんでした?」
「あぁ見たよ、狼の近くにいて助けようとしたら襲われたんだ」
「一人で来たんですか」
「いや、仲間と。他の奴は隣町にいるらしい」
僕も東京出身なのでしばらく東京のことで盛り上がった。話してるうちにあっという間に夕方。話してただけだがバイト代をもらって帰る。850×6=5100。藤島家に納めようと思ったらお客さんだからいいよと言われる。さすがに気が引けるので、俺のバイト代で寿司を食べることにした。出前をとるのにジーコジーコと電話をかける。
「へい、こちらは寿司のことぶき」
「特上寿司を三人前」
「まいど、31ノットで届けますよ」
しばらくして特上寿司が届いた。華やかな夕食になった。無駄遣いと言われればそれまでだが。
続きます
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