腐男子ですが何か?

みーやん

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十一話 内なる気持ち

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蘭きゅんにお姫さま抱っこされたまま寮の部屋まで帰ってきた俺。

一気に色々なことが起こりすぎてはてなマークが脳内から飛び出で頭の上にもあるのだけれど…

そんな俺にはお構いなしに蘭きゅんはズンズンと歩いていく。ガチャと蘭きゅんのお部屋に運ばれた。そのままベッドにイン!

さっきの光景が頭によぎる。ちょっと待て俺の上に乗っかってくる蘭きゅんの肩を押し返す。
抵抗しようにも蘭きゅんの力が強すぎてそのまま押さえ込まれた。

内心すごく焦りつつある心を落ち着かせなんとか説得しようと試みる。

「ら、蘭きゅん!落ち着いて!どうしたんだよ!俺でいいなら話きくよ?」


そんな俺の言葉にもなんの反応も俺の服を脱がそうとする。

これ以上はダメだ。俺の本能がやれと言っている。
仕方がない。蘭きゅんには落ち着いて話し合いをする必要がある。

やるか。と気合を入れ思いっきり蘭きゅんのナニを蹴り上げた。
悶え苦しんでいる間に形勢逆転。俺が蘭きゅんの上に跨り押さえ込む。

「で?蘭きゅんどうしたの?」
いつものふざけた雰囲気なんて出さず少しの怒りを混ぜながら冷静に尋ねる。
いつの間にか無くなっていた眼鏡がないせいで俺の顔は全て蘭きゅんの視界に入っているはずだ。

俺の顔を見て冷静になった蘭きゅん。

「ごめん。」
ポソッと呟く声が聞こえた。

「何があったの?会計様が来た時から様子が変だったし尋ねても答えてくれないし、今だって何をしようとしてたの?」

そう聞くと、全部話すというのでとりあえず拘束を解いて2人でベッドの端に座った。
「…俺は今までノーマルで誰にもという感情を抱いたことがなかった。でも玲央。お前がこの寮に来た時に胸があったくなる様な感覚があった。これがどういうことなのか俺は俺自身で理解できなかった。していたのかもしれないけど認めたくなかった。認めちゃうときっと止められないし玲央が離れてしまうんじゃないかって思ったんだ。でもお前は人たらしでいろんなやつほいほい呼び寄せるし好意を寄せられてるのも気づかないし。だんだん我慢ができなくて…」

うんうんと相槌を打ちながらもびっくりドッキリなんだが。
更に話し始める蘭きゅん

「それで感情がコントロールできなくて気づいたら犯ろうとしてた。」
本当にごめん。今にも泣き出してしまうんじゃないかというほどしゅんとしながら頭を下げる蘭きゅん。

でもね。俺はあくまでだ。この事実は変わらない。蘭きゅんは好きだが蘭きゅんが抱いてる気持ちとは異なるものだ。伝えてしまうときっと蘭きゅんは悲しむかもしれない。でもごめんね。
「蘭きゅん。蘭きゅんの気持ちはよく伝わった。でも俺は蘭きゅんの気持ちを受け入れることできない。ごめん。俺の中で蘭きゅんは親友でおかんなんだよ。だからごめん。これからも俺の親友兼おかんで居てくれ。」

蘭きゅんは頭を縦に振る。
「そうだよな。わかってた。今までのことほんとごめんな。やっと俺の気持ちも伝えれたし!俺は満足だ!大丈夫。もう無理やり襲ったりしない。でも俺は玲央を諦めない。きっと振り向かせてやるから。」

そう言って少しうるっとした瞳でこちらを見つめニカっと笑ってみせた。
良かった。いつもの蘭きゅんに戻った…!
最後の言葉は聞かなかったことにしよう。
すまない…‼︎

ほっとしたら俺のお腹がグーと悲鳴をあげていた。
そういえば昼ごはん食べそびれてた!
ちらっと蘭きゅんの方見ながらお腹すいたあとアピールをする。

クスクスと笑う蘭きゅん。
「よし!ご飯にするか!」
そう言ってキッチンへ向かう蘭きゅん。その後をついていくが門前払いされた…。
なんでだよ!
チクチク蘭きゅんの周りを回りながら文句を言っていると脳天にチョップを食らった。
蘭きゅんのばかやろう!頭が真っ二つに割れたらどうするのさ!
スッと二発目を用意する蘭きゅんサッと行儀良く机の前に座る。

それを見届けた後にまたキッチンに向かって料理を始めた蘭きゅん。

蘭きゅん。これからもこんな風にバカなことしながら仲良くしてね‼︎



第一部完結
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