未来郵便

R3号

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僕の両親は共働きで幼な頃から家で一人でいることが頻繁にあった。

一人の時間は嫌いではない。
別に何をする訳でも無いがただのんびり外を眺めるだけの時間が好きであった。

最近はそんな時間に頭のどこかで進路、受験、将来などの言葉が浮かんでは消えを繰り返している。

でも結局毎回何の結論も出ないまま窓辺で寝っ転がって気の抜けたあくびをして昼寝をするというのが一連の流れになっていた。

夏休み前最後の授業でこんな課題が出された。

それは「自分の将来の姿を想像して書いて夏休み後の授業で発表をする」という今の僕にとって最も難しい課題であった。

将来に対して何のイメージも持っていないことに加え、それを早く決めろと言われているようで帰路の足取りが一気に重くなった。

「将来ねえ・・・うーん・・・なんだろうなあ・・・」

 風呂に浸かりながらため息のようにそんな言葉が溢れていた。

なぜそんなに将来を決めなくてはならないのか。

今のこの人生を大切にして過ごしているだけではいけないのか。

自分でも薄々答えは分かっているのに気づかないようにしている。
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